東方絵札録~Card In The Illusion Village~ 作:竹馬の猫友
雪茂「おお!なんかするの?」
うp主「特に考えてません。」
雪茂「バシィ(叩く音)。」
うp主「無言で叩くのいくない!」
雪茂「記念すべき20話なんだからなんかやれや!」
うp主「割と本気でごめんなさい。なんか考えときます。」
雪茂「よろしい。」
では本編どぞー。
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「憑依!SR立花道雪!」
SR立花道雪 兵種:槍足軽
武力:10 統率:11 特技:制圧・防柵
大友家重臣。元の名は戸次鑑連。勇猛で家臣の統率にも長けた、大友家最強の将であった。
九州に侵攻した毛利家を退け、筑前の秋月文種を滅ぼすなどして数々の武功をたてる。
これらの活躍と、戦場で落雷を斬った逸話から「鬼道雪」や「雷神」と呼ばれ、畏怖された。
計略:『雷切』・・・敵と味方に雷によるダメージを与え、移動速度を下げる。ダメージはお互いの統率力で上下する。
うp主「また解説…と行きたいのですが今回の新しい特技はこちらの世界では特に関係ないので説明は無しです。本編どうぞ。」
とある武将の名前を口に出した途端雪茂に雷が落ちる。
先程の祢々のものより強い閃光を放ち轟音を轟かす。
「さぁ良き戦にしようぞ。」
そう喋る雪茂の姿はまた変わっていた。
髪の毛は元のまま服が白い稲妻の模様がかかれた羽織を着用し、白い袴を履いており、雪茂の周りに電気が帯電しているようでパチパチと電気が走っている。それと雪茂の手にはまるで電気を固定化したような刀が握られている。
ただ片方の足にプロテクターのようなものがついており自由に動かすことが出来なさそうだ。
そして雪茂が放つ威圧。
それは明らかに少年が放つようなものではない。
その証拠に妖夢も幽々子も目を見開いて驚いているようだ。
ただ祢々だけは違った。
好敵手。やっと会えた。かのような表情をしている。
そう、笑っている。
そして祢々が口を開く。
「その放つ威圧。まるで私のおじい様を見ているようだ。そして何よりその刀。雷切ではないのか?」
「その通りだ。この刀は雷をたたっ切ったことから千鳥を改め雷切と号している。」
「やはりそうか。改めてお手合わせ宜しく願おう。」
そう言って祢々は刀を構え直す。
「さぁ雷切よ。敵を切り裂こうではないか。」
「では行きます。」
今の言葉をこちらの準備よし、と受け取ったのか祢々がすさまじい速度でこちらに踏み込んできた。
その姿はまるで稲妻。
そして刀を振るために構え直す。
ヒュンと音とほぼ同時にガキンというような音が鳴る。
「ほう、早いな。しかし我は雷神。雷如きの速さでは我を討つことは出来ん。」
そう言って僕は受け止めた刀を払いのける。
今の行動は反射的なもので自分本来の運動能力ではない。
それにしても、だ。体力の消費が著し過ぎる。
先日の信長を憑依したときとは違い重りを付けており、なおかつ3回目の憑依。
さすがの体力を軽減してくれる重りもキャパを超えたのか身体に疲労感が溜まっていく。
これは短期決戦に持ち込まないと危ないかもしれない。
「今の一撃を止めるか。ならば…っ!」
そう言って祢々が後ろへ飛び退き姿がぶれたかと思うと消えた。
すさまじい速度で移動しているのだろう。
時折周りの砂が煙を立てる。
先程僕が忍の状態で行ったことと似ている。
きっと僕を錯乱させ隙を突く作戦なのだろう。
確かにこれではこちらから攻撃は出来ない。
さて、どうするか。
「こんなときに考え事とは悠長だな!」
祢々の声が聞こえたかと思うと右後ろから切りつけられる。
しかし移動する速度が速すぎるためか狙いが定まっていないようだ。
掠り傷程度の切り傷で済んだ。
「くっ…やはり試したことが無い戦法は難しいな。」
「だが我に一撃を入れたことそれは誇るがいい。」
どんだけ上から目線だよ。と自分に突っ込みを入れつつ刀を横一閃に振るう。
その刀の軌道に合わせて三日月のような形の雷撃が飛ぶ。
そしてその雷撃が祢々に掠る。
もうここまで来ると人間技ではないような気がするが今はそんなことは言ってられない。
「これでおあいこだな。」
「やはり雷を使うか。ならば…!」
そう言って祢々は高く跳躍する。
ちょうど太陽の方角に飛んだため下からだと眩しくて視認出来ない。
「我が檄雷受け取るがいい!」
その声と共に強い衝撃が身体に走る。
おそらく祢々が自分と同じような雷撃を飛ばしてきたのだろう。
しかもかなり力を込めて。
「ぐあぁ…っ。」
先程の考え事は全て吹き飛びあまりの衝撃に膝を着く。
シュタッという音と共に祢々が降りてくる。
そしてこちらに近寄ってくる。
「どうやら私の檄雷のほうが雪茂殿の雷撃より上のようだな?」
「戦は最後まで油断をしてはならないと誰かに教わらなかったか?」
「何を今更………っ!」
僕の違和感に気付いたようで祢々が途端に逃げる体勢を取る。
しかしそれをみすみす逃すわけにはいかない。
「吼えよ!雷切!!」
――計略使用確認。士気ヲ8ツ使用シマス。残リ士気7。残リ憑依回数0。
久しぶりにまともに聞くアナウンス。
その刹那僕と祢々をまばゆい光が包み込み爆音を立てる。
「が…はぁっ。」
「ぐ……ぅぁ。」
お互いに雷が落ちた。
今使ったのは道雪の計略『雷切』。
敵味方関係無しに無差別にダメージを与える技。
体力が満タンの状態で使っても自身に約半分のダメージが入る。
それゆえに敵に与えるダメージも大きい。
そしてダメージを与えたあとで移動速度を減退させる効果を付与させる。
そんなダメージの大きい技を疲弊している自分と油断していた祢々が食らえばおおよそ結果は予想できる。
「………。」
「がぁ…はぁっ…。」
僕は仰向けに祢々は立った状態から崩れ落ちた。
「憑、依…か、い除…。」
祢々はそのまま崩れ落ちどうなったか分からない。大丈夫かどうかを確認する前に憑依を解き意識を手放した。
「ん…痛っ!?」
「あ、起きましたか。」
身体の痛みで目を覚まし体を起こすと僕の横で手ぬぐいを絞っている祢々ちゃんと目が合う。
「あ、れ?崩れ落ちて気を失ったんじゃ…。」
「あぁ、あのあと私はすぐに目を覚ましたんですよ。」
まじか。
僕の渾身の一撃があまり効果が無かったって言うのか…。
と露骨に凹むと祢々ちゃんがあたふたしながら「い、いえ強かったんですよ!?」とフォローしてきた。
「だってぇ効いてないんでしょぉ?」
「い、いや効いたんですよ。痛かったです。ただ私の能力は『雷を操る程度の能力』です。雪茂さんの雷は喰らったんですがその力を私の体力に変換したんです。まぁ痛みは残りますけど。」
えぇ…。むしろ回復させちゃってるじゃん。
まぁこれもいい勉強だ。
相手の特性をよく考えて戦わないと。
相手が雷を使うから僕も!なんて考えは今度からよそう。
「はぁ…まぁ僕の負けか。」
「す、すみません。」
「大丈夫大丈夫。気にしてないから……はぁ~。」
「あうあう。」とあたふたする祢々ちゃんが面白くてつい大げさに凹む振りをしてしまう。
そのあと笑ってしまい、「え、演技だったんですかー!?」とポカポカと痛くない攻撃を受けた。
「ごめんごめん。」と笑って謝ると「じゃあ罰として今度例のぷりんとやらを作ってください。」という罰に約束をして第2の争いは終結した。
「ではとりあえず茶の間のほうに向かいましょう。」
「了解。」
と痛む身体を引きずりながら茶の間へと向かう雪茂だった。
はい。というわけで20話目でした。
特に何も無い普通の回です。
ちなみに今度余裕があれば雪茂とか祢々とかのイラストを描こうかなと思ったり。
最近全然描いてなかったので描けるかどうか…。
まぁあまり期待はしないでください。
なんだかんだで今回雪茂初負けだったり(たしか)。
ではまた次回宜しくです~。