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「待たせたな、弾、数馬。」
第四アリーナの一角に設けられた楽屋に、
生徒会長の織斑一夏が到着した。
彼より先に楽屋内に居た秋良、弾、数馬の三名は、
既に衣装合わせ、メイクを終わらせつつあった。
「遅いぞ一夏、後20分しかねぇぞ。」
「そーそー、早く準備しろよ?」
「分かってるさ、数馬、お前それ誰のメイクだ?」
既に衣装合わせを終えていた数馬に、
一夏はメイクの由来を尋ねた。
「ん?俺は参謀だが?」
「じゃあ俺は長官で行くか?」
「悪くねぇんじゃねぇの?」
意見を交えつつも、
一夏は数馬の手を借りつつ、メイクを施していく。
「髪型は弄らなくても良いか、カツラなんて無いしな。」
「だな、弾は・・・、和尚か?」
「その通り。」
かなりゆるーい受け答えをしていると、
楽屋の扉が開き、最後の一人である雅人が入ってきた。
「お待たせー、変な女に捕まっちまってな。」
「遅いぞー。」
「ワリィーなー。」
雅人も弾に手伝って貰いつつ、
メイクを施していき、着る衣装を選ぶ。
残り十分を切った所で、全員の用意が完了した。
「終わったよ、戦闘服はどうする?」
「なるべく派手なので行くか。」
「閣下も殿下も準備が出来たみたいだな。」
「何時でも行けるよ。」
それぞれ自分の楽器を携え、
直ぐにでも行ける様に準備していた。
その時、楽屋の扉がノックされ、
一人の女子生徒が入ってきた。
「生徒会の皆さん、出番で・・・、ヒィィッ!?」
出番を告げに来たのであろう女子生徒は、
部屋の中に居た悪魔達を見て悲鳴をあげていた。
それもそうだろう、彼等のメイクは本物の悪魔達に限り無く近い領域に達しているからである。
「御苦労!それでは諸君!行くぞ!」
悪魔五人は、舞台に向けて動き出した。
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話は少し遡り、
文化祭の前日より貼り出された一枚の広告があった。
『生徒会特別ライブ!織斑兄弟の男友達二名参加!!』
と言う、撒き餌の様な掲示があったのだ。
「特別ライブですって!?」
「それも男だけのバンドだって!!」
「デュフッ!!ネタを仕入れるわよ!!」
女子校であるIS学園では全くと言って良いほど起こり得ない事態に、
女子生徒達はざわめきだった。
そして当日、
会場である第四アリーナの客席は満員御礼となり、
女子生徒達は始まるのを今か今かと待ちわびていた。
因みに、第四アリーナはドーム型をしており、
その気になれば屋根を閉める事もできる。
今回は暗い雰囲気で演奏したいと言う、
生徒会の強い要望にて、屋根は閉じられている。
まあそれは置いといて・・・。
「凄いね、これだけ集められるなんて。」
「そうだな、兄貴に秋良に雅人、それに兄貴の友人が居るときた、
気にならない訳が無いからな。」
簪とラウラは最前列の席に座り、
会話を交えつつ、彼等の登場を待ちわびていた。
「僕はどんな感じか知ってるよ?だってリハーサルを見学してたからね。」
「左に同じですわ、迫力がありましたわね。」
「良いなぁ~、アタシも見たかった~。」
リハーサルを見学していたと言うシャルロットとセシリアを、
鈴は少しうらめしく思いながら愚痴る。
「何にせよ、いくらリハーサルで巧くても、
本番で失敗するのだけは見たくないな。」
箒が呟いた言葉に納得したのか、
皆、その通りと言わんばかりに首を縦に振っていた。
その瞬間、
アリーナ内の照明が落ち、一気に暗い雰囲気に包まれた。
「いよいよだね。」
「楽しみですわ。」
ディストーションを掛けられたギターの音が響き、
それに追従するようにベースとドラムの重低音が響いてくる。
ステージにボーカル以外の四人が床下から上がってきた。
それだけでアリーナ内は黄色い悲鳴に包まれる。
四人はそれぞれ目をあわせ、
己の楽器を携え、おどろおどろしい音色を奏でていく。
曲名、『創世記』
スモークが噴き出し、
曲の終盤にボーカルが姿を現す。
「フハハハハハハ!!地獄の皇太子!!」
普段の秋良の声とは全く違う悪魔の様な笑い声と共に、
彼は曲名を叫ぶ。
悪魔の主を祝福するような歌詞と共に、
ハイテンポかつ、重いイメージが漂う曲だ。
凄まじいシャウトに負けじと、
ギタリストの二人は己の愛機を掻き鳴らしていく。
ベースラインは彼等を支えるべく、
力強い土台を作っていた。
「諸君!悪魔のミサへよぉうこそ!このIS学園は我々に一時占拠される事になった。
我輩がボーカルを務める秋良閣下である!」
曲が終わり、MCのトークタイムに入り、
メンバー紹介に移る。
「なんか何時もの秋良じゃないね・・・。」
「恐い・・・!」
「鈴、泣くな、秋良が不憫だ。」
簪が驚き、鈴は少し泣いて、ラウラは鈴を必死にあやしていた。
「ギター!一夏長官!!」
紹介された一夏はタッピングを交えた速弾きを披露する。
「凄い!!」
「流石は一夏様ですわ!!」
シャルロットとセシリアはリハーサルで見た演奏よりも凄まじい弾き方に驚き、
一夏のすさまじさを改めて実感していた。
「ギター!数馬参謀!!」
数馬は一夏に負けじと己の手腕を見せつける。
「ベース!弾和尚!!」
弾はグルーヴ感溢れる音色を奏でていく。
「ドラム!雅人殿下!!」
雅人は凄まじい勢いでドラムを叩き、観客を煽る。
「我々は地獄より出る悪魔である、
諸君らに不幸をもたらす事こそ、我々の任務である!」
煽り台詞を吐き、
次の曲へと入っていく。
二曲目、『Jack the ripper』
19世紀末、
ロンドンの街を恐怖に陥れた伝説の猟奇殺人犯、切り裂きジャックをモチーフにした曲だ。
肉を切り裂く音の様なギター音に被さる様に台詞が入り、
メタル色の濃い音色がアリーナ内に響き渡る。
中でも圧巻なのは、
秋良の連続でのシャウトと、
メンバー全員が同時に『殺せ!!』と叫ぶ場面だった。
「凄すぎる・・・!」
「あぁ、テクニックもそうだが、勢いが違い過ぎる!」
簪と箒が興奮した様に叫び、
口々に褒め称える。
「連続で行くぞ!叫べ!!」
三曲目、『Save Your Soul ~美しきクリシェに背を向けて~』
先程までのおどろおどろしい曲調とは違い、
在り来たりな事象からの脱却と言うメッセージを籠めた透き通る曲調が特長である。
この曲は、一夏ではなく数馬がギターソロを披露した。
見所は、最後の大サビでのバックコーラスとハモる部分だ。
「綺麗な曲だね・・・。」
「はい・・・、一夏様の歌声もお綺麗ですわね・・・。」
シャルロットとセシリアは美しい音色に聞き入り、
惚れ惚れとしていた。
再び曲調が変わり、少女の悲鳴にも似たノイズが混じったギター音に、
観客は皆、一様に震えた。
そして、一夏のギターリフが響き、
それに追従するように他の面子も演奏を始める。
四曲目、『蝋人形の舘 99's』
ロック色が濃い音色に、おどろおどろしい歌詞が特長である。
本家を代表する曲である。
そのリズムに合わせ、観客達は一様にヘッドバッキングを行っていた。
ギターソロの際、一夏はアドリブを交えつつ演奏し、
より重厚感を持たせた演奏テクニックを見せ付けた。
演奏が終わり、
遂にラストナンバーになってしまった。
「諸君!残念だが次がラストナンバーだ!
諸君らの理想郷は目の前にある!」
ラストナンバー、『El dorado』
理想郷、幸せを見失わない様に歩き続けろと言うメッセージが籠められた曲を、
彼等は万感の思いを胸に演奏する。
演奏が終わり、構成員達は観客席に向け手を振り、
ステージの中央に集まる。
「それでは諸君!地獄で会おう!フハハハハハハ!!」
大歓声の中、
構成員達は光の中へと消えて行った。
こうして、生徒会によるミサは幕を閉じた。
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side雅人
ミサを終えて、
俺はステージ裏からピットを通り、
更衣室に戻ってきた。
他の面子は先に行ってしまい、
此処にいるのは俺独りだ。
興奮冷め遣らぬ中、
先程から何故か人の視線を感じる。
それも何かのタイミングを見計らっているかの様な感じだ。
誰だ?
気配としては俺が知ってる奴ではなさそうだ。
「隠れているのは判っている、出てきたらどうだ?」
振り向きつつ声をあげると、
ロッカーの影から一人の女が姿を現す。
「アンタは・・・、巻紙礼子・・・?」
何故彼女が此処に・・・?
「はい、加賀美雅人さん、貴方のISを頂きにあがりました。」
「ッ!?」
殺気を叩き付けられるのと同時に巻紙女史が動き、
俺の腹に蹴りを入れようとしてくる。
「クッ!」
咄嗟に腕を振り下ろし、
蹴りを何とかやり過ごして距離をとる。
「ちっ!避けやがったか!!」
そうだ、思い出したぜ。
コイツは確かファントムタスクのオータムだったか・・・。
「短気な女は嫌われるぜまったく!」
「はっ!ほざいてろガキが!その言葉が倒されても吐けるかな!?」
「試してみろ!」
敵ならば容赦はしない!
そう思い、ドレッドノートをイータ形態で展開し、
臨戦体制を整える。
オータムもISを展開し、俺に向かってくる。
蜘蛛の脚みたいで気持ちワリィなまったく。
あれに格闘戦を挑むのは少々無謀だが、
流石にイータユニットのバスターモードじゃあオーバーキルだな。
ま、敵に情けをかける程、俺は優しくはないがな。
そう思いつつ、イータユニットをバスターモードにし、
大出力ビーム砲を撃つ。
「なにッ!?うぉおぉっ!?」
彼方も俺がまさか大出力ビーム砲を撃つとは思っていなかったらしく、
何とか回避するが左側のアームが全て破壊された。
「はっ!なんだこの程度かよ!大口叩いた割には大した事ねぇな。」
「このガキがぁぁぁぁっ!!」
嘲笑半分で挑発してやると、
絵に書いたような単純さで俺に突っ込んでくる。
「その様では、戦場では生き残れんぞ。」
タクティカルアームズを呼び出し、
横凪ぎしてオータムの腹部に斬撃を叩き込み、
追撃として蹴りも入れておいた。
「ぐえっ!?」
しまった!さっきのビームで壁に穴が空いた所の近くにやっちまった。
このままでは逃げられかねん!!
「逃さん!」
捕縛するべく駆け出すが、
それより早く奴はISのコアを抜き取り、
機体を自爆させて逃げてしまった。
俺はというと、まんまと足留めを喰らい、
結局オータムに逃げられた。
「クソッ!逃がしたか・・・!!」
まあ良い、後は一夏が何とかしてくれるだろう、
連絡も入れといたしな。
その前に俺にはやらねばならん事がある。
「・・・、この壁どうしよう・・・。」
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「クソッ!クソッ!クソォッ!!」
IS学園に近い場所にある雑木林を一人の女が悪態をつきながら走り抜けていた。
彼女の名はオータム、
テロ組織亡國企業に所属するIS乗りである。
彼女はつい先程、
加賀美雅人操るドレッドノートに敗れ、敗走中なのである。
「よくも私をコケにしやがって・・・!!
殺してやる!なぶって刻んで!バラバラにしてやる・・・!!」
雅人に復讐する光景を思い浮かべ、
下卑た笑みを溢す。
しかし・・・。
「止まれ。」
「ッ!?」
そんな彼女に死刑宣告にも等しい物が振りかかる。
首筋に鉄の冷たさを感じ、
オータムは思わず立ち止まる。
「だっ、誰だ!?」
「テロリストに答える義理はねぇな、
さて、降伏はムダだ、抵抗しろ、そして死ね。」
オータムに冷たく言い放つのは、
IS学園生徒会長の織斑一夏であった。
彼の周りにはブルー・ティアーズを展開したセシリアと、
リヴァイヴを展開したシャルロットが己の武器を手に持ち、佇んでいた。
その様子は、もし一夏がオータムを仕留め損ねても、
自分が殺せると言う意思表示に他ならなかった。
「まっ、待ってくれ!情報ならなんだって吐く!
だから命だけは・・・!!」
オータムの命乞いを聞き、
セシリアとシャルロットの眉が少し動く。
亡國企業の情報、
それはこれからの戦いにおいて重要な物になってくる。
だが・・・。
「確かに情報は欲しいが・・・、
どうせ貴様ごとき三下が知ってる情報なんざたかが知れてる。」
「・・・ッ!?」
一夏に命乞いなど通じない、
それに、彼はオータムの言葉の信憑性に賭けるより、
此処で殺しておいた方が後の為だと判断したのだ。
「つまり、貴女の要求は棄却されました、直ちに死刑執行させて頂きます。」
「待て!待ってくれ!!」
言うが早いか、今だ命乞いを続けるオータムの脚を、
フラガラッハ3ビームブレイドで斬り飛ばした。
一瞬だけ焼かれる痛みが走ったが、
直ぐ様そんな物は消える。
当然だ、神経も丸ごと斬り飛ばされたのだから・・・。
「あ・・・、あぁ・・・!!」
恐怖に顔をひきつらせながらも、
悪魔のごとき男から逃れるべく、オータムは惨めにも地面を這いつくばった。
「情けねぇ事この上無いな、
人間として死なせてやろう、それが俺の最大級の敬意だ。」
彼はビームブレイドを逆手に持ち、
オータムの顔面目掛け突き立てようとした。
正にその時・・・。
「一夏様!!何か接近してきますわ!」
「分かってる、恐らくサイレント・ゼフィルスだ、
シャル、さっき渡したアグニは使えるな?
俺に近付けさせるな、出来たら討ち取っても構わん。」
「「かしこまりました。」」
セシリアの報告に眉ひとつ動かすことなく指示し、
彼女達は彼の命令を実行すべく行動に移る。
セシリアはバッスロット内よりフォルテストラを呼び出し装着し、
シャルロットは一夏から借り受けていたアナザートライアルランチャーストライカーを装備する。
そしてまもなく、上空からブルー・ティアーズによく似た機体が急降下してきた。
サイレント・ゼフィルス。
亡國企業に強奪されたイギリス製IS、ブルー・ティアーズ系二号機である。
「はっ!」
セシリアはミサイルをばら撒き、
回避するであろう方向にリニアガンを撃つ。
「ふっ。」
しかし、その程度折り込み済みなのか、
サイレント・ゼフィルスは苦もなく回避し、
オータムを捕縛していた一夏に迫ろうとする。
「させないよ。」
シャルロットはアグニのトリガーを引き、
砲口から大出力ビームが放たれる。
「チッ!」
サイレント・ゼフィルスのパイロットは舌打ちしつつ、
アンブレラビットを犠牲にしつつも射線上から逃れる。
「逃しませんわよ、姉機体として沈めて差し上げますわ!」
「一夏に仇なす敵は、僕達が消す!」
セシリアとシャルロットは戦意をたぎらせ、
サイレント・ゼフィルスに向かっていく。
サイレント・ゼフィルスからビットが射出され、
砲口からレーザーが発射される。
「この程度!!」
「当たらないよ!」
屈折したレーザーすら、
二人は阿吽の呼吸で回避し、次々にビットを撃ち落としていく。
「バ、バカな・・・!?」
「敵を前に停まるとは、愚の骨頂!!」
ビットが全基撃ち落とされたのが意外だったのか、
サイレント・ゼフィルスは思わず動きを止めてしまう。
その隙を逃さず、
セシリアは脚部アーマーよりビームサーベルを引き抜き、
一気にサイレント・ゼフィルスに迫る。
不意討ちじみた攻撃に、
推進基の一部が欠損、飛行に支障はないが戦闘に支障が出るレベルになってしまった。
「しまっ・・・!!」
「これで!!トドメで「待てセシリア。」!」
最後の一撃を叩き込もうとしたセシリアは、
愛しの男の声に光刃を止める。
しかし、殺気はサイレント・ゼフィルスに向けたまま、
彼の言葉を待つ。
「ソイツに引導を渡す役目は俺だ、それに・・・。」
一夏はそう言いつつ、自身の足下に転がっていた、
オータムだった肉塊を持ち上げる。
全身をズタズタに切り刻まれ、
最早人間であった事すら判別出来ない程になっていた。
他に人がいなかったのが幸いし、
一夏は何時も以上に敵をスプラッタにしたのだ。
「アラクネのコアも破壊した、
挑発行為としては上々の結果だろうな。」
一夏は肉塊を放り捨て、
ゆっくりとサイレント・ゼフィルスの方に近付いていく。
さながら、絶対的な死が足音をたてて近付いてくる様な雰囲気がした。
「さて、織斑マドカ、貴様には此処で消えてもらおう。」
「なッ!?何故私の名を!?」
一夏が自分の名を知っていた事に驚愕するが、
彼にとっては至極どうでもいい事だ。
「これから死ぬ奴が知ることではないな。」
反撃することも出来ないマドカに、
一夏は躊躇うことなくビームブレイドで斬りつけようとした。
だが、その刹那、彼等の間に一筋のビームが通り抜けた。
「なにッ!?」
予想外の攻撃に、一夏はセシリアを庇いつつマドカから距離を取り、
ビームが飛んできた方向を睨みつける。
「一夏!周囲三方向から接近してくる機影があるよ!!」
「こんな時に!何処のどいつだ!?」
シャルロットの報告に毒づきながらも、
一夏はメインモニターの倍率を上げる。
そこに映ったのは、赤と青のツートンカラーの胴体に、
灰色の下半身を持ったストライクによく似た形状の機体だった。
「ストライクダガーだと!?」
転成者である一夏には、その機体に見覚えがあった。
ストライクダガー
ストライクの簡易量産機である。
生産コストを抑える為に、ストライカーパック接続プラグがオミットされている。
しかし、運動性はストライク譲りの物がある。
「セシリア!シャル!後方と左舷の敵は任せた!
油断するなよ!ストライクと戦っていると思え!!」
「分かりましたわ!」
「後ろの敵は任せて!」
一夏の指令を受け、セシリアは左側から攻めてきたストライクダガー三機に対し、
ビームサーベルを投擲し、一機を撃破。
流れ動作でビームサーベルを逆手に持ち、もう一機の背後にスラスターを使って回り込み、
そのままビームサーベルを突き立てた。
その隙を狙ったのか、最後の一機がビームサーベルを引き抜き、
猛然と迫るが、フォルテストラをパージし、ビームサーベル二刀流で胴を斬り裂いた。
シャルロットはアグニを構え、ダガー二機が接近してくる前にトリガーを引き、塵へと還した。
「はっ!」
一夏は前方の二機の胴をビームブレイドで斬り裂き、
その後ろにいた一機にワイヤーアンカーを射出、
頭部を破壊した後地表に叩き付け、ショーティーによる連射でズタズタに撃ち抜いた。
「脆い!この程度の戦力で俺達を倒せるとでも思ったか!?」
一夏は叫びつつも索敵を行い、
サイレント・ゼフィルスに逃げられた事を悟った。
「ちっ、逃げられたか・・・、まあ良い、次は殺す。」
舌打ちしつつ思考を切り換え、
ビームブレイドをノワールストライカーのウィング部に格納する。
「逃げられてしまいましたね。」
「追い掛けなくて良いの?」
ISを解除したセシリアとシャルロットが彼の元に歩み寄り、
追撃の有無を確認する。
「構わんさ、面倒な事になりそうだしな、
それより、そこに転がってる肉塊の処分に行くぞ、着いてこい。」
「かしこまりました。」
「分かったよ。」
一夏もストライクノワールを解除し、
三人は肉塊を担いで林の中へ消えていった。
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はいどーもです!
自分の趣味でバンドを選びましたけど、
良かったのかなぁ・・・?
まあ良いか。
さて次回予告
ハプニングもありつつ、
文化祭は終わりを告げる。
次回インフィニット・ストラトス・アストレイ
文化祭終焉
お楽しみに!