小ネタともSSとも言える話です。小話って言ったほうがあってるかも……
まあいっかの精神で投稿します。
あと、この気まぐれ一口チョコ感覚であげるやつは前回の話から「ひとくちのんかん」と題します。
真面目……というかキチンとしたものを時間が出来たら投稿します。
それではどうぞ。
「…………て、……きて」
意識を無くしていた、というよりかは自然な無意識であった。……まあ、小難しく言ってるだけで寝てただけである。
「司令官起きて。」
「……?別府?」
雪を駈ける風のような声色、だけども温もりがある声。眠気を振り切った脳が反射的に名前を呼んでいた。
「返して。」
おぼろげに見える彼女の小さな手が僕を指差していた。
そして、知覚するちょっとした違和感。
腕の中にはもふもふとしたものがあって、隣で寝ている者とは違う匂いを発していた。
「?」
なにこれ?
「返して。」
腕を目の前に持ってこようとすると、ヴェールヌイの持っていたマンボウのぬいぐるみがあった。
「あぁ、ごめん。」
体を起こして、ぬいぐるみを返す。
「まったく、君って人は……」
別府のため息が寝ぼけた頭を急速に回し始める。
よくよく考えたら違和感が強い。それに、何故かこっちが悪者になってるのもおかしい。
勝ち逃げしようとするヴェールヌイに待ったをかける。
「別府ちょい待ち。」
ビクッ、という擬音がしそうなほど驚いたヴェールヌイ。
「なんで別府がここに入ってるの?」
「そ、それは総員起こし担当だから……。」
「ふむ……」
確か違った気がするが、一旦保留して泳がせることにした。
「なんで別府のぬいぐるみが僕の腕の中にあるの?」
「……黙秘する。」
「?????」
どうにも核心らしい。聞く順番を間違えたと思うくらいにはリアクションが上々であった。
「聞き方を少し変えようか。」
生唾を飲む音が聞こえた気がする。
「なんで総員起こしにぬいぐるみを持ってきたの?」
「………………………………くっ!」
ぬいぐるみを抱えたまま膝をつくヴェールヌイ。
論破がてら彼女の目線に合わせて改めて座り直す。
「さて、このイタズラについて色々聞かせて?」
「それは…………」
彼女にしては歯切れが悪かったが、ポツリポツリと紡がれた内容をまとめるとこうだ。
珍しく抱き合って無かったため手が空いていた僕にぬいぐるみを置いたらどうなるかと言う好奇心からくるものだったようだ。で、ヴェールヌイがここまでぬいぐるみを持ってきたのは気まぐれだったようだ。
理由と動機の半ばははっきりとした。ただ、ピースが欠けている。
何故、昼間に総員起こしと称してこちらにおもむいたのか、だ。
「なんでその子を持ったまま来たの?」
「……………………………………………………………寂しかったから。」
顔をぬいぐるみにうずめてそう言った。
ちらりと見えるおでこはほんのり赤かった。
追撃はやめてあげよう。
「……とりあえず、お部屋に帰ったら?」
「うん。」
大人びた態度をとることが多い彼女の珍しい見た目らしい言動。そんな背中を見送った僕は布団に潜った。
そして、駆逐艦たちの間では先日水族館で購入したぬいぐるみを昼間まで寝ている僕に置いてみる遊びが流行り始めた。
おかげで夜間運営が困難である、という青玉じみた思考は置いておく。
威厳とかないと駄目かなあ?
えー、前回アンケート催促みたいな文を書いた結果投票頂けて有難い限りです。
ただ、現状を見ると決行するには早計と判断しました。
なので、40~50件ほど投票を頂いて多かったものを採用します。
(ここで告知するのもおかしな話ですが、仮に成人向けになった場合別垢別名義で投稿させて頂きます。ここでBAnされると本格的に物を書きたく無くなるので……。引き続きよろしくお願いします。)
今年はこれにて執筆き納めになります。良いお年を!
表現について聞きたいです。
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難しいと感じる(やさしく書いて)
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今のままでいい(書きたいように書いて)
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簡単すぎる(文学に寄せて)
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キチゲ解放求ム
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対象年齢上げて(タグ増加)