のんびり艦これ   作:海原翻車魚

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 こんにちは、執筆者です。
 最後の投稿が3月なのにびっくりして書こうとしたのもつかの間、リアルがどんどんと立て込んで書けずにいました。今回は合間を使って書いてみましたがあまり多くは書けず、前回の半分くらいの内容になってしまいました。それと、新しい端末で文字をほぼ打ち込んでいるので操作感に戸惑っている面もありました。
 それでも見たいという方は下にスクロールして見ていってください。
 (後れ馳せながら注意書です。グロテスクな表現やショッキングな内容、ヘイトが大好物だと言う方は決して見ないで下さい。主人公がただ問題を起こさないようにのんびりと立ち回っていく小説です。)


意地っ張りの反省

 執務室にて、僕はぼうっとしていた。

 ただただぼうっとしていた。

 開発やら建造やら演習やらを終わらせてぼうっとしていた。

 時々、自分は果たして提督としての職務を全うしているのか不安に思うことがあるのだが今、正にそう思っている渦中であった。

 いつもの雀卓が穏やかな暖気を帯びてきたのを下半身で感じ取った時に戸を叩く音がした。

 「だーれだ?」

 榛名の声を明朗にしたかのような声が戸をすり抜ける。

 だが、この慣れた感じは金剛型戦艦の長女たる彼女であろう。

 「改二丙おめでとう。」

 「何で分かるんですか…。」

 戸越しでも項垂れている金剛が透けて見える。

 この時の彼女の声はいつも通りの金剛だった。

 「EQ160の提督を甘く見ちゃいけないよ。」

 「EQ?」

 「調べてみれば分かるよ。それよりそこは寒いだろうし中に入ったら?」

 「お邪魔するネー。」

 「邪魔するなら帰って。」

 「何でですか。」

 「あらら、ノってくれないか。」

 どこかで聞き齧ったノリを繰り出してみるも不発に終わった。

 それはそれで構わないが、構わないのだが少し寂しいと思うのはどうなのだろうかと自問してみる。結論としてはただのワガママなのだ。しかも唐突にやるおっさんのだる絡みのようなものだったため自責の念が募る。

 「まあいっか。炬燵にでも入ってゆっくりしてて。」

 そういった僕は立ち上がり茶と菓子を用意する。

 「はーい。」 

 背後から布のすれる音が聞こえた。正確に言えば布とポリ素材が擦れる音であろうが、金剛が炬燵に足を入れ座布団に座ったものと考えられる。

 「うぅ、寒い。」

 春先の寒さが足先から侵略してくる。

 丸い盆に乗せられた二つ並んだ湯飲みからはゆらりと湯気がたつ。個包装された煎餅たちは歩いた振動とともに音をたてる。

 自分の座布団を踏みながら湯飲みを置く。

 煎餅は真ん中に盆ごと置いた。

 「それで、どうしたの?」

 「用はさっき提督が言った通りです。」

 「なんかゴメン。」

 「ところで何故眼鏡をかけてるんです?」 

 「いつもかけてなかったっけ?」

 「初めて見ました。」

 「本当?…どこから話そうか。」

 「簡潔にお願いしマース。」

 「口調戻りかけかな?」

 「たまに出るんです。」

 「そっか。じゃあ話そうか。」

 冷め始めた茶をすすり舌を濡らす。

 舌を滑らせるために水カステラやら気違い水やら般若湯を寄越せとは言わない。雑談程度に酒は要らない。ただ渇いた喉を潤す程度の水分で良い。

 「着任する前から少し近視気味でね。着任してからはみんなの顔は一応覚えてたんだけど念を入れて動き方の癖と服装の傾向を同じように覚えてたんだ。それから少し経って実家から荷物がある程度届いたんだ。その中に買ってそのままにしておいた眼鏡があったんだ。ちょっと意地を張ってかけないで過ごしてたんだけど限界になったから最近になって眼鏡をかけたんだ。」

 「なるほど、だから顔を見るとき距離感がおかしかったんですね。」

 「う、うん?そんなに近かった?」

 「近かったですね。新任の娘が来たら多分泣きますよ。」

 「本当に?」

 「本当に。睨んでる風に思われるかもしれないネー。」

 「よし、眼鏡かけておこう。」

 意地を張ると余計なことが起きるのは実体験しているのだが省みない自分の態度には思うところがある。そこまで酷い顔をしているのだろうかと思い、スリープさせてるスマホの画面を鏡代わりに眼鏡を外した自らの顔を見る。

 なるほど。これは新しい同僚が泣く。角度によっては完全に不良のメンチだ。

 「慣れてて察しがついてる艦娘はなんてことは無いんですが、慣れてても察してない艦娘はかなり驚くと思います。ウォースパイトとビスマルクは驚いてました。」

 「ううむ。」

 顔とか服じゃなくて動きの癖を見て判別してた僕は唸るしか出来ない。眼鏡をかけずに艦娘に話しかけるのはもう止めようと思った。

 

 「そういえば提督。金剛さん以外にも次世代改装される艦娘がいるって知ってます?」

 何気なく入ってきて数分経過した頃に赤城が口にした最初の言葉がこれだった。

 普段つけている茶色のカラーコンタクトを外し、爛々と輝いて見える裸眼を開いて饅頭を両手でもしゃもしゃと食べている赤城に僕はツッコミがてら返答する。

 「カラコンなの知ってたけどさ。もう隠す気は無いんだね。では、改めて。二人とも改二実装おめでとう。」

 『ありがとうございます。』

 二人の声が重なる。

 うちに着任している古鷹の目と同じ感じだからかは分からないが着任し始めた頃よりかは赤城のカラコンの執着度合いが落ち着いてきたのはまず間違いない。

 というか、速報が入ってからかは完全に外してつまみ食いを敢行していた。

 真面目な性格なのは知ってるが食に対する姿勢は見直して欲しい。

 「つまみ食い止めない?」

 「どうしてその話に?」

 「昨日出来立てつまみ食いしてたでしょ?それを思い出したの。」

 「あれはつまみ食いではありません。」

 「味見か。」

 「あ……。」

 「子供みたいな言い訳しないの。何回か注意してるでしょ?」

 「うぅ…。」

 「皆には甘い鳳翔さんだけど空母たちには特段甘い気がするなあ。」

 「え?」

 話の脈絡が全く分からないという顔した赤城はおかわりの饅頭に触れようとした右手を止めた。

 「連帯責任で適性量変えるか。」

 「もうしません。ご容赦を。」

 「本当に?」

 「はい。」

 「金輪際?」

 「はい。」

 「よし、言質とった。」

 「そんなあ!?…って、しまっ?!」

 「赤城は懲りないですネー。」

 「はあー…。」

 ため息一つ。

 『それさえ無ければいい人というのはそれがあるから悪いのだ』という言葉をどこかで聞いたような気がする。

 直接聞かないなら間接的に通すまでのこと。 

 「艦歴って金剛の方が上だよね?」

 「何の話です?」

 「そうですね。」

 再び饅頭に手を伸ばし要領を得ない赤城と得心した金剛。

 「じゃあ、全体の適性量変えてって言っといて。」

 「言うのは構いませんけど提督の分も減りますよ?」

 「この際だし構わないよ。」

 「じゃあ言ってきます。」

 「いってらっしゃい。」

 金剛が出ていってしばらくしたタイミングで赤城が慌てて金剛を止めに行った時の顔は戦闘時にバリアの耐久値が1になった時よりも絶望した顔をしていた。大事になる前に止めておけと注意しているのに懲りないからそういうことになるのだと思い、廊下を見ると食堂が賑やかになっていた。

 二人の姿が見えないことから金剛はここを出た瞬間、走って食堂に向かったのであろう。

 赤城の足音のテンポが速かったことからまず間違いないだろう。

 因みに艦歴とは今日までモデルとなった艦が現存している場合の年数である。

 

 一悶着あった食堂はしばらく賑やかだったが、空母たちが味見という名のつまみ食いはもうしないという約束がなされ静かになった後のことだ。

 先程の面子に加え響が加わった。

 四人で駄弁を弄するにも言の葉が尽きた。

 三者三様ならぬ四者四様の状態で炬燵でのんびりする。

 炬燵に入ってほっこりする響、もといヴェールヌイ。

 しょぼくれながらミカンをもそもそと食べる赤城。

 手際良く洗牌する金剛。

 尻尾だけ出した猫に手を伸ばして撫でる僕。

 この猫はどうも府内の誰かに良くしてもらってるようで毛並みが野良にしては綺麗だし人慣れしている。

 パラレルワールドにいるせいなのかこの島には活気が無いどころか僕らしかいないのだ。野性動物はいることにはいるがあまり多くない。だからこの猫が関わることとなる人物は僕らのうちの誰かという理屈になる。

 もう一度撫でようとして尻尾でやんわり拒否された僕は徐に口を開いた。

 「アレやろう。」

 「やりましょう。」

 「やります。」

 「やるやる。」

 そういうことになった。

 アレ、というのはとある卓上遊戯の一種だ。

 賽子を振り出目に応じて自身が演じる人物の行動を演出するというものだ。

 つまるところTRPGである。

 「誰がKPするの?」

 『提督。』

 「何で聞いたヴェールヌイまで僕を指定するかな…。」

 「面白いから。」

 「ちょっと泣いていい?」

 「それは良いから早くしてください。」

 調子が戻ってきた赤城が急かす。

 「じゃあ、テストのオリジナルシナリオからやるよ。KPしばらくやってなかったからね。」

 『よし来た。』

 「キャラ名と職業、体力と敏捷だけで良いよ。」

 「推奨技能は?」

 赤城が聞く。

 「跳躍と場合によるけど言いくるめ。」

 『?????』

 「すぐ終わるから。」

 しばらくしてキャラシートが手元に来る。

 ヴェールヌイのキャラは《島田 大介 陸上選手 体力10 体格16 敏捷10 知性13 アイディア65 知識100 容姿 8 推奨技能の<跳躍>100 <言いくるめ>100 その他の技能は任意のタイミングで振る》となった。

 「KP放棄して良い?」

 「駄目。」

 無表情で両手をピースにしながら前後に動かすヴェールヌイ。

 頭の中のシナリオが壊れていくのを感じる。

 「次は私です。」

 赤城のキャラは《島田 哲朗 陸上選手 体力13 敏捷9 知性17 アイディア85 知識65 容姿7 推奨技能の両方に100。その他技能は任意のタイミングで振る》となった。

 「えーっと…この流れはもしかして。」

 「最後は私ネー。」

 金剛のキャラは《島田 雄輔 陸上選手 体力10 敏捷11 知性9 アイディア45 知識85 推奨技能は両方に100。任意のタイミングで他の技能を振り分ける。》

 「シナリオ崩壊待った無しなんだけど。」

 「壊れるものを見るのも風情だよ、司令。」

 「全員同じ苗字で同じ職業…。それでもって推奨技能全振り+αを全員振れるとか…УРааааааааааааааааа!」

 少し壊れた自分に引いてる目線に気付くのにそう時間はかからなかった。

 

 「じゃあ、導入いきましょう。…の前に。」

 『?』

 「PC達は同じ団体の同じ競技の選手ってことで良いの?」

 「うん。」

 「大丈夫ネー。」

 「それでいきましょう。むしろそのつもりです。」

 「改めて…。」

 【身を焦がすほどの日照りが大会に向けて練習中の貴方達に刺さります。水分補給を許されない環境の下、監督の怒号にも似た指示が飛んできます。彼曰く、近くの小川で筋力や記録向上のために走り幅跳びを行うとのこと。暑さで意識が朦朧としている貴方達は鴨の親子のように監督について行ってしまいます。次に意識をはっきり持ったのは件の小川に着いた頃でした。練習開始という単語を聞いたところからロールプレイをスタートしてください。】

 「練習開始!」

 KP以外にNPCをやる人手がないのが少し悲しい。

 「KP、早速《言いくるめ》。」

 ヴェールヌイが技能の使用許可を求める。

 「数値の半分でどうぞ。」

 「えっ?」

 「炎天下に長時間いるだけでも奇跡なのにでまともに頭が回ると思う?」

 「うっ…。」

 「振った振った。」

 《1D100→24 成功》

 「よし成功。」

 「ロールプレイもどうぞ。」

 「監督、このままだとアンタの責任問題になるぞ。」

 「何が言いたい?」

 「私達の管理問題で責任が問われると言いたいんだ。」

 「分からないな。もっと具体的に言ってくれないと。」

 「炎天下に水分補給もさせずに私達が倒れたのなら貴方は良くて懲戒免職、悪ければ刑務所だ。」

 「それで、何を求めてる?」

 「大量の水分を求む。」

 「ほう。」

 「ヘーイキーパー。」

 「ん?どうしたの。」

 「別府のロールプレイだと練習続行する?」

 「そうなるね。」

 僕が演じてるのは連盟も怒鳴り込みに来るほどのクズ監督だ。

 「普段は変な事しないしさせないからこういう時の提督のRPは新鮮だね。」

 「ウチでは夏場はスポドリと塩飴とタオルを常備してもらってるし、冬も水分とカイロの携帯をしてもらってるからね。一応上に立ってる人間だし。」

 「ギャップがありすぎて風邪引くネー。」

 「この役は仮想だからさ。リアルとは別ね。というかリアルにこんなのいたら警察は放って置かないし万に百放置するようならこの国は終わってるよ。」

 「1%は可能性があるんですね。」

 「少なくとも一般人を拉致して軍に従事させるのは100%駄目だな。って、この国駄目じゃん。」

 事ここに至った。

 少なくとも拐われたあの日から薄々は分かっていたが…。

 思考にブレーキをかける。

 「はいはい。この話の引き金は僕だけどゲームに戻るよ。」

 『はーい。』

 【シャツの胸元をつまんでパタパタと風を顔に送る監督の顔は気だるそうにしていた。その顔は早く冷房の効いた部屋に行かせろと言わんばかりだった。早速その行動をしようと踵を返す監督。】

 「待って、監督。」

 赤城がロールプレイで待ったをかける。

 「まだ何かあるのか。」

 「奥さんが泣きますよ。」

 「バカめ、独り身だ。」

 「お母さんが泣きますよ。」

 「絶縁してる。」

 「くっ…無敵か。」

 「もうちょっと粘れない?」

 諦めた赤城に思わずKPの素が出る。

 「だって…。」

 「言いくるめが駄目ならアレがあるでしょ。」

 ハッと気付くのが早かった金剛が説得を提案した。

 結果として最大値の半分でダイスを振ると不思議なことにクリティカルが出てしまいゲーム終了となった。

 その後はレーザー銃やら忍術やら高次元の生物の触手やら原始的な掛け声やらが飛び交い食べ物を粗末にしたりで酷い有り様だった。

 途中で鳳翔が来て間食のお握りを差し入れてくれたり、暁型駆逐艦の三人が来て僕が頬をぷにぷに触ってるのを見つけた神風型の四人も部屋に入ってきたり、部屋の三人もぷにぷにしてみないかと言い始めたりでどんどん人が集まってしまった。

 解散させた時には夕飯の時間をとうに過ぎていた。

 

 TRPGを久々にやった日からある程度経った日の朝、かなり早い時間帯に鳳翔が付き合って欲しいことがあると執務室にこっそり来た。

 アレをやろうということだった。

 食堂に足早かつ静かに向かいカウンター席に腰掛ける。

 鳳翔はカウンター越しの僕の隣の席に辺りの位置にいた。

 何も入ってないグラスがゆっくりと僕の前に滑り込む。

 「暫くやってなかったので肩慣らしにこのくらいの距離から始めます。」

 「良いと思う。」

 アレというのは西部劇やら昼ドラの深夜帯のバーで見る『あちらのお客様からです』のことだ。

 大分前に昼から呑んでいる隼鷹が『酌をしてもらうのも良いがたまには別な感じで酒を出されてみたい』などと言ったことが起因だ。

 「まずはここから。」

 そういって鳳翔が出したのはラーメンのどんぶりだった。

 「肩慣らしって何だっけ。」

 「間違えました。」

 普段の間違えた時のリアクションとは対応が少し異なっていた。もっと踏み込んで言うとものボケをしていたのだった。何故朝からそのようなことをしたのかという言及はしないことにした。やりたかっただけだろう。

 「こっちですね。」

 流れるような動作で出てきた普通のグラスを一瞥し、こくりと頷く。

 徐に視界に入るグラスを構えていた左手で優しくキャッチ。それが理想なのだが惜しくも左手首に当たった。

 朝の早い時間帯、この食堂は声が響く。そのため僕は無言でグラスを鳳翔に返したあと、ジェスチャーでさっきの距離でもう一回やろうと提案した。

 もう一度やると今度は吸い込まれるように左手にグラスが来た。

 その後もう一席、もう一席とずらして練習するうちスタート位置とゴール位置が両端になっていた。

 スライドさせる器もいつの間にかどんぶりになっていた。

 聞こえるかどうかの音がすぐに大きくなり、僕の掌を直撃した。

 相当な力で扱っていたのか打ち所が悪ければ骨折していたかもしれないと思うほどの衝撃だった。

 ただあまりにも大きい音だったためかパジャマ姿の叢雲が慌てて駆け込んできた。

 どんぶりを片手で持つ僕と成功を喜んでガッツポーズをしている鳳翔が二人だけで、しかも異様な距離に両者がいることで導き出した叢雲の答えは…。

 「………。」

 沈黙。

 それはそうだろう。破裂音に似た音が響き渡ったのにも関わらず現場の当人達は距離がある。意味不明の度合いを強める謎のアイテムや手振り…全てが結び付かない状況では口を開けるか沈黙するしかない。

 自分もこの光景を見ようものなら多分唖然とするだろう。

 鳳翔に許可をもらい事情を説明した。

 「なんだ、アンタが鳳翔さんに叩かれた訳じゃないの。」

 「あんな音したらそう思うよね。」

 「てっきり鳳翔さんを怒らせたかと思ったじゃない。心配して損したわよ、全く。」

 「心配してくれてありがとう。そんな酷いことしないから安心して。」

 「勘違いしないでよね。アンタがいなかったらアレが出たとき困るじゃない。」

 アレよと繰り返して単語を思い出した叢雲が指差したのはまさかの単語。

 このまさかは女子の口をついて出たことによる衝撃などではなく、何の前触れもなくつき出された指が当該当物を偶然指差してしまったことによる喜劇のような悲劇である。

 つまるところゴキブリと言いながら指差した場所に偶然ヤツが居合わせたのであった。

 悲鳴と走り回る足音が建物中に広がり見物人が増えては悲鳴が響く。失神する者も居れば足早に見なかった振りをする者など様々なリアクションを尻目に僕は食堂の隅にゴキブリを追い詰め、手に持っていたキッチンペーパーで鷲掴みした。そのままグシャグシャと丸めて止めに両手で圧縮した。

 僕はゴキブリを潰したその足で外に出てゴミ置き場に積まれた袋の中に無理矢理そのペーパーを突っ込んだ。

 このような日もあるさと思いながら外の水道で手をよく洗い水を完全にはたいて府内に戻った。 




 メインタイトル通りの内容とおまけ程度の他要素しか書かないので注意書は必要無かったですかね。
 本当はもう少し書きたかったのですが、良い持っていきかたが浮かばなかったので次回に回そうと思います。
 (まあ、ショッキングなのもグロテスクなのもエロティックなのも書けるんですが時間とサイトが許せばオリジナルで書くと思います。)
 作者の愚痴のような自伝的小説は内容が日に日に濃くなっていっているためかなり濃縮されたヘドロのようなどす黒いものになっています。見たいと言う方は作者のTwitterなりこの小説の感想の追記なりで「まだですか?」と急かしてみてください。多分書きます。

 それでは、また次回にお会いしましょう。

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