東方絵札録~Card In The Illusion Village~ 作:竹馬の猫友
短くまとめようとしすぎた結果ですね。今後注意したいです。(っていうか加筆修正したい!)
本編どぞー。今回短めです。
UA3000超えました!ありがとうございます!
「あなたの今使っている能力は”本来の能力”ではないわ」
「え…?でもパチュリーさんに見てもらったときは…」
そう、パチュリーさんに魔法で見てもらったときに今使っている能力が判明したのだ。しかし、幽々子さんはそれが本来の能力ではないと言う。もしそうだったとしても…なぜ幽々子さんがそれを知っている?
「なぜそんな事を知っている?っていうような顔をしてるわね」
「…やっぱり分かるんですね」
ええ、と幽々子さんが短く返事をする。僕は顔に出やすいタイプなのだろうか。…そういえばババ抜きとか弱かったなぁ。ふと元の世界のことを思い出していると「続きいいかしら」と幽々子さんが僕に言う。それに頷くと幽々子さんは 僕の能力のことについて喋り始めた。
「まず、なぜ雪茂君の能力を知っていたか。それは雪茂君の魂を見ればすぐ分かるわ。それに雪茂君に記憶は無いけれどあなたは転生した人物なの。で、その元の人間が能力を持っていたってわけなのよ。まぁ転生云々って言うのは今はまったく関係ないわね。珍しいことじゃないし。今回は偶々能力が引き継がれたってだけね。次にあなたの本当の能力は、「アルカナを使用する程度の能力」よ」
「アルカナ…」
アルカナ?英語なのだろうか。能力の内容が分からない。
「そんなに不安そうな顔しないの。能力については後で教えるわ。今はなぜ元の能力が変化していたかね」
「…はい」
そうだ。何で僕の能力は「カードの力を操る程度の能力」に変わっていたのだろうか。…そういえば何で宗茂さん呼んだの?隣ですごい暇そうにしてるんだけど。鬚めっちゃいじっているし。ていうか今更だけど顎鬚長っ。サンタとまでは行かないけどそのぐらいはあるぞ。っと今は幽々子さんの話に集中しよう。
別のほうへと意識が行っていた僕の意識を幽々子さんに向ける。それが分かったかのように幽々子さんは喋りだす。
「で、なんで変化をしたかと言うとあなたにはそこの落ち武s…じゃ無くて、その人が取り憑いていたためね。」
そう言って幽々子さんは宗茂さんのほうを指差す。っていうか今この人落ち武者って言おうとしてたよ。宗茂さんそれに気付いてなかったみたいだけど。
「本来ならこちらの世界に来てタロットのほうの能力が開花するはずだったものが、その人の能力がなぜか混ざってしまってカードの力を操る程度の能力に変わったのよ」
「なるほど。でもそのおかげで今まで戦えてきましたよ?」
「でも中途半端な能力は欠点がどこかしらにあるわ。あなたの場合は燃費ね」
「燃費…」
そうだった。僕の能力は体力をがっつり持って行ってしまう。最近は慣れてきたがそれでも大型のものは使えそうに無い。というか使いたくない。疲れるから。…ん?欠点ってことは本来の能力はここまで体力を使わないのか?
「本来の能力ならそこまで体力を使わないわ。だから長時間の戦闘も出来るし、前より戦術の幅が広がると思って良いわね」
それは素晴らしいことだ。今までの能力の使い方だとどうしても一発勝負のような感じになってしまう。…ん?そういえば、
「すいません。質問良いですか?」
「ええ、いいわよ」
「その本来の能力と言うのはどうすれば使えるようになるんですか?」
「それはすぐに分かるわ」
「?」
すぐに分かるとはどういうことなのだろうか。
―――2分後
「すいません。まだでしょうか?」
「もう少しね」
―――5分後
「もう5分経ちましたけど?」
「…まだ、みたいね」
と言って幽々子さんは宗茂さんのほうへと視線を向ける。ん?宗茂さんなんか薄くなってない?あ、いや髪の毛じゃなくて、なんというか存在というか影というか。と目を瞑っていた宗茂さんが僕らの視線に気付いたのか目を開けこちらに視線を向ける。
「気付いたのか。主殿」
「…えーっと宗茂さんの気配が薄くなってることですか?」
宗茂さんは縦に首を振る。宗茂さんから話を聞いたのだがどうやら魂の限界が来ている。とのことらしい。つまり成仏だ。それを聞いてなんとなく分かった。多分宗茂さんが成仏することにより能力が変わるのだろう。…そういえば宗茂さんの能力使わなかったな。ってそういえば幽々子さんさっき「中にいる人に聞いたほうが早い」って言ってたけど結局宗茂さん何も説明してないな。
そんな事を考えているといよいよ宗茂さんの体が消え始める。
「短い間じゃったが実に有意義な時間じゃったわい。礼を言うぞ主殿」
「礼を言われるようなことはしてないけどね」
「…そうじゃ。儂の魂の欠片が篭っている刀。あれを主殿が使うと良い」
そう言って部屋の片隅に置かれている祢々ちゃんの刀を指差す。使うといい、というがあれは元々祢々ちゃんの刀だ。今は死んでしまっていないけど、幽霊になってしまえばまたここにいることが出来る。その時に刀を渡そうと思っていたのだ。持ち主だからね。
「あとで考えておきます」
「っとそろそろ本格的にお別れのようじゃ」
座っている宗茂さんの足はすでに消えてなくなり残り胸より上の部分だけだ。話したことも少なく短い間だったがなんだかもの悲しくなる。「そう悲しい顔をするでない」と宗茂さんが言う。それに無言で頷き消えていく宗茂さんを見る。それから間もなくして、いよいよ頭だけとなってしまった。
「最後に一つ。主殿は強くなれる。決して今の心を忘れなければ。では、いつの日かまたあおう。我が子孫、立花雪茂よ」
そういうと細かい光の粒になって宗茂さんは消えていった。
「最後の言葉。今の心を忘れない」
宗茂さんの言葉を口にする。そして幽々子さんがこちらに喋りかけてくる。
「たぶんもう予測は出来ているかもしれないけれど雪茂君の魂に取り憑いていたのが成仏したことであなたの能力は元に戻っているはずよ。それじゃあ最後に能力について教えるわね」
「はい。お願いします」
幽々子さんの説明は結構長かった。と言うより初めての言葉ばかりで質問をしていた所為かもしれないが。僕の能力を簡単にまとめると、
・アルカナとはタロットカードの「大アルカナ」と「小アルカナ」のことらしい。ちなみにアルカナの意味は「秘密」とかそう言うものらしい
・能力は大アルカナと小アルカナの二つを組み合わせて使う。その二枚の種類により効果が変わる
・能力には時間制限がある
・能力が強いとその分比例して使用できる時間が短くなる。同じように使用する霊力の量も比例する
・この能力の為か分からないが僕はスペルカードが使用できない
こんな感じだろうか。
「それじゃあ雪茂君。ためしに能力発動してみて…と言いたいところなんだけど多分タロットカードなんて分からないわよね」
「はい。見たことぐらいしかないです」
「だったらパチュリーに言ってタロットの本を借りてみることから雪茂君は始めたほうが良いわね」
「わかりました」
そしてまた僕の修行が始まったのだった。
閲覧ありがとうございます。
と言うわけで本当の雪茂くんの能力の話でした。
この小説のタイトルの「絵札」は本来タロットのことだったんですが、プロットを書いてるうちに「あ、戦国の武将とか出したい」とか思って現在の状態になっております。
話の流れが急なのは無理やり話を元の離しに戻している為です。&前書きの通り短くしようとした為。
文章がおかしくなっていたらすみません。
また次回も宜しくです~。