東方絵札録~Card In The Illusion Village~ 作:竹馬の猫友
魔理沙「(なんかすごく鼻を押し付けられてる気がする///)」
霊夢「次の私の出番いつだろ。」
雪茂、魔理沙「「知らん。」」
霊夢「てか前回の終わりとぜんぜん違うじゃない!雪茂変態っぽいし!」
うp主「男はみな変態である。」
本編どうぞー。
魔理沙の箒にまたがり飛んで数十分。
雪茂達は湖の上にいた。
「ねぇ!魔理沙!?今どこに向かってるの!?」
結構な速さで飛んでいてとても風切音がうるさいため少し声を張って魔理沙に聞く。
「紅魔館ってとこだぜ。そこに私の知り合いがいるから雪茂の能力を見てもらおうかと思ってさ。」
魔理沙が話をしやすいように飛ぶ速度を少し落として雪茂に答える。
「みんなもそうやって自分の能力を知ったの?」
もしそうだったとしたら、その魔理沙の知り合いはかなり大変そうだ。
「いや、こうやって調べてもらうのは結構珍しいんだぜ。大体は感覚で自分の能力がわかるからな。」
「なるほどね。」
そういった会話をしていると壁一面真紅色の建物が見えてきた。
…なんか目に悪そうだ。
「お?ようやく見えてきたな。んじゃ飛ばすぜ!」
「ちょ、まって!いきなり加速しないで!!」
先ほどまで速度を緩めていたために魔理沙にはほとんど手を添えるだけのような状態だったが、
いきなりの加速と落ちるかもしれないという不安感からか雪茂は魔理沙に再び抱きつくような形になってしまう。
しかも強めに。
「雪茂。お前結構大胆だな。」
魔理沙が少し顔を赤らめながらこちらを見ながら言うが、決してそういうことではない。
「ちがっ…。って前見て!前!」
「へ?」
少し間抜けな声を出し、雪茂の言われたとおり魔理沙は前を向く。
目の前に広がる一面の真紅の壁。まるで血でも塗りたくったような色だ。
そんな壁がぶつかるまで残り10mほどに近づいていた。
それもそのはず。
目の前に館が見えるほどの距離。
そこでGがかかるほどの加速をすればすぐに到着する。
ここまでは良かった。
しかしそこで魔理沙は余所見をしてしまった。(半分僕の所為)
そして止まるタイミングを完全に見逃してしまったわけだ。
ということは…。
「あ、やばい。雪茂。これぶつかる。」
「うん。わかってる。」
半ば二人ともあきらめてぶつかるのを覚悟した。
しかし、人間というのは不思議なもので、自分が危険に犯されるとタキサイキア現象というのが起こる。
簡単に説明すると、命の機器に脳以外の感覚機能を放棄し視覚情報処理に集中して、危機回避の可能性を探すため、通常よりずっと多い処理を行うため、そのわずかな時間帯だけ長く感じる。というようなもの。(諸説有り)
その現象が雪茂に起こった。
その短い時間の中で感覚的にだが、自分の能力をもう一度使うためカードを思い出していた。
こんなとき使うとしたら…、やはり武力軽減がある計略がいいのだろうか。
しかし高木さんだと自分しか効果が無い。でも采配って魔理沙にも効くのか?
いや、やってみなくちゃわからない。カードを考えるんだ。
雪茂は思考をフル回転させる。
転進系?いやそれだとどこに転進するのかわからない。
呪縛系?それもだめだ。あれはあくまで敵にかける計略。自分にかかるかわからない。
…いや。ある!味方と敵の速度を下げる珍しい計略。
C河合吉統(かわいよしむね)1521~1573
朝倉家の家臣であり、内政手腕に優れており、奉行衆を務めた。
そして家臣団では最高位に就き「一乗谷奉行人」と称された。
計略:『金縛の呪い』・・・敵と味方の移動速度を下げる。
頭の中でそのカードを思い浮かべる。
「金縛の呪いで止まれ!」
雪茂の体がピンク色のように発光した。
その瞬間二人の乗っている箒はとても遅くなる。
「あ、あぶなかった…。」
思いつきの行動だったがうまくいったようだ。
今更だけど采配ってどんな範囲で効果があるんだろ?
曖昧なままだと危なくて使えない。
「た、助かったんだぜ。」
そして箒はゆっくりと下に下りてゆく。
うp主「突然ですがここで専門用語の説明」
計略…他のゲームでいう必殺技のようなもの。
実際のゲームでは、士気というコストを使い使用することが出来る。
士気…計略を使用するために必要なコスト。時間経過によって増える。(士気を増やせる計略や士気の上昇速度を上げるものも有り)
最大は12士気まで貯めることができます。
うp主「他のゲームでマナとかって言われてたりするものを想像してもらえるとわかりやすいかと。」
采配…計略の種類。前の話で使った高木さんは自身のみの強化ですが、采配と呼ばれるものは一定の範囲内の味方全てに影響する計略です。
そのため自身単体強化するものよりも基本的に士気が高めに設定されています。(一部例外有り)
転進…計略の種類。戦国大戦では自城と敵城が存在します。転進系の計略は采配のような一定の範囲が有り、この計略を使うと範囲内の味方を自分の城にワープさせることができます。
城のなかの味方は攻撃を受けることが無いので(稀に攻撃できる計略有り)体力(戦国大戦内では『兵力』と呼ばれます)を回復するのに専念することができます。
士気は基本的に低め。
呪縛…計略の種類。武将は戦場を駆け回りますが、この計略を使うとその移送速度が低下します。移動速度の低下値によって士気が大きくなったり小さくなったりします。
うp主「では本編に戻ります。」
「いきなり飛ぶスピードが遅くなったけど何が起こったんだぜ?それに雪茂もピンク色に光ってたし。」
「たぶん僕の能力だと思うよ。」
「よしわかった!雪茂の能力は”周りの速度を遅くする程度の能力”だな!それならさっき私とぶつかったときもぶつかる寸前に速度を遅くすればダメージは少ないし。」
魔理沙はそう言うと一人でうんうん頷いている。
随分自信ありげに言うもんだから「いや違うみたい。」なんて言い出せなかった。
先ほどの高木さん然り河合さん然りたぶん僕の能力は”戦国大戦の武将の力を使う程度の能力”だと思う。
もしそうだったら色々試してみたい。
「ま、ほんとにその能力かどうかは今から見てもらえばわかるんだけどな。」
と魔理沙はいうと箒をもって歩き出した。
どうも自分たちがぶつかりそうになった場所はこの館の門の近くだったらしい。
少し歩くととても大きい門が見えた。
…あの門の柱に座って寄りかかって寝てる人は誰なんだろう。
「あ、めーりんまた寝てるし。」
めーりん。という言葉が魔理沙から聞こえた。どうもその寝ている人の名前みたいだ。
にしても面白い名前だな。
「…はっ!?寝てませんよ!?すこしうとうとしちゃっただけで…あ、なんだ魔理沙か。」
俺たちに気づいたらしく飛び起きた。自分の体の前で手をぶんぶん振ってあわてていたが魔理沙の方を見ると落ち着きを取り戻した。
「なんだってひどいんだぜ…。」
「で、それよりそちらの方は?」
めーりんと呼ばれた女性がこちらに視線を向けてきた。
自己紹介しといたほうが無難かな。なんか魔理沙がそれよりってなんだぜーとか叫んでる気がするけど気にしない。
「はじめまして。立花雪茂といいます。」
とりあえず名前だけ名乗ってお辞儀をする。
「こちらこそはじめまして。紅美鈴と申します。この館の門番をやっているものです。えっと先ほど寝ていたのは忘れていたd…。」
自己紹介をしていたらいきなり美鈴が倒れた。頭を見てみると後頭部にナイフが突き刺さっている。出血がすごい。このままでは死んでしまう。
にしても血がすごい。地面に血だまりができている。
「あ、なんかクラっと…。」
今までに見たことのない血の量といきなり襲ってきたナイフの恐怖に雪茂のメンタルがやられてしまったらしい。
襲われてもなんでもいない雪茂もそこに倒れる。
そして雪茂は徐々に落ちてゆく意識の中でこう思った。
「…メンタル面を強くしなきゃ駄目だね。この世界。」
そして意識が完全にブラックアウトした。
タキサイキア現象って始めて言いました…。
どもです。竹猫です。
いつ戦闘になるんだろうなーとかあれ?私の文字数少な過ぎ?とか思ってる日々です。
もっと文章力がほしいんじゃー。
いつか茶番とかも入れたいとか思ったりそうでもなかったり。
出来るだけ更新早くできるようがんばりますー。
※霊夢さんはしばらくでてきません。