その日、俺たちは七海に呼び出されてホテルのロビーに向かっていた
「七海さんが僕たちに用って…一体なんなんだろうね?」
そう俺に問いかけるのは狛枝、コイツも俺と一緒で七海に呼ばれたので、俺たちは一緒にホテルのロビーに向かっていた。
「ふぅ…ついたな。おい七海、いるか?」
ガチャっとホテルのドアを開けると、そこには七海、左右田、小泉がいた。
「あっ日向君に狛枝君。来てくれてありがとう」
「日向に狛枝か…それに左右田に小泉で…これで面子は揃った感じか?」
「ちょっと、私はまだ参加するなんて言ってないわよ?確かに久々にTRPGやりたいとは言ったけど。」
三人がそれぞれの反応をするなか、俺が七海に問いかける
「七海、俺たちを呼んだのはどういうわけなんだ?」
すると七海はえっへんとばかりに胸を張り
「うん、日向君たちにはちょっとTRPGに参加してほしいかなって思って…この島にいる人達だとTRPG経験者ってこの5人だけみたいなんだよね…」
「なるほどね…そういえば左右田君はともかく小泉さんもTRPGをやるんだね。結構意外だな」
狛枝の何気無い一言に俺も同意する。小泉って結構まじめなイメージがあるし、ゲーム自体そこまでやるような印象がない。
「ほら、TRPGって演技したり、色々奇想天外なことが起こったりするじゃない?そういうときって結構シャッターチャンスだったりするのよ」
「なるほどな…小泉らしい理由だな。というか七海、TRPGっていっても何をするんだ?奇想天外…っていったらクトゥルフとかパラノイア辺りか?」
「ふっふっふ…今回やるTRPGはね…てれてれってれ~シノビガミー」
どこが聞いたことのある曲を口ずさみながら七海が鞄から取り出したのはシノビガミのルールブックだった
「シノビガミか…ちょっとマイナーだな、俺はそれなりにやったことがあるが、みんなは?」
「僕は数回だけだね。スタートブックの上だけをつかって何回か遊んだよ」
と狛枝
「俺もその程度だな」
と狛枝についで答えたのは左右田
「私は上下を使って何回かやったことがあるわね。一応上忍になれるくらいまでは功績点は貯めたわ」
と小泉
「小泉はそれなりにやりこんでるな…俺も小泉と同じくらいだ。退魔編も一度だけならやったことがあるぞ」
「ふむふむ…なら今回はスタートブックの上下を使ってやろうかな。私がkpをやるね。じゃあ下の追加ルール…下位流派やその忍術を左右田君と狛枝君に説明するね」
そういって七海が説明を始める。
ふぅ…久しぶりのTRPG……しかもシノビガミか…ちょっとわくわくしてきたぞ!