東方絵札録~Card In The Illusion Village~   作:竹馬の猫友

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霊夢「久しぶりの出番だけど超痛い。」

雪茂、魔理沙「「で、でたぁ~~!」」

霊夢「人を幽霊みたいに言うな!」

雪茂「(霊夢気付いてないみたいだ。教える?身体透けてるの。)」

魔理沙「(やめとけ。そのほうが霊夢は幸せかもしれない。)」

霊夢「聞こえてんのよっぉぉぉ!」





あ、本編とは関係ないです。
では本編どぞー。

UA300超えました!ありがとうございます!


第8話 恐怖と自尊心

~とある森の小屋~

 

 

「なぁ巫女さんよぉ?」

「…………。」

 

小屋は簡素なもので椅子と小さい机しかない。まるで生活感の無い部屋だ。

そんな部屋の椅子に座った白い服に斑な赤い模様の付いた服を着た男が、地面に横たわった巫女と呼ばれた少女に話しかける。

しかしその少女は答えない。

正確に言うと答えられない。

口に猿轡をされており、喋ることが困難であることと、この男に恐怖を感じているためだ。

その証拠に身体が少し震えている。

 

「そんな震えてどうした?何か怖いのか?」

 

男は笑いながら言う。

それでも少女は質問に答えず、震えるばかりだ。

男は「まぁいいか。」と一言呟くと椅子の背もたれに身体を預け目を瞑った。

 

「俺はこれから寝る。妙な真似はするなよ?まぁできねぇだろうけど。」

 

一度瞑った目を薄く開き少女に向かって男が言う。

そして再び目を瞑り、今度こそ寝息を立て始めた。

 

 

私はこれからどうなるのか。

博霊の巫女ともあろうものが、こんなやつに屈するなどありえないことなのに。

しかしそんなプライドよりも恐怖が頭を支配する。

傷による痛みでまともに働かない脳で考える。

誰も助けに来ないんじゃないか、助けに来ても返り討ちに遭ってしまうのではないか。

恐怖からか後ろ向きな考えだけが頭をよぎり脳内を支配してゆく。

そしてたまらなく不安になり、目から涙が零れる。

 

「(助けて……魔理沙、雪茂。)」

 

今頃神社で私の帰りを待っているであろう二人のことを考える。

今頃何をしているだろうか。心配してくれているのだろうか。

そんなことを考えながら私は泣き疲れて眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

~博麗神社~

「雪茂ー!風呂沸いたから入っていいぜー!」

「ありがとー。」

 

お風呂場のほうから魔理沙の声が聞こえる。返事をして声のするほうに向かう。

…今更だけど魔理沙はなんでまだ神社にいるんだろう?家に帰らないのかな。

後で聞こう。今は風呂だ。

着替えは持ってきてないし…、しょうがない。

もう一度この服を着よう。

 

風呂場に向かう途中に魔理沙とすれ違う。

そのときに「のんびり入ってくるといいぜ。」と言われた。

気を使ってくれているのだろうか。

 

「ありがとう。」

「気にするなって。」

 

そう言って魔理沙は居間の方に向かっていった。

僕も風呂場への歩みを再開する。

 

 

 

 

 

風呂場に着くと手ぬぐいが折りたたんで置いてあった。

使ってくれと言うことだろう。ありがたい。

服を脱ぎ、適当な場所に置く。

ちなみに浴槽は普通の浴槽だった。

 

「あれ?さっき魔理沙は外に沸かしに行ったような。」

 

たしかに湯沸かし器のようなものは無い。

と、よく見ると浴槽に河童のマークが書いてある。

メーカーのロゴかな?まぁいいか。

どんな仕組みか分からないがとりあえず温かい風呂に入れるのならそれでいい。

温かいというより少し熱そうだ。

 

「一番風呂いただきます。」

 

そう言って近くにあった桶を手にとりかけ湯をする。

一通り掛け終わり桶を置いてお風呂に足を入れる。

 

「っ…ふぅ。」

 

やはり少し熱い。

だが身体の疲れは吹き飛びそうだ。

浴槽に寄りかかりながら周りに目を配らせると石鹸などが置いてある。

 

「そうか、よく考えたら霊夢も普段ここ使って…っ。」

 

そう考えたとたん急に顔が熱くなる。

よく考えたらここ神社だけど霊夢の家じゃん。

女の子の家じゃん!

 

と、雪茂が一人悶々としているところに急に声がかかる。

 

「雪茂ー。私も入るぞー。」

「うんー。……は?」

 

考え事をしていたために適当に返事をしてしまった。

 

「ちょ、ちょっとまって!今出るから!」

「もう遅いんだぜー。」

 

あたふたしてるうちにお風呂場の引き戸が開く。

 

「ちょ!?魔理沙なんて格好してんの!?」

「いやお風呂だしこれが当たり前だろ?」

 

そこには服を脱いで手ぬぐいで前を隠している魔理沙がいた。

結構胸あるんだな……いやいやいやいや!そうじゃなくて!

 

「僕男なんだけど!?」

「知ってるぜ。」

 

あ、人生で口にすることが無いと思っていた言葉が頭に浮かぶ。

これなんてエロゲ?

さすがに口には出さないが。まぁ出しても意味は通じないと思うけど。

ってだからそんな一人漫才をしてる場合じゃなくて。

 

「とりあえず隣入っていいか?このままじゃ風邪を引いちゃうぜ。」

「あ、はい。どうぞ……。」

 

魔理沙も当たり前のように掛け湯をする。

もう突っ込んだら負けな気がする。

でもなぜいきなり魔理沙も入ると言い出したんだ?

…聞いたほうが早いか。

 

「なんで一緒に?」

 

出来るだけ魔理沙のほうを向かずに質問する。

 

「あぁ、いや、ほらさっきの手紙を見て雪茂震えてたろ?それ見た後で一人で風呂って言うのもどうかと思ってさ。」

「…なるほど。」

 

答えが分かると幾分か落ち着いた。

やはり魔理沙は色々気を使ってくれているらしい。

 

「私だってかなり恥ずかしいんだぜ?知り合って間もない、それに彼氏でもなんでもない男と一緒に入るんだからな。」

 

そういって僕に背を向ける。

色々魔理沙に心配掛けちゃったな。

 

「…ありがとう。元気出たよ。絶対に霊夢を助けよう!」

「おー!」

 

後々どちらが先に出るかで少し揉めた。

「私が先出ると後ろ見えちゃうじゃないか!」「見ないよ!」ワーワーギャーギャー

 

結局雪茂が目隠しをして魔理沙が出ることになりました。

 

 

 

 

 

~居間~

「ところで魔理沙は何で家に帰らないの?」

「さっきお風呂場で言ったとおりだぜ。雪茂が心配だったから。」

 

こちらを見てまじめに話してくれる。

もしかしたら魔理沙の中ではもう僕は友人になれているのかもしれない。

 

「なんてったって雪茂はもう親友みたいなものだからな。」

「…っ。ありがとう。魔理沙。」

 

屈託の無い笑顔で魔理沙が言う。

親友になれるほど長い時間いたわけでもなければドラマティックな展開も無かった。

それなのに僕のことを親友と言ってくれる。

非常識が常識に。

そんな幻想郷で魔理沙に会えたのは本当によかった。

 

「霊夢を助けるまでの間私はここにいるぜ。」

「ありがとう。」

 

そういって頭を下げる。

「別にいいって。」と魔理沙が言っているがこうでもしないと気がすまない。

 

「それより、」

「何?」

 

頭を下げたままでいると魔理沙が口を開く。

さすがに頭を下げたまま話すのはどうかと思ったので顔を上げる。

 

「とりあえず、明日雪茂はなにかするのか?」

 

そう聞かれたのでお風呂に入る前に考えていたことを話す。

 

「…なるほどな。たぶん雪茂の能力は私じゃどうしようもないし、そこらへんは雪茂に任せるぜ。」

「了解。魔理沙は?明日何してるの?」

「私か?私は、えーっと、うーんと。」

 

腕組みをして本格的に考え始めてしまった。

なるほど、それほど色々対策や用意があるn…。

 

「特に無いな。」

「無いのかよ!?まぁでも魔理沙っぽいな。」

「あんまり褒めるなよ。照れるぜ。」

 

そういってヘヘーと魔理沙が笑う。

褒めては無いんだけどなぁ…。まぁいいか。

 

「んじゃさ、僕の能力の実験っていうか、それに付き合ってよ。」

「おう!まかせとけ!」

 

そういってガッツポーズを魔理沙がとる。

頼もしい限りだ。

そしてやっと戦国大戦のカードと遊戯王のカードの実験が出来る。

…体力もつかな?

まぁなんとかなるか。

 

「んじゃ明日はその予定でいいんだな?」

「うん。お願いね。」

「了解だぜ。じゃあ今日は寝るか。もう結構遅いし。」

 

外に目をやる確かに暗くなっている。

まぁというか電気を点けてる時点で十分遅いって分かるんだけどね。

 

「そうだね。それに結構疲れたし早く寝て回復したいな。」

「んじゃ布団敷きに行ってくるぜ。ちょっとまっててな。」

「…うん?わかった。」

 

あれ?魔理沙どこで寝るんだろ?

あ、もしかして僕の布団をこっちに運んでさっき僕が使っていた部屋で寝るのかな。

ん?でもだったら僕が直接行けばいいような?

と一人疑問を抱えていると魔理沙が帰ってきた。

しかし手ぶらだ。あ、卑猥な意味じゃ無いよ?

 

「んじゃ寝ようぜー。」

「え?どこで?」

 

と聞くと魔理沙が「そんなの当たり前だろー。」と言ってくる。

 

「さっきお前が寝てた部屋だぜ。」

「あぁ、なるほど。…じゃなくて!せめて別の部屋とかじゃないの!?」

「なんで別の部屋で寝る必要があるんだぜ?」

 

さも当たり前のように魔理沙が言う。

さっき親友みたいなものとは言っていたけどさすがに同じ部屋で異性が眠るのはどうかと思う。

 

「それとも同じ部屋じゃ寝たくないのか?」

「う…。」

 

なぜここに来て上目遣いをする!?

いや、落ち着け雪茂。

あくまで親友。深く考えるな。

そうだ。親友だったら家に泊まることもする。

 

「…いや、寝ようか。」

「よーし寝室へゴーだぜ。」

 

 

 

 

~寝室(さっき雪茂が寝てたところ)~

「魔理沙さん。」

「いきなりさん付けなんてどうしたんだぜ?」

「それよりもこれはどういうことでしょうか。」

 

先ほど魔理沙は「布団を敷きに行ってくる。」といったはずだ。

なのになんで目の前には、

 

「一枚の布団の上に二つ枕があるんですかねぇ!?」

「足りなかったんだぜ☆」

 

もう一度言うぞ。

これなんてエロゲだよ!?

…なんていうか疲れた。

 

「はぁ…もういいや。寝よっか。」

「やっとあきらめたか。んじゃ電気消すぜ。」

 

内心眠れるか不安な雪茂であった。




どうしてこうなった。(困惑)
自分で書いてて途中まじでエロゲの展開になってしまい修正しました。
修正してこれですけどね。(遠い目)
昨日そういうゲームやったせいかなぁ。
番外編でその修正箇所出してもいいかもしれませんね。
というか魔理沙ってこんなに気が利く人でしたっけ?まぁいいや。
と、相変わらず文章力が低いですが閲覧ありがとうございました。
また次回おねがいしますー。

霊夢好きの人本当にごめんなさい。
さすがに死人は出さないので大丈夫です。(ただし主要キャラに限る)
モブは知りませぬ。
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