東方絵札録~Card In The Illusion Village~ 作:竹馬の猫友
紫「ならこの勝負勝ったら一つ何かあげるわ。」
雪茂「本当ですか!?」
紫「えぇ本当よ。」
雪茂「じゃあたいりょk「それは駄目よ。物語に影響するわ。」そんなぁ。」
ドンマイ雪茂。
本編どぞー。
11/16 追記 サブタイトルが無かったので追加しました。
「……わかったよ。そこまで言うならやろうか。」
「ありがとうございます!」
そういって妖夢ちゃんはこちらに頭を下げる。
しかしそこまで大層なことはしていないのでそこまで感謝してもらわなくてもいいような気がする。
むしろ僕が感謝しなければいけないような気もする。
僕と戦うのは自分が戦いたいからという理由が大きいのかもしれないがその中でもちゃんと僕のことも考えてくれているというのはありがたいし、うれしい。
だから僕は戦うことを了承した。
「弾幕ごっこでいいんだよね?」
そう聞くと妖夢ちゃんは頭を上げて頷く。
でも剣士なのに弾幕ごっこでいいのだろうか。
剣から弾幕が出るのかな?
それを想像すると少しシュールだけど。
「じゃあルールは?どうしようか。」
「被弾は2回まで。スペルカードは…雪茂さんは使えますか?」
「使えないけど似たようなものがあるから妖夢ちゃんは使っていいよ。」
似たようなものというのはもちろん計略のことだ。
士気を使って行うため実質スペルカードと似たようなものだ。
そういえば前回計略を使ったとき頭の中に流れたアナウンスで、使える士気の残量を言っていたな。
あの時は確か孫市の士気5の計略を使って残り10と言われた。
全部で15使えるのか。しかしそう考えると士気5で3回。
また必要士気の量が多くなれば使える回数は少なくなる。
…難しいな。
「?雪茂さんがそうおっしゃるなら使わせていただきます。」
「あ、能力使うのは有りだよね?じゃないと僕戦えないし。」
と自嘲気味に笑っていう。
実質その通りだ。能力は持っているがそれ以外は普通の人間なのだ。
素の状態で戦えば秒殺されるだろう。
「大丈夫ですよ。私も使いますし。」
「よかった。ところで妖夢ちゃんの能力って?」
「えっとですね”剣術を扱う程度の能力”というものです。まぁ名前のままの能力です。」
なるほど。
純粋に強そうな能力だ。
ただ応用などが出来なさそうな純粋で真っ直ぐな能力な気がする。
妖夢ちゃんらしい能力かもしれない。
って幽々子さんが音も立てずに部屋の中に入ってきた。
位置的にはちょうど妖夢ちゃんの視界に入らないように歩いている。
ちなみに僕と妖夢ちゃんは部屋の卓袱台に向かい合わせで座っている。
先ほどまで立っていたのだがさすがにそのままというのはどうかと思ったので先ほど座るよう促したのだ。
あとついでに憑依も解いた。
じゃないとそろそろ疲れが響いてきそうな時間能力を使っていたため、妖夢ちゃんとの戦闘に悪影響が出るとまずいので解除しておいた。
…きっと今のままだと短期決戦に持ち込まないと勝ち目が無いんだろうな。
と色々考えていると妖夢ちゃんが口を開く。
「これだけ決めれば大丈夫そうですね。」
「そうだね。…あまり気乗りはしないけどじゃあやろうか。」
「はい!えっとじゃあ場所は…。」
妖夢ちゃんが場所について考えていると先ほど入ってきた幽々子さんが妖夢ちゃんに後ろから近づいた。
…あ、これ驚かす気満々だ。
すごく悪い笑顔を浮かべている。
そして耳元に顔を近づけ…。
「うちの庭でいいんじゃないかしら~。」
「ひゃうっ!?」
いきなり耳元でささやかれた妖夢ちゃんは予想通り盛大に驚いた。
「驚かさないでくださいよ!幽々子様!」
「いいじゃないの~。面白いんだから。」
「私は面白くありません!」
見事に幽々子さんにいじられている妖夢ちゃん。
たぶんいつもこんな感じなんだろうな。
「まぁそれよりもあなた達弾幕ごっこするんでしょ?さっきも言った通りここの庭を使っていいわよ。」
確かに広いし動きやすいだろう。
ただ、こんなところで弾を撃ったりしたら庭がひどい状態になるのでは?
「どんなに荒らしても手入れするのは妖夢だしね。」
ほんとにみんな読心術でもあるのではないだろうかと思ってしまう。
それとも顔に出やすいのかな。
「まぁ手入れは慣れているので大丈夫ですよ。幽々子様の許可も出たので早速やりましょう。」
「なら祢々も読んでくるわ~。あの子の勉強にもなるでしょ。」
そういって幽々子さんは部屋を出て行った。
「ならそれまで待ってましょう。」
「そうだね。僕もさっきの憑依で少し疲れちゃった。慣れないことはするもんじゃないね。」
とりあえず座りなおし二人を待つことにした。
そして二人は5分も経たずに戻ってきた。
「祢々も連れてきたし始めていいわよ~。」
「じゃあやりましょう。」
「了解。あまり乗り気じゃ無いけどね。」
「そういわずに。」と妖夢ちゃんに背中を押され庭に出る。
とどちらからというわけでもなく自然に間合いをとる。
僕はなんとなくだけど。
あ、始める前に憑依するカード決めないと。
「ちょっとまっててね。能力の準備があるから。」
「わかりました。」
どうしようか。
相手は刀。たぶん能力の関係で剣術は達人レベルだろう。
こちらも刀で行くのはあまり得策ではない気がする。
妖夢ちゃんには申し訳ないけど遠距離の武器がいいだろう。
弾幕ごっこにはそちらのほうが向いている。
あ、そうか。
遊戯王で考えていたけど戦国大戦にはもっと今回の戦闘で使える種類のカードがあるな。
スピードも兼ね備えてなおかつ鉄砲の射撃も存在する。
そんな兵種が存在する。
カードは…あれにしよう。
実際自分で動くとなるとどんな感じになるか分からないけどたぶん何とかなるだろう。
「よし。憑依!SR伊達成実!」
SR伊達成実(だてしげざね) 1568~1646
武力9 統率5 コスト2.5 竜騎馬隊
政宗の重臣として、片倉小十郎とともに活躍。
伊達家随一の猛将として、政宗の奥州制圧に大きく貢献した。
計略…『英毅大略』・・・武力と移動速度が上がり、弾数の回復速度と射撃時の攻撃回数が上がる。さらに敵を撤退させるたびに、武力と移動速度が上がる。
雪茂がそのカードの名前を言った途端雪茂から光が漏れ出す。
こんどは青い光。いや、閃光といったほうが正しいだろうか。
一瞬光ったと思うとそこには先ほどまでの雪茂の姿は無かった。
まず何より服装が着物では無く、袖の無いジャケット、その下には何も着ていない。下は銀色のズボンを。それにほぼ身体のそこら中にシルバーアクセサリーを付けて馬に跨り鉄砲を持つ姿は一見すると武将のイメージとは程遠い。そしてその雪茂が少し笑みを浮かべながら口を開く。
「よう。待たせたな。」
「え、えっとゆき…しげさんですよね?」
「あぁそのとおり俺様が雪茂だ。」
あまりにも先ほどの雰囲気と違うため困惑する妖夢。
祢々も同じように困惑しているようだ。
しかし幽々子だけは表情からは読み取れない。
「先ほどとあまりにも雰囲気が違うというかなんというか…。」
「すまねぇな。俺様の能力はカードに依存するから性格とかも色々変わっちまうみたいだ。」
「わ、わかりました。…ではでは始めましょうか。」
そう言って妖夢が腰に下げている二本の刀を抜く。
その瞬間妖夢も雰囲気が変わる。
先ほどとは違う鋭く研ぎ澄まされた空気が周りを包む。
そしてそれは緊張感を生む。
だが今の雪茂にはそれは関係無かった。
「お?妖夢もやる気になったみたいだな。んじゃ始めるか!」
「宜しくお願い致します。」
「二人とも準備はいいわね?…じゃあ始め!」
幽々子の掛け声で二人は動き出す。
妖夢は構えを作り雪茂はそこに突っ込む。
このままいけば雪茂はただカウンターを食らうだけだろう。
だが、雪茂はある程度近づいた段階で手綱から両手を離し鉄砲を構える。
「ぶち抜く!」
ズドン!
ショットガンのように弾幕が撒かれる。
「っ!」
いきなりの出来事だったので妖夢はサイドステップでその弾をかわす。
雪茂は手綱を握り直しまた馬で走り距離を空ける。
「なるほど、それがあなたの戦い方というわけですか。」
「あぁヒット&アウェイ。それがこいつの得意とする戦術だ。」
うp主「いきなりですがここで解説のコーナー。」
どうもです。今回また新しく出た兵種の説明をしたいと思います。
竜騎馬隊:馬の速さに鉄砲の瞬間火力が混ざった兵種。
ただ鉄砲の仕様は普通の鉄砲とは違っており、
・斜線が扇状。(ショットガンのイメージ)
・一発のみの発射。(ヒット数は5発)
・リロードに時間がかかる。
・手動で射線を動かさなければならない。
といったものです。結構上級者向けです。(たぶん)
ちなみにこの兵種は伊達家にしか存在しません。
という少しトリッキーな種類のカードです。
本当はもう少し色々あるのですがここで話してもあまり意味は無いので割愛します。
他の兵種の場合も割愛多々あると思います。ご了承ください。
うp主「と、簡単ですが説明終わりです。本編戻ります。」
そう言って雪茂は走る。
「あなたがそう言う戦法なら…これならどうですか!?」
妖夢が刀を横一線に振る。
いや正確に言うと振ったのだろう。
常人には見えないスピードで振ったため音しか聞こえない。
そして振った瞬間半月型の衝撃波が雪茂に向かって飛ぶ。
「っ!?そんなことも出来るのか驚きだぜ。まぁ当たらないけどな!」
雪茂はそう言って馬のスピードを上げぎりぎり掠りそうなところでかわす。
妖夢は何度も刀を振りこちらに斬撃を飛ばしてくるが、紙一重で雪茂は全部かわす。
「中々やりますね。」
「だろ?俺様だぜ?舐めてもらっちゃこまる。」
相変わらず真剣な表情の妖夢と余裕の笑みを浮かべる雪茂。
「なら少し本気を出します!」
「いいぜ!かかってこい!」
「人符「現世斬」!!」
そう言って妖夢はなんども刀を振る。
それに伴って周りに先ほどより大きい斬撃が飛んでくる。
「!!これはやべーな。なら俺も!計略発動!英毅大略!!」
雪茂も対抗し計略を発動する。
――計略使用確認。士気ヲ5ツ使用シマス。残リ士気9。残リ憑依回数1。
そして雪茂の頭の中にアナウンスが流れる。
「(あれ?士気はいいとして憑依回数が残ってる?これで3回目のはずなのに。…後で考えよう。)」
その瞬間雪茂の乗っている馬が一鳴きし、速度が上がる。
「こいつは手ごたえがあっておもしれぇ!」
「余裕ぶっていられるのも今のうちですよ!」
妖夢が刀を振るスピードを上げる。
普通だったら避けることは困難だがそのなかを雪茂は何とか避けていく。
と、妖夢は気付かないが雪茂はただ避けているのではなく少しづつ妖夢に近づいていた。
そして気付くともう雪茂自身は鉄砲の射程圏内に妖夢を入れていた。
「…っ!何時の間に!」
「お前の技は大きい斬撃が多く出るからそれで視界が少しふさがれちまう。自分の技が仇になったなぁ!くらいな!!」
ズドンズドンズドン!!!
計略により強化された鉄砲で妖夢に向かって近距離で3発放つ。
そしてそれは、フルヒットした。
「わ、たしの…まけ…で、す。」
バタッと妖夢が倒れる。
「わりぃな手加減できなくて。」
そう言って雪茂は馬から降りる。
そしてまた青い閃光が走る。
「ごめん!大丈夫!?妖夢ちゃん!」
先ほどの雪茂に戻り妖夢に駆けつける。
「だ、大丈夫ですよ。ちょっと痛いですけど。」
そういって微笑む。
どうしようかとあたふたしていると後ろから声がかかる。
「心配しなくても大丈夫よ~。妖夢は半分幽霊だから死なないわ~。」
半人半霊…。だから大丈夫なのか。だからと言ってこのままここには寝かせられないな。
中に連れて行こう。
そう思い妖夢ちゃんを抱きかかえる。
所謂お姫様抱っこというやつだ。
「へ?あの、ゆ、雪茂さん大丈夫ですって!降ろしてください!恥ずかしいです!」
いきなり抱っこをしたため驚いたのだろうか少し抵抗してくる。
まぁ先ほど力を使ったためにあまり口での抵抗だが。
「ほら負けた人は勝った人に従わなきゃ~。」
「うぐぐ…。」
そして悔しそうにしている妖夢ちゃんを中に運ぶ。
「お、お疲れ様です。」
そう言って祢々ちゃんが僕にお茶を差し出してくれる。
「お、ありがとう。祢々ちゃん。喉渇いてたんだ。」
そして一口飲んで一旦卓袱台に置く。
そこで幽々子さんから声がかかる。
「にしてもすごいわねぇ。妖夢をあんな簡単に倒しちゃうなんて。」
「い、いえそうでもないですよ。今だってやせ我慢してますが、疲れて体のそこら中が大変なことになってます。」
そう、みっともないためやせ我慢していたが膝は笑ってるし手もプルプルする。
勝ってもそんな状態じゃ格好が付かないので隠していた。
「あら、そうだったの~。まぁゆっくり休みなさいな。いいもの見させてもらったわよ。」
そういって幽々子さんは部屋から出て行った。
また自室に戻ったのだろうか。
「ほ、本当にすごかったです。まるで雪茂さんじゃないみたいでした。」
「まぁたしかに僕では無いように見えるよね。でも意識はちゃんとあるし記憶もあるからね。」
「そうなんですね。」
なんてことの無い会話をしつつ僕も休憩する。
だが今回は寝るまでも無いようだ。
ちなみに妖夢ちゃんはいつの間にか眠っていた。
「(今回は勝てたけど次は分からない。それに相性という問題もある。…もっと強くならなくちゃ。)」
と心の中で改めて決心した雪茂だった。
一日に2度投稿するとは…。
あ、雪茂つええーとか書いてて思いました。
というかカードが強いんだと思います。
にしても戦闘描写下手だなぁ。
もっとうまくなりたいです。
あ、あと原作とちょっと違う部分があります。(今更
もっとバランスとったほうがいいかなぁ。これじゃほんとに雪茂夢想しちゃうし。
まぁ後々考えます。
ではまた次回宜しくですー。