突貫工事並みだったから文がグチャグチャです。
何言ってんだコイツ?的な感じになるかもです。
「……スキアス、随分俺と仲が良さそうじゃないか」
闇の中、スキアスの主人である彼女は言葉を漏らす。真の天王星うずめであり、かつてのプラネテューヌの女神。
彼女は憎悪と絶望に彩られた瞳を物憂げに伏せた。
自分で送り込んでおいてなんだが、やはり少しだけ、ほんの少しだけ寂しい気持ちになる。
いつもヘラヘラ笑って自分に傅く彼が自分ではない自分と
自嘲気味に口を歪める。
女々しいな、まるで恋する乙女のようじゃないか。
違う。自分が彼に期待しているのはそんなモノではないのだ。そして彼が自分に求めているモノもそんな事ではない。
所詮は単なる協調関係であり、主従。
互いに世界が憎く、互いに人々が恨めしく、互いに運命が呪わしいからこそ、道を同じくしているのだ。
だからこそ、そんな甘ったるい関係など望むべきではなかった。
しかし、民に裏切られ、殺されかけ、復讐を誓ったにも関わらず、己は女神なのだろう。
彼に純粋な想いを向けられる事が喜ばしく、ついて来てくれる彼を愛おしく感じた。その純心が極大の悪意なのだとしても。
「いつもはオレが好きだとか言うくせに……」
重みなど欠片もない軽薄な様子で告げるだけなのだが、なんだかんだ言ってスキアスを甘やかしてきた自分だ。それだけでも嬉しい。
「オレも俺みたいに笑えば少しは愛想良く見えるか?」
笑顔の俺と談笑するスキアスを見て、ふと思った。
普段の笑いは笑顔ではなく、彼に言わせれば嘲笑らしい。
試しに口の両端に指を当て、上に持ち上げる。
しかし…
「こ、これは……………」
適当に取り出した鏡に映る自分は酷く気味の悪い顔をしていた。前にスキアスが満面の笑みのオレなんて気持ちが悪いと言っていた理由がよく理解できた。こんな顔はキモいとしか形容出来ないだろう。
嘆息し、鏡をしまう。
そして再び俺とスキアスを見た。
スキアスの表情は完璧な笑顔だが、あの
だからこそ、同時に彼が狂的な笑みを浮かべている事も分かってしまった。
久しぶりに見る、彼の本性。
『獣の狂気』
触れれば己の消失に繋がる程の殺意、身を焼く獄炎となるだろう憎悪。
幼い頃から変わらぬ、鋭い瞳。その妖しい輝きは狂人を虜にし、なにより自分を魅入らせた。
自分でも滅多に目にする事のない姿をうずめに見せているという事実が彼女に暗く冷たい嫉妬の炎を灯した。
彼のキバに噛みつかれている。彼のツメに斬り裂かれている。それは彼が己を見てくれているという、求めてくれているという証だ。
歪だが、紛れもなくそれはスキアスの執着であり、愛なのだ。
少なくともそんな
彼が己の肉を喰らっている。血を啜っている。理解など出来もしない充足が荒みきった心を満たした。
ゆえに不安が鎌首をもたげているのだ。
オレではなく、俺に鞍替えすのではないのか。もしもそうなったら自分はどうなってしまうのだろう。唯一、オレの心を満たす光が消えてしまう。
……嫌だ。もう…独りは嫌なんだ。
奪わせてなるものか。
絶対にスキアスは渡さない、オレだけのモノだ。
「オレ以外を喰らうなんて許さない」
「傷つけるのは良い、殺すのも良い、だが喰っていいのはオレだけだ」
オレ以外に尻尾を振る悪い
けど、と彼女は言葉を続けた。
「その前にオレのスキアスを誑かすお前に絶望をくれてやるよ」
オレンジの女神を睨みつけ、悪意を滲ませる。
短いです。
ごめんなさい。
色々忙しくて、今しかないと思って僅かな時間で書いたせいです m(_ _)m