あなたの為なら死ねる   作:メンヘラのかけソバ

4 / 9
上げられなかった……orz
5周年という記念日には間に合わなかった!(涙

でも頑張って書いた。
色々トラブルがあったのさ。




第4話

 

 

 

前回のあらすじ

 

くろめのスリーサイズが知りたいッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな訳でやってきたのは零次元。またの名を『零の領域(プラットフォーム・ゼロ)』。

これが随分と気味の悪い場所である。空は裂け、地は砕け、海は割れている。なんというか空間そのものの侵蝕が激しい場所だ。簡潔に言い表せば世紀末。ちなみにこれらの裂け目からは主人様の負の念がひしひしと伝わってくる事からこの惨状はあの人が起こした、もしくは意図したものだろう。

 

 

未だ、ここに来てから生物とは出会っていない。そもそもこんな環境に住めるのか疑問ではあるが、………多分住めないな。

けれどもモンスターには沢山出会った。しかも皆さん口が達者で、ペラペラペラペラと良く喋りましてね。もう、うるさいったらありゃしない。アッパーかまして舌噛ませてやったよ。つまり物理的に口を閉じさせました。

 

 

 

 

そんなこんなで路地を歩き回り、角を曲がると目の前に黒い影が現れる。

影もこちらに気づいたようで睨みを利かせていた。

 

 

ほらね、言ってるそばから出てきたよ。

なにあのキモいモンスター。クモと人間が合体した様なやつ。しかも見た目に合わずレーザーみたいなの撃ってくるのよね。

 

 

 

 

 

 

「シネ」

 

 

直後、件のモンスターから鮮血の様に紅い閃光が放たれた。

それは大地を削りながら俺へと迫り来る。

しかし、ただ見ている俺ではないので軽く横へと跳び、躱す。その後、閃光は俺の背後にあった大木を薙ぎ倒し、漸く消えた。

 

「うわぁ、食らったら痛そうだな」

 

出来ればくらいたくはないものだ。

その為にもさっさと倒すに限りますな。

 

「闇よ」

 

己に封じられし闇を解放する。

それは黒い霧の様な形状であり、女神が持つ『シェアエネルギー』とは対極に位置する『ネガティヴエネルギー』。多分、主人様のおかげで負の感情に満たされたこの空間でならば、かなりの密度で闇を展開出来る。

 

 

闇は徐々に右腕へと纏わり憑き、姿を変えた。

 

 

 

……禍々しい漆黒の刃を形成する。

 

 

 

 

俺はこれを『魔刃』と呼んでいるが、主人様曰く、これが出来る俺はかなりの芸達者だとか。

そもそも形など不定形どころかないに等しいエネルギーで、何の補助もなしに物体を形成する事自体、かなりのものらしく、もはや曲芸らしい。冷静に考えてみれば女神達もプロセッサユニットとかいう機械を用いて力を使っている。……なんとなく、己がどれだけ非常識か理解できてしまった。

 

 

難しいとは言うが、俺に言わせれば簡単なイメージだ。こんな風に形を変えたいと思えば勝手に変わる。剣をイメージしているから『魔刃』になる訳で、弾丸をイメージすれば『魔弾』にもなるのだ。

 

それを教えた時の主人様は心底驚いた顔をしたのを覚えている。これも普通は出来ないし、主人様でも出来ないと言っていた。2人で出した考察では後天的かつ受動的に『ネガティヴエネルギー』を宿した主人様よりも、先天的かつ能動的に宿した俺の方が親和性が高く、操る事に長けているのだろうと言う事になった。

 

 

 

 

 

 

刃を見たモンスターが警戒心を高める。

そして再びレーザーを撃つ準備を始めた。

 

その隙はわずかなもので素人には一瞬、けれども死線を越えた者ならば十分過ぎるものだ。

 

 

 

地を蹴り、モンスターへと肉薄する。

10メートルもない距離を詰める事など造作もない。

 

驚きの声を上げるがもう遅い。

既に俺の間合いだ。

 

右手を振り上げる。

あとは振り下ろすだけ。それでモンスターは袈裟斬りにされる。

 

 

 

 

だが、この刹那が重要だ。

先ほどから述べているが『ネガティヴエネルギー』は不定形なのだ。少しでもイメージが崩れてしまえば剣も霧散してしまう。

 

そうはしない為に、確固たる刃のイメージを脳内に創り出す。

 

 

 

 

万象全てを断ち切る刃。

折れず、砕ける事のない不滅の刃。

 

 

 

 

 

想像し、創造する。

そうして現実を妄想で侵蝕する。

 

 

 

 

 

 

 

何ものにも負けぬ漆黒の刃が、モンスターを切り裂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんなんだ、アイツは?」

 

スキアスとモンスターの戦いを見ていた者がいた。

壁に耳あり、障子に目あり。どこで誰が見ているかは分からない。

 

孤独に戦い続けた1人の少女は初めて自分以外の人間を見た。

喜び、驚き、戸惑い、色々な感情がごちゃ混ぜになって目が眩むが、確かに自分が高揚している事を理解した。

 

 

そんな彼女が何のアクションも起こさないワケがない。

戦いを終え、一息吐いたスキアスに零次元の女神は駆け寄った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果たして、この出会いが互いの運命にどのように影響するのか。

 

 

闇の女神は己の描いた妄想通りの展開に微笑んだ。

 

 

 

 




ちょっとオリ設定?みたいなの入った。
短いね、ごめんなさい m(_ _)m
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