のんびり艦これ   作:海原翻車魚

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 皆さん、おはよう、こんにちは、こんばんわ。
 来月から端末に触る機会がなくなりそうなので、更新に走る作者です。+ロールバックするにしてもどこまでロールバックするか迷ってる作者です。++どこまでなら全年齢版までの記述として良いのか迷う作者です。
 
 今回はネタを考えてたら背骨に走ったアイデアを基に書きました。大体そんなフィーリングで書いているためクオリティは低めです。
 今回はふたくちのんかんです。
 今回は……『微風』です。ゆるっとはっしんごー


ひとくちのんかん~14~

 「行くよ~」

 『はーい』

 ふと、出撃をした。

 勝って当然の編成で、勝って当然の戦場で勝った。

 帰ってきて補給を済ませた。その時、ふと思った。

 「みんなー」

 『?』

 「出撃の時の掛け声って結構大事?」

 いつも通り、僕が端を発した。

 

 

 古株、育成組、現第一艦隊の面々を食堂に集め軽食をつまみながらの会議が始まった。

 「アンタはいつも急に始めるわよね」

 「ごめんて、叢雲。」

 「What's wrong?」

 「ちょっとした疑問だよ。」

 「提督、早く議題を話してちょうだい。お風呂で私の目の保養になりたいの?」

 「急かすのは分かるけど、どういった類いの脅しなの?加賀さん?」

 以前、こちらの入浴中に闖入してきた加賀。見られて困るモノではないが保養になってしまったらしい。

 「赤城さんにも見せてあげて下さい。」

 「そして、どういう態度の嘆願?」

 「提督の主砲は私のモノデエエス!」

 「うるさいわよ。」

 思わずオネエになってしまった。

 「今日は、『出撃時の掛け声』が議題よ。」

 「その口調のまま進行すると……ククク……」

 叢雲がツボに入る寸前らしい。あるよね、普段気にしてないけど特定のタイミングでくすぐられるゲラのスイッチ。

 「はいはーい!那珂ちゃんは『ミュージックスタート!』でテンション上がるなあ!」

 「じゃあ、やってみよう。」

 『え?』すっとんきょうな声を後ろにして掛け声をあげる。

 「ミュゥズィック……カァマンンヌ!」

 『…………』

 沈黙が帰ってきた。

 「これ、テンション上がる?」

 「あ、はい」

 真顔の那珂ちゃんが抑揚のない返事を投げてきた。ひどいよ~。

 「はーい、どっちらけのついでに次いこー。」

 「ここは定番ネー。『LET'S GO!』」

 矢継ぎ早に金剛が提案、そして僕が承諾。

 「れっごー!」

 「YEA……あれ、どうしましたAnybody?」

 『なんて返せばいいの?』

 『それはそう』

 金剛と僕除くメンバーが疑問を投げ、夫婦は匙を投げた。

 「はい!」

 「雪風くん。」

 「短く、『出撃!』なんてどうでしょう!」

 良い意見だ。

 「総員、出撃!」

 『はい!』

 良いお返事だ。

 「これで良いんじゃない?」

 「第一候補って感じで良いんじゃないかしら?」

 「なしてさ、叢雲。」

 「これだけの人数、それこそ意見がもっと出るでしょう?貴方にしては早計じゃあないかしら?」

 「……じゃあ、保留で。」

 「はいはいはいはいはーい!」

 「飲んだくれ!」

 「えへー、ひっどーい!」

 「キャラがだだ崩れ……で、何が隼鷹的には良いと思う?」

 「あたしわねー、『発進!』でも良いとおもうにゃー」

 艦載機ライクである。

 「やってみよ、全員…発進!」

 『はっ!』

 大義というかやる気はある感じのお返事。

 「これで『まだよ』……第2候補で。」

 叢雲がまたしても止める。うん、慣れた。

 「少し、良いだろうか。」

 「はい、日向。」

 「『瑞雲』で」「ごめん、却下。」「ぬう。」

 却下のタイムアタックをしているのだろうか?

 「そろそろ良いかしら。アタシが提案するわ。」

 「叢雲、頼むよ」

 「『出港!』……これよ」

 「ほいじゃ……出るぞ、出港!」

 『了解!』

 「これで良いんじゃないかしら。」

 「保留でーす。こうなったら皆に出してもらおう。」

 その後、様々な意見が野球の送球のように飛び交った。

 「こんなところかな?」

 「司令官、まだ発言していないでしょう?」

 「そうだっけ?」

 「ええ。」

 加賀が鋭い眼光でこちらを見てくる。口を開いたらまた主砲がらみの話題が出そうだ。

 「とぼけるようなら一航戦、二航戦、五航戦の皆で見学会を開かせてもらうわ。」

 「そうなると、私が提督側につくことを忘れないで。」

 真顔かつ淡々とした金剛の一言が緊張の糸を極限まで張り詰めさせた。

 「冗談よ。貴女たちと事を構えるような下手は打たないわ。ただ、一度の事故に私は夢を見ただけよ。」

 「Hmm…」

 「その夢の共有くらいはバチは当たらないでしょう。」

 「一言余計ネー」

 「はーい、下品な話はおしまい。」

 『……』

 「ひゅー!色男!」

 「隼鷹は茶化さない。本題に戻るよ。」

 「まっ、本題って言ってもアンタがトリなことには変わらないのよね。」

 頬杖をつきながら爪の形をぼんやりと見る叢雲。ネイルアートをしているわけではなさそうだ。

 「考えろって言われてもなあ……」

 ぼやきながら天を仰ぐ。腕を組みながら思いっきり頭を伸ばす。口で天を掴もうとも意気込んでみようとでも思ったが、ふと懐かしい感覚に視界から陥った。

 景色がぼやけ天井の木材の目や年輪が二重になりはじめ、線がふやけ現実が遠くになっていく。

 「ふー…………ん」

 呼吸のリズムが抽象化されつつある。そうして、軽食として出されていたフライドポテトもこの優しい混沌に溶けゆく。

 「……。」

 嗚呼、郷愁。

 不随意な機能が無意識の随意に阻まれていたことを体が知覚してしまっていた。

 「……ひゅぅぅ」

 大きく息を吸い、はく。

 「それで、どうなのかしら。」

 「なぁんもわからん。」

 『えー!』

 「普段直感だから……」

 『えー……』

 ふと、背筋に落雷が迸った。

 「思い付いた、ちょっとやってみるね。」

 大声を出すために空気を使い古した肺に詰め込む。

 「行くぞ、テメエら!」

 食堂にひびが入るのではないかと思うほどに響き、揺れた。 

 『応!』

 第二波。

 「提督……」

 静けさが訪れる。なぜか加賀と赤城と金剛から熱視線である。

 「あーあともう一個。」

 次は大声を出さずに済むため軽く呼吸。

 「こんなふざけた戦い、終わらせるよ。」

 『はい!』

 「……で、何か良いのあった?」

 『は?』

 「テンションの落差!」

 この手の会議にしては珍しく着地点が裏世界に入った。足が付いた着地点はスタコラと走り去り、あまつさえダンスエモートでモーション悪用してグラフィックの裏側に入り込んだのだ。

 

 

 

 後日、また出撃した。

 「みんなー」

 『?』

 「さっさと終わらせよう!」

 『はい!』

 その場のテンションで良いかと個人的な着地点。




 何かしらやるとき掛け声あると士気が上がるよねと思った作者です。
 最近、とあるサイトに文章診断させてみたら『説明調』と出てきたのでそこも戻した方が良いのかなと思う次第です。
 それでは、次は発明品回のリンク先か別のSSでお会いしましょう。

表現について聞きたいです。

  • 難しいと感じる(やさしく書いて)
  • 今のままでいい(書きたいように書いて)
  • 簡単すぎる(文学に寄せて)
  • キチゲ解放求ム
  • 対象年齢上げて(タグ増加)
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