[練習作品]立派な魔王になる物語   作:喰理夢

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五魔

護堂は,数日ぶりに日本へと帰ってきた。

 

「やっぱり日本は落ち着くな」

長年住んでいたことにより慣れた気候に触れ護堂はそう呟いた。

 

「とりあえず家にでも帰ろうかな。バスと歩きどっちにしようかな。まぁ,歩きでいいか」

別に急いでもないのでゆっくりと歩いて帰ろうとしていた護堂に一人の不思議な気配を纏った男性が声をかけてきた。

 

「あなたが草薙護堂さんですね?」

 

「ああ,俺が草薙護堂だけど・・・どうかした初めまして?」

 

「これは失敬。申し遅れましたが私,甘粕とお申します。カンピオーネであるあなたにあえて光栄です」

 

「どこでそれを?」

 

「ああすみません。私,正史編纂委員会に所属していまして今現在はあなたの事でもちきりなんですよ。あと,どこでカンピオーネになったのかを知ったかは簡単ですよカンピオーネの存在は瞬く間に世界中に広がりますからこちら側の人でもうあなたの事を知らない人はいないと思われます」

 

「・・・で,あなたはどうして俺に会いに来たんですか?」

情報が回るのがあまりにも早く口止めをしておけばよかったなと後悔しながら護堂は甘粕にそう質問した。

 

「いえあなたに顔を覚えていただくために参上したんです」

 

「そうか,じゃあ俺は疲れてるからもう行くよ」

護堂は言い放ち甘粕に背を向けようとしたがまだ終わっていないとばかりに甘粕が声をかけてきた。

 

「草薙さん,どうせなら送っていきましょうか」

 

「いやいいです。一人になりたいんで」

 

「そうですか。では私もそろそろお暇しますね」

護堂は今度こそきっぱりと別れの言葉を言い帰っていった。

 

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「懐かしの我が家っ」

まぁ数日しか経ってないんだけどな・・・旅行に行って帰ってきただけなのにこんなに懐かしく感じるのはなんでなんだろうな。まあそれはいいか。

 

「ただいまー」

 

「えっおにいちゃん?いつ帰ってきたの。それよりなんで連絡くれなかったの!」

帰ったらいきなり妹の静花に叱られる護堂である。

本当のことを言ったらだめだろうなやっぱり

 

「ごめん電波が通じなくて連絡できなかった」

苦し紛れの言い訳をする護堂であった。

 

「それなら公衆電話とかがあったんじゃ・・・まあお兄ちゃんがぬけてるのは昔からだもんね」

ぐっ俺ってぬけてるのか・・・

 

「あっそういえばエリカっていう声がとてもきれいな人から電話があったよ?一体どこで知り合ったのよ。やっぱりおじいちゃんの血を継いでるんだね・・・」

エリカから電話?何の用だってかどこで家の電話番号を知った・・・

 

「おじいちゃんと俺は違うよ俺はあそこまではなりたくない」

 

「まぁいつまでそんなこと言えるかな。電話あとでまたかけるって言ってたからそろそろかかってくるかな(トゥルルルル)噂をすればってやつだね。じゃあご飯の準備してくるから」

 

(ガチャ

「もしもしエリカ?」

 

「そうよ」

 

「どこで家の電話番号を知ったんだ?」

 

「?電話番号は電話会社にいる組織の人に聞いたの」

個人情報だだもれだな・・・

 

「まぁいいやそれで用は?」

 

「あなたのもとにとあるものを送ったからそれを大事に持っておいてね。たぶん明日の朝には着くと思うから」

 

「エリカから贈り物?嫌な予感しかしないんだが・・・。」

 

「そんなこと言わずに受け取ってね」

 

「まぁ,受け取るけどさどんなものなんだ?」

 

「それは着いたらわかると思うわあなたならね」

 

「なんだその含みのある言い方は」

 

「まあよろしくね」

 

「わかった。用はそれだけか?」

 

「ええそれだけよ。」

 

「じゃあもう切るからな」

 

「きっとあなたは私に感謝するとおも(ガチャ)

あいつ最後何か言ってたか?

 

「おにいちゃーんご飯出来たよー」

 

「おう。今行く」

いくら考えても明日にならないとわからないからな。まあ,とりあえず今はご飯だ。

 

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次の日の朝

・・・エリカあいつ新しい問題を俺押し付けやがったのか!

朝一番で送られてきたものは神具ゴルゴネイオンというものであった。

 

「あのやろー問題をおしつけやがって」

これどうすっかな(トュルルルル

携帯が鳴ったそして不在着信・・・最近こんなのばっかだな

(ピッ

「もしもし護堂ですけど」

 

「草薙さん昨日お会いした甘粕というものですが」

何回も言うが個人情報だだもれだな

 

「甘粕さん・・・ああ空港であった」

 

「そうですその甘粕です。今日お電話したのは草薙さんにお願いがあっての事でして」

お願い?

 

「どうかしたんですか」

 

「実は正史編纂委員会のものが日本に神具が持ち込まれたとのことだったのでもしかしてと思いまして」

甘粕さんは確信があるような声音でそういった。

 

「神具・・・確かに今手元にありますねうん」

 

「やはり草薙さんでしたか。そしてお願いの方なんですがあなたの家の近くにある七雄神社というところに来ていただくことはできますか?」

 

「七雄神社ですか・・・まぁ今は時間もあるので構いませんよ」

 

「そうですか,ありがとうございます。ではお待ちしております」(プチっ

 

「まぁ約束もしたから着替えて行くとしようかな」

護堂は着替えるために自分の部屋へと戻っていった。

 

 

 

 

 

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