東方絵札録~Card In The Illusion Village~ 作:竹馬の猫友
うp主「どうした?言ってみ?ほらほら?うらやましいっていt」
魔理沙「雪茂いじめてんじゃねーよ!」マスパドーン
魔理沙「大丈夫か!?早くうちに戻るんだぜ、そして私とセ」
雪茂、うp主「「それ以上はいけない。」」
いつも通り本編とはまったく関係ありません。
本編どぞー。
「それにしても結構な種類と数集めましたね。」
目の前の山積みのカードを見ながら紫さんに話しかける。
「ふふ、そうでしょう?でもほとんどが忘れられていたり、捨てられていたものなのよ。」
「そうなんですか。」
それでも十分だ。
今はカードの知識が増えるだけでかなり大きい。
といっても知識が増えてもそれに見合った体力は無いわけだが。
それは今はどうしようもない。
あとでどうにかしよう。
やっぱりトレーニングが必要かぁ。
と、まぁ考え事はここらへんにして、カードを見てみますか。
「さて、どんなカードが…。」
適当に何枚か手にとって見る。
絵柄が剥げて何が書いてあるか分からないカード、印刷ミスのトランプ、裏表どちらもカードの裏、デュエルマスターズのカード…だが、なぜか「たけし」と黒マジックで名前が書いてあるもの。
と、まぁ残念な品揃えだった。
「えぇっと…。」
「ゴミだな。」
「ひどい!せっかく集めてきたのに!」
魔理沙がズバッと言い放つと紫さんが机に突っ伏した。
あぁ、これしばらくこのままだぞ。きっと。
まぁいいか。それより、紫さんには悪いけど使えるものと使えないもので選別しないと。
~少年整理中~
「よし。こんなものかな。」
約30分ぐらいだろうか。
そのぐらい掛けてカードを分けた。
まぁまだ結構残ってるけれどまた後でやればいいだろう。
僕が整理してる間、紫さんはかまってもらえないと察したのか、すぐになんとも無かったかのような顔で僕の作業を見ていた。
「あまり使えそうなカードが無かったみたいね。」
「まぁそれでも僕の知らなかったカードが多く見つかったんで良かったです。」
僕の前に置かれた小さなカードの束を見て話す。
おおよそ60枚ぐらいだろうか。
にしても少ない。
多過ぎても使いきれないとは思うけど。
「ためしに何か試してみたら?」
「そうですね。ちょっと外で試してみます。」
カードの束を持って外に出る。
色々なカードが混ざっているためサイズが不揃いでちょっと持ちにくい。
だが、そんなことより早く試してみたい。
さて、どのカードを使ってみようか。
「これにしてみよう。」
そういって一枚カードを取りだす。
「発動!眩しい光!」
そういって白色のカードを唱える。
マジック・ザ・ギャザリングというカードらしい。
名前ぐらいは聞いたことはあるが実際やってなかったため詳しくは分からない。
だが僕の能力はカードの力を操る程度の能力。
だったらどんなカードでも扱えるはず!
……昨日の夜のはきっと何かの間違いだ。
今日は大丈夫…な、はず。
しかし、
「おーい、雪茂ー。何も起こらないぞー。」
「わ、わかってるって。」
しばらくしても特に何も起こらない。
名前の読み間違えでもしたのだろうかと思ったのだが、そんなことはなかった。
「なんでだろ?」
「……あなたそのカードゲームやったことは?」
今まで黙っていた紫さんが口を開いた。
「このカードゲームはやったこと無いですね。ルールとかもさっぱりです。」
「たぶんそれね。」
え?と思わず口に出てしまう。
「もしかして一度でもやったことがないとそのカードゲームのカードは使用できないってことですか?」
「そうだと思うわ。そうじゃないとどのようにしてそのカードを使えばいいのかとか分からないでしょ?」
なるほど。と紫さんに言われてようやく理解する。
…ん?待って。
「すいません。前にやったことがあるカードゲームのカードを使ってみたんですけどその中で何も起こらなかったものがあるんですが。それは?」
「どのような状況で使ったかが分からないからなんとも言いようが無いわね。まぁ、それが無くても戦えるだろうし、今は自分の出来ることを伸ばしたほうがいいんじゃないかしら。」
「…はい。そうします。」
これで原因が分かればもう少し戦いやすくなったかも知れないんだけれど。
少し残念だが仕方ないだろう。
それに紫さんの言うことにも一理ある。
今新しいことに手を伸ばして中途半端にスキルを伸ばすのでは無く、今自分が出来ることを伸ばしたほうが効率もいいだろうし実践にも使えるだろう。
「とりあえず、今のあなたが出来ることはどんなことなの?」
「えっとですね、大まかに分けて今のところ3つ出来ることがあります。まず一つ目、カードのイラストに描かれているものを具現化。二つ目にカードの効果を使用。三つ目に自身にそのカードを憑依、というか力を借りるというものですかね。」
「なるほどね。ためしに何かやってみてくれる?」
わかりました、と言って何をしようか考える。一番体力の消費が少ないのはモンスターの召喚かな。
コストが軽いの出せばいいし。すぐに戻せば体力はほとんど削れることは無い。
…よし。そうしよう。
「あ、ごめんなさい。今あなたに出来ることの中で一番強いものをお願い。」
あ、駄目だ、これ。節約とか出来ないやつだ。
「……分かりました。ちょっと待っててください。考えますんで。」
「はいな。」
どうするかな。
憑依のほうが強いのかな?それとも召喚?
どちらもコストが大きければ強いしなぁ。
でも召喚するほうはまだ最高コストのものを出してないし、憑依のほうがいいか。
んじゃどうしようかな。
また謙信?んーでもこの際他のも試してみたいな。
あ、戦国大戦じゃなくて遊戯王でも憑依できるのかな?
…わからないし今は戦国大戦にしておこう。
さて、それじゃ最高コストの武将といえば、
上杉謙信、織田信長、最近ので前田慶次か。
んじゃ信長にしてみよう。
「はい。決まりました。それじゃ今からやります。」
「じゃあ早速やってみて頂戴。」
「憑依!織田信長!」
瞬間雪茂から青い光があふれる。
「っ…眩しいんだぜ。私と戦ったときと似てるな。」
「………。」
魔理沙は驚きの表情を、紫は扇子で口元を隠しながら雪茂の様子を見ていた。
そして十秒としないうちに光が収まる。
そこには胴と腰に織田家の家紋の付いた甲冑を付け、青いマントを纏い、片手に火縄銃、腰に刀といういでたちの雪茂がそこにいた。
「我、君臨せん。」
その一言と共に周りの空気が震える。
しかし雪茂が何かしたわけではない。
ただ、そこにいて言葉を発しただけなのだ。
それは、まるで魔王の降臨。自然と周りを威圧する。
「…っ!」
「確かにこれは…。」
魔理沙は反射的に構えを取る。
紫は雪茂の様子をじっくりと見つめていた。
「どうした。我と一戦交えるのではないのか。」
「いえ、そのつもりは無いわ。ただ、あなたの力が知りたかっただけよ。もう力解いていいわよ。」
「で、あるか。」
そしてその瞬間今まで周りを制圧していた重圧が一気に無くなり、雪茂の甲冑などが消えてゆく。
「ふぅ…。短い時間で助かった…。」
さっきまでとは打って変わり今までの雪茂がそこにいた。
しかし昨日の魔理沙との弾幕ごっこのときとは違い、気絶するようなことはなかった。
「さっきのは雪茂だよ…な?」
「紛れも無く僕だよ。いつも通り性格というか最早人間が変わってたような気がするけど。」
ただ、記憶はあるけどね。そう心の中で呟く。
警戒を解いた魔理沙の質問に答えながら僕は神社の中に向かう。
「とりあえずあなたはその憑依だったかしら。それを伸ばしたほうがいいかも知れないわね。」
「分かりました。とりあえず一息ついたら練習を始めようと思います。」
そういって僕は魔理沙の向かいに座る。
「どうやって練習するつもりなのかしら?今日を含めて残り二日よ?」
「それは…。」
確かに今から体力をつけるといっても無理がある。
色々考えるが答えが出ない。
そして僕が黙っていると紫さんが口を開いた。
「…今回私は手を出せないわ。」
「はい。分かっています。だから今から死ぬ気で特訓を…」
「手を出せないだけで今手伝うことは出来るわ。」
「え?」
僕の言葉を遮って紫さんが話す。
「今のあなたの特訓に協力することは出来るのよ。そこまで犯人は言って無いしね。」
「なるほど…。でもどういったことをするんですか?」
「それはまずあなたの時間との境界を無くすわ。それからあなたに師匠を付けるわ。」
「………はい?」
時間との境界を無くす?あまりにも急なことに思わず聞き返してしまった。
と、僕が困惑していると魔理沙が口を開いた。
「紫は境界を操ることが出来るんだぜ。」
「それってある意味反則的な能力だね。」
「まぁとりあえずそういうことよ。じゃあ早速無くすわね。」
そういって紫さんは指を鳴らす。
その瞬間、身体に違和感を感じた。
なにかが抜けるような、消えるような感じ。
しかしうまく言葉に出来ない。
とりあえずそれが時間との境界を無くしたということなのだろう。
「境界を無くしたといっても永遠に無くしておくとあなたの生命に関わるからこれを渡しておくわ。」
そういって紫さんは僕に腕時計を渡してきた。
文字盤もあってカレンダー機能も付いている。
しかし普通の時計とは違う。
一つの時計の中に二つ隣り合わせに文字盤が並んでいた。
左側は普通に動いている。
右側のカレンダーは1週間後の日付を表し、針は12時を差していた。
「まぁ見て分かると思うけど一週間後の午前12時、そのときにあなたの境界は戻るわ。」
「なるほど、わかりました。それはいいんですけど、」
と言いかけ魔理沙のほうを見る。
そこには固まって動かない魔理沙がいた。
「今動いてるのはあなたと私ぐらいよ。」
「え、じゃあ師匠って。」
「それは今境界を無くして動けるようにしたわ。」
なんでも有りかこの人は。
と心の中で呟く。
…ん?だったら相手の能力の境界を無くせば…って干渉が出来ないから駄目なのか。
「んじゃ、早速行ってらっしゃーい。」
「へ?…ええええぇぇぇぇぇぇ!?」
いきなり足元に空いた穴に僕は抵抗も無く落ちていった。
…これ、落ちて死ぬんじゃないかな。
そういった不安を感じつつ落ちていく。
「あ、計略使えばいいじゃん。高木さんでOKだ。」
そして出口が見え始めたところで計略を使う。
「発動。翠煌の構え!」
そして穴を抜ける。
地面が目の前に見えた。
「まじで!?」
さすがにこれは体勢を変える暇は無い。
腕を前でクロスさせ、身体を丸めて落ちる。
考えずにとりあえず身体を守る体勢をとる。
ズドンッ!
小さい爆発かと思うような音がした。
まぁ僕が原因だけど。
「…よし。痛みや怪我は無いな。」
にしても大きい穴あけちゃったな。
綺麗な道だったのに。
ごめんね。誰かさん。
そう思っていると、後ろから声が聞こえた。
「貴様が侵入者か!進入だけならまだしも、石畳を壊すとは!」
その声には明らかな怒気と敵意が混じっていた。
そして声の主のほうに顔を向けようとしたところで、
―――――――僕は切られた。
閲覧ありがとうございます。
もっと更新ペース上げたいなぁ…。
さて、やっと話に動きがありました。
まぁ動かさなかったのは僕ですが。雪「おいこら。」ごめんって。
とりあえず修行編って感じですかね。
そんか感じで続き書いていきます。
それじゃまた次回宜しくです。
11/11 追記 文章の修正を行いました。