東方絵札録~Card In The Illusion Village~ 作:竹馬の猫友
紫「原材料に人の魂を使っているのよ。」
雪茂「ファッ!?」
紫「冗談よ。」
雪茂「(マジで信じかけた僕がいた…。)」
本編どぞー。
UA1500超えました!ありがとうございます!
やっちまったーーーー!間違えてこっちに番外編の話を投稿してしまいました。
すぐに削除しました。ご迷惑をお分けしましたことを今ここでお詫び申し上げます。
以後気をつけるように致します。
なんやかんやあったが二人には自室に戻ってもらい、のんびり入浴してからお風呂からあがった。
ちなみに風呂に入るときは重りを外して良いそうなので外して入った。
現在またちゃんと重りを付けている。
それと祢々ちゃんの刀が脱衣所に置きっぱなしになっていたのでそれを持っていってあげた。
しかし脱衣所で刀を持ったとき少し違和感があった。
言葉には表せない違和感。
――嬉しい。
いや、刀をもって嬉しいなんて感覚はおかしい。
そもそも嬉しいってどうなんだ…。
まるで刀マニアか、殺人鬼か。
当たり前だが僕は殺人なんて生まれてこのかたやったことなんてないし、そもそも刀だってさっき憑依したときに持ったのが初めてで脱衣所で持ったのが二回目だ。
それなのにどこか「やっと手元に戻ってきた。」のような感情が心のどこかにあった。
…きっと疲れているのだろう。
そう思いつつ僕は茶の間から出たところの縁側でゆっくりしていた。
他のみんなも風呂に入った。
そういえば先ほど幽々子さんが妖夢ちゃんに言った命令も冗談だったとのことだ。
本当に幽々子さんは悪戯が好きらしい。
「そういえば雪茂さん。」
「ん?何?」
特に何もすることが無く外をのんびり見ていると隣に妖夢ちゃんが座り声を掛けてきた。
「例の霊夢さんを攫った犯人との対決。あれって私達も加勢してはいけないんですか?」
「うん。僕と魔理沙宛に手紙が来たからたぶんそれ以外の人はダメなんだと思う。」
「…そうですか。」
残念そうな声を上げる。
やはり霊夢が心配なのだろう。
「…とりあえず明日もあるし今日は早めに休むね。」
「あ、はい。分かりました。」
このままだとちょっと空気が重たくなりそうだと思ったので部屋に戻ることにする。
幽々子さん達に「おやすみなさい。」と伝え部屋を出る。
その際にまた「妖夢と祢々の添い寝は?」と聞かれたが軽く流しておいた。
添い寝なんてされたら寝られない気がする。
そう思いつつ昼に案内された部屋に向かう。
茶の間からはそこまで離れていないので迷わずに行くことができた。
襖を開けるとそこにはいつの間にか布団が敷かれていた。
妖夢ちゃんに感謝しつつ布団に寝転ぶ。
たぶん時間的にはまだ8時ぐらいだろうが布団の香りと先ほど入浴したためか睡魔が襲ってきた。
この睡魔に抗うことも無いだろうと思いそのまま瞼を閉じる。
明日も頑張ろう…。
ふと閉じていた目に光を感じ、先ほどまで眠っていた脳が覚醒し始める。
目を開け身体を起こそうとして少し抵抗を感じる。
「…あれ?似たような展開どこかで…。」
確かに手と足と腰に重りは付いているがそういった抵抗ではない。
なにかと思いながら顔だけ上げ身体の脇を見る。
そこには僕に抱きついて眠る妖夢ちゃんと祢々ちゃんの姿があった。
二人とも顔を赤くし寝息を立てている。
もしかして寝たふりなのでは?と思い試しに祢々ちゃんの頬をつついてみるが反応が無い。
と、そのとき部屋の扉が開く。
「…へ?」
「あらあら~両手に花ね~。昨晩はお楽しみだったのかしら?」
「違いますよ!」
と二人を起こさないように少し小さめの声で突っ込む。
「冗談よ~。ごめんなさいね。二人と晩酌をしたらどっちも酔っちゃたみたいなのよ。」
「え、晩酌って、この二人未成年じゃないんですか?…って幻想郷だからそこらへんも特に決まりは無いのか。」
と質問をしておきながら自己解決をする。
「それじゃあとは頼んだわよ~。」と言い残しいつの間にか幽々子さんがいなくなっていた。
って二人を離さないと。
と腰に巻きついている手を離す。
何とか動ける状況になったので二人を布団の中に寝かして茶の間へ向かう。
幽々子さんは見当たらないのでたぶん自室に戻ったのだろう。
二人もまだ寝ているためやることが無い。
「…よっし。朝ごはん作ろう。」
昨日は全て妖夢ちゃんと祢々ちゃんに作ってもらったからそのお礼を込めて。
それに今二人とも寝てるので自分が作ることにした。
メニューは…食材を見てから決めよう。
そう思い台所へ向かう。
場所は昨日雑談をしているときに聞いていたので迷うことは無い。
台所に到着し部屋の中を確認する。
冷蔵庫を発見して扉を開けようとする。
「って、人の家の冷蔵庫勝手に開けていいのかな?」
「大丈夫よ~。」
「うぇい!?」
うぇいってなんだよ…。
後ろから声を掛けられびっくりして思わず変な声が出てしまった。
後ろを見るとやはり幽々子さん。
「好きに使っていいわよ~。」とだけ残しまたどこかへ行ってしまった。
「せめて足音ぐらいあればまだそこまでびっくりしないんだけど…。」
そう言いつつびっくりして閉めてしまった冷蔵庫の扉を開け中を確認する。
そこには大量の食材。
普通に暮らしていればいくらかの食材は使い切れず腐ってしまうだろう。
しかし中には新鮮なものばかりが入っていた。
「これだけあれば色々作れるな。」
内心うきうきしている僕がいた。
それから30分ほど経った頃。
「おはようございまふ…。」
「おはようございます…です。」
と二人がふらふらとした足つきで起きてきた。
妖夢ちゃんのほうは結構響いているようだ。
その反面祢々ちゃんは大丈夫そうで少し喋るのがのんびりしているのは起きたばかりだからだろう。
「おはよう二人とも。朝ごはんもう少しで出来るしちょっと待っててね。」
「ふぁい。」
「はい。」
…妖夢ちゃん大丈夫だろうか。
修行に響かないといいけど。
というか幽々子さんの分を加味して作るとなるとかなり大変だな。
ちょっと張り切り過ぎたかなっていうレベルじゃきかない量になってしまった。
まぁ大丈夫だろう。
しかしほんとにこの重りはすごい。
たしかに重いのだが包丁を使うぐらいなら疲れない。
「さて、そろそろ配膳しますか。」
そう言って後ろの料理を載せたテーブルを改めて見る。
「はぁ…。やっぱり作り過ぎたかな。」
一人で運ぶのが少し憂鬱だ。
まぁ二人とも顔洗ったり服着替えたりしているうちに運び終わるだろう。
もしかしたら幽々子さんも手伝ってくれるかもしれないし。
「あら~美味しそうじゃない。」
「ありがとうございます…。」
「ほんとにありがとうございます。私達の代わりに作ってもらってしまって。」
「うん。大丈夫。気にしないで。」
というわけで全員集合して今机を囲んでいるところだ。
ちなみに幽々子さんは決して手伝ってくれることは無かった。
逆に二人は手伝いたそうにそわそわしていたが先ほどの様子を見てしまうと手伝わせるのが申し訳なくなってしまったので結局自分で全てやった。
と幽々子さんが手を合わせたので僕達も手を合わせ食べ始める。
「これ美味しいわね~。」
「初めて見るものが多いです。」
「今度教えてもらえませんか!?」
いつの間にか二人の調子も良くなっていたようで今日の修行には響かなそうで安心した。
幽々子さんがいたためあっという間に料理は無くなった。
二人も結構食べてたな。
あの量がなくなるのは本当にすごい。
もしかしたら幽々子さんのお腹の中は紫さんのスキマでもあるのではないか。と思うほどの量を食べていた。
最後に食後のデザートということで簡易的なプリンを出したらみんなあれだけ食べたというのにあっという間に平らげてしまった。
「この甘味はとても美味しいですね!」
「たしかにこれだったらいくらでも食べられそうだわ~。」
「今度教えてもry」
冷蔵庫にバニラビーンズがあったので簡単に作れるプリンを作ったがかなりの好評価だった。
それだけ美味しそうに食べてもらえると作った甲斐があるというものだ。
趣味で色々やっておいて良かったと今思う。
「では少し休んだら昨日の続きをやりましょう。詳しいことはまた直前に伝えますので。」
そういって妖夢ちゃんは自室へ向かっていった。
「私はここにいます。」
祢々ちゃんは修行が始まるまでここで待つそうだ。
別段僕も特にすることは無いので一緒に待つことにした。
その間祢々ちゃんとは色々話をした。
祢々ちゃんが持っている刀は父親、つまり宗茂のものということ。
性格が変わるのは刀を抜き身で持ったときのみ。
それと能力を持っているらしくその能力は少し変わっているそうだ。
あとで実践してくれるらしい。
と、祢々ちゃんと話していると後ろから足音が聞こえてくる。
そちらを見ると妖夢ちゃんがタオルなどを持ってきていた。
準備と言っても今回は特別に道具を使うわけではないらしい。
「では始めましょうか。」
「「はい。」」
二人で返事をし庭に出る。
「では今回は祢々と実戦形式で戦ってもらいます。」
「え!?」
能力を見せるとはこのことだったのか、と察した雪茂だった。
なんだかんだで結構投稿遅れてしまいました。
3日ぶりに書くとなると色々忘れちゃってダメですね。
と話は替わりまして今週の金曜日に戦国大戦の大会があるので頑張りますー。
ではまた次回宜しくですー。
あ、そういえば一応ツイッターとかやってます。
気が向いたらどぞ。
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