[練習作品]立派な魔王になる物語   作:喰理夢

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よろしくお願いします!


八魔

「草薙護堂よ。妾にはもうなすすべがない,殺すがいい」

かろうじて生きているアテナは護堂にそう言った。

 

「中々にいい知略を張り巡らせてたな,流石は智慧の女神だ」

自分を苦戦させたことを褒め称える。

 

「智慧の女神であるこの妾が知らぬ魔法があるということを知り,その魔法を知り尽くしたいという気持ちはあるが,負けた妾はこの気持ちを抑え込むとしよう」

己が知らぬ事を知り尽くしたいという智慧の神らしい考えだ。

 

「まぁ,別に俺はお前を倒さないといけない理由もない。そこでだ,俺と主従の契約を結ばないか?神であるあんたが人間と結ぶのは嫌かもしれないがそこは負けた者としてまけてくれよ。それにあんたが知らない魔法を俺は教えることが出来るしな」

 

「主従の契約か・・・勝者がそれを望むのであれば敗者はその考えを飲むとしよう。妾が知らぬ魔法を知りたいがゆえに結ぶのではないそなたが望んだから結ぶんだぞ」

自分の欲求も契約する理由の一つか・・・

 

「あと契約するにあたってあんたの神の力は封印させてもらうぞ?」

 

「かまわない,どうせ使うこともなかろう」

 

「なら怪我もとかもやばそうだから先に怪我を直すかアーティファクト発動『コチノヒオウギ』 さて早目に契約結ぶか」

 

「あれほどの怪我が一瞬で治るとはな。そういえばどうやって契約を結ぶのだ?それも魔法なのだろう?」

 

「あー・・・キスをしたら契約完了だ。ついでに契約完了したらアーティファクトっていう魔法具が手に入るから」

 

「そなたは妾が知らぬことをたくさん知っておるな」

 

「・・・あんたになら言っても別にいいか。俺は本来はこの世界の人間じゃない,とある人から力をもらってこの世界に来たんだ」

 

「それならば説明がつく。この世界のことで知らぬことはないはずだからおかしいと思った」

 

「もうこの話は終わりださぁ契約しよう。[契約術式展開]」(パァ

 

「女神のキスだ嬉しく思え」

アテナがそう言った次の瞬間護堂とアテナがキスをし契約が完了した。

 

 

 

 

「ほら契約が完了したぞ。これがあんたのカードだ」

 

「ほう,これは契約書のようなものなのか?」

 

「ああ確かに契約書みたいなものだな。あとアテナのアーティファクトが収納されているはずだ」

 

「これがアーティファクトか?指輪が描かれているんだが」

 

「それは見たことないタイプだな。効果ってわからないのかな《幻想世界の神秘に新着の通知が入っています。》」

 

「これも通知されるのか《我が道を示せ》」

通知されたものにはこのアーティファクトの名前と効果が載っていた。

 

「アテナ,これは[契約の指輪]っていう俺と契約した奴がもらえるものらしい。ちなみにアテナ専用のアーティファクトはまだ発動できないんだってよ」

 

「[契約の指輪]か名前がそのままだな」

 

「あーそこは気にするな。ちなみに効果は,俺の持っているアーティファクトの一時譲渡らしい」

 

「つまりそなたの力の一端を借り受けることが出来るということか,それは心強い」

 

「っとそろそろアテナの力を封印しようかな。『術式封印』」

アテナの周りに様々な色をした術式が現れた。

 

「アテナの力を封印。依代はアテナのカードでいいか」

そういうとアテナのパクティオーカードが光りアテナを覆っていた術式が消えた。

 

「これで終わりだ。緊急時はカードを使えば力を引き出せるようにしとくからそれで身を守ってくれ」

 

「力がなくなると体が重くなった気がする・・・。だが体は前みたいに小さくはならないのだな」

体が重くなったことに対し不満を言いながら疑問を護堂に問う。

 

「まぁすぐに慣れるさ。体は小さくていいことなさそうだから大きいままにしといた。そろそろ元の場所に戻るぞ」

あーそういえばアテナのことなんて説明しようかな

 

「まぁ,どうにかなるだろ」

 

「なにか言ったか?」

護堂の言葉に軽く反応をするアテナ

 

「いや,アテナのことなんて説明しようかなってな」

 

「そこら辺はそなたに任せるぞ。そういえばそなたは妾になんて呼んでほしい?」

 

「・・・任せるよ」

 

「では主と呼ぶとしよう。それともご主人様がよいか?」

軽く笑いながら護堂にそういった。

 

「・・・主で頼む」

一瞬だけアテナからご主人様と呼ばれるのを想像してしまった護堂

 

「そうか,なら主と呼ぶとしよう」

 

「[アーティファクト解除]」

解除といった瞬間護堂とアテナは初めて会ったビルの屋上にいた。

 

「よし戻ったな。万理谷のところに戻るとするか,アテナ高速移動とかできるか?」

 

「その程度造作もないぞ主よ」

 

「じゃあ俺の後についてきてくれ『縮地无疆+虚空瞬動』」(ザンッ

護堂は呪力をたくさん纏わせた足で宙を蹴りものすごいスピードで万理谷がいる場所へ駆けて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 




契約者一人目デス

アーティファクト『コチノヒオウギ』は傷ついてから3分以内のケガを完全に治癒させるというものです。

[契約の指輪]は主とのアーティファクト共有するための回路のようなものです。

『術式封印』は一つの魔法などを封印するものです。今回は神性というものを一つに見立て封印しました。

縮地无疆は一瞬で70m位移動する瞬歩の強化版です。ちなみに距離は500m位です。

虚空瞬動は宙を蹴り方向を転換又は上へとジャンプするものです。二段ジャンプに近い気がする(独自解釈)
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