止まった雲なら地球を動かせばいいじゃない的な発想で筆を執りました。
つまるとこ、話が進みます。さんざ止めてた人間が今さら進めるとなると違和感が募りまくりますがねw
新章開幕……という訳ではないのですが、それでも以前に比べると話はかなり変わるかと思います。
なので、これを含む本編は本編として、ひとくちは止まった雲を眺める、もとい番外編という形で読んでください。
今回は短いですし、ちょっと感情が滲んだ文から始まります。
ブリーフィングは以上です。
昔話をしよう。
あれは、着任して2、3年あたりの頃だ。
あの日、僕は掘り起こされたどす黒い猜疑心を燻られていた。
端的に換言するのならば、軽くブチ切れていた。
『ホワイト鎮守府での素行不良な司令官に対する研修』という名目で、ホログラム状のならず者が侵入していたのだ。
一応、強制帰還方法としてホログラムに対して発砲すれば感覚のフィードバックを伴う返送銃が支給されていた。
結果、初手で見せしめに一人をヘッドショットで黙らせた。
ついでに、ウチの艦娘に対してろくでもないことをしようとしていたトンマを出来る限り感覚のフィードバックが続くように慎重に帰還させた。
結果、僕の鎮守府は区分上、ホワイト鎮守府であるが研修施設対象外となった。
トンマの中にはお上の高官がいたらしいが下卑た面の群れを覚える気にはならない。泥水の砂粒を見るか、という話だ。
昔話はこんなところだ。
そんなことで、お上からは鼻つまみ者半分人徳者半分という評価を受けているのが現状だ。人徳者というのを自分で言ってしまっては言葉の意味が霞んでしまうが。
とかく、目を付けられたという側面はあった。
同時に、とある人に目をかけられることにもなった。
僕と同じ、『艦娘の保護』を行っている先達がコンタクトをとって来たことは今となっては大分昔だ。
今日も月一の定例会議に出席するため、僕は自室に入ってヘッドセットを装着した。
カチ、カチとマウスのクリック音が指を伝わり耳朶をうつ。
会議のソフトがディスプレイで立ち上がる。
長いパスコードを打ち込み、自分の顔がワイプで写る。
オプションで音声出力をチェック。
諸々の確認を終え、自分の内側の宇宙を見ようと背もたれに体を預けて幾ばくか、現実の手が空想の首根っこを引っ捕らえた。
「……ん、……君……丸君!」
「……!」
身だしなみ、ヘッドセットを素早く整えると、ワイプの群。一人一人が人間らしい笑顔を浮かべる。
「失礼しました。」
口元のよだれに気付いてせこせこ拭う。
同志たちの笑顔の四角が僕の意識を迎え入れた。
「では、定例会を始めます。」
リーダーである柳岡さんの音頭とともに声を発する。
『お願いします』
顔しか知らない同志と声を連ねて一体化する。
会議の内容を連ねるのも良いのだが、中身のある中身のない話のため泣く泣く割愛させてもらう。簡単にまとめると、「うちのこかわいい自慢」である。
自分の鎮守府を語る皆の顔は心の虚から目映いばかりの光を発していた。恐らく、僕もそんな顔をしていたかもしれない。
ソフト、ディスプレイ、コンピュータの電源を切って
「クローンの人権保護、かあ」
口をついて出た、そんな言葉。
別に含みを持って吟じた訳ではない。ただ、方針は当初から大きく変わってることを改めて思い返した、それだけだ。
部屋からエレベーターのほんのごく僅かな距離、
「最初は帰りたかっただけだったのになあ」
暗い自室の家具たちが『今日も頑張れ』と叱咤したように感じた。
背中で答えた、わけではないのだが『やってくる』と思いエレベーターに乗り込んだ。
流れていく舗装されたような壁面を見て思った。
『この手は何のためにあるのか』
小さい頃は『手を繋ぐため』、黒歴史は『人を傷つけるため』、社会に出てからは『金を作るため』
「じゃあ、今は?」
エレベーターが地上1階に着いたことを告げる。
簡単な話だ、『守るため』にある。
腰に据えた『護朋』の鯉口を鳴らし歩みを進めた。
そして、今日もまた、思い出の空を切り取っていく。
今回筆を執った理由をぶっちゃけると古参の読者さんがいなくなって焦った結果です。
メンタル悪し、体調悪し、タイミング悪しの三拍子。
何が悲しくて理系の国家資格とらねばならんのか未だに承服出来ないです。
出来ることなら、編めなかった船を編んでいる後進の作品を見守る職に就きたいところです。(医療系じゃなくて編集者になりたいです。)
新しい試みをした方……もとい昔やってた芸当を復活させたのは作成中のひとくちの方なので執筆時間の都合がつく今月末(10月末)までもう少しお待ち下さい。
では、失礼します。
表現について聞きたいです。
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難しいと感じる(やさしく書いて)
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今のままでいい(書きたいように書いて)
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簡単すぎる(文学に寄せて)
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キチゲ解放求ム
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対象年齢上げて(タグ増加)