のんびり艦これ   作:海原翻車魚

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 どーもみなさん、作者です。
 一身上の都合によって、しばらく端末に触れなくなる日が近づいてきました。どうにかこの話を放流できそうなので置き土産として置いていきます。次の投稿は11月の上旬になると思います。

 本題に戻ります。
 今回は、どうにかふたくちのんかんになりました。
 それと、今回は若干下ネタっぽいです。
 諸注意はここまでにして、ゆるっとはっしんごー。


ひとくちのんかん~16~

 ある日、明石から緊急入電があった。

 人という種族が総毛立つほどの気色の悪いアラームがけたたましく騒ぎ立てる。

 ラボに入った僕はそこに待ち受ける人物に問うた。

 「一体何が……」

 くるりと椅子を回転させてこちらを向いた明石が口を開く。

 「司令官」

 呼吸を整え一拍置いた明石の口が重々しく開かれる。早まる心臓の鼓動がいやに遅く開く明石の口の動きをより遅くした。

 「お風呂に入る時間をずらしてもらえませんか?」

 「………………は?」

 頓狂な物言いに全身の力が蒸発し、警鐘を鳴らしていた心の臓腑はリズムを取り戻した。

 「いえ、先日の会議覚えてます?」

 「心当たりがない。」

 「あー、ほら、あれですよ!掛け声のコンペの時!」 

 「そんなのあった?」

 「ありました!」

 真面目な導入から打って変わってコントになり始めた。

 「んー、ほれでふぁんのはなひ?」

 あくびが出る始末。

 「何の話って…………加賀さんが言ってた提督の主砲見学会の話です!」

 明石という名のリンゴが赤く熟れていた。

 「……んもう、セクハラですよ?」

 いじらしく話しているが途端に冷静になりはじめてきた。そういえば、確かに加賀がそんな話をしていた気がする。

 「字面で言えばセクハラの被害者って僕なんだけど。」

 「確かに!」

 「納得するんだ……」

 「ともかく、お風呂に入る時間を毎日ずらしてください!」

 「ともかくでまくれる状況でも状態でもないでしょ……」

 ギャーギャー騒ぎ始めた明石から逃げるようにラボを出た僕だった。

 

 明くる日、僕は定刻通りの風呂に入ろうとしたが小腹が減ってしまい食堂へ踵を返した。

 冷凍うどんを茹でてから軽く冷水でしめてせいろにあける。いわゆるざるうどんを作った。冷蔵庫にしまっていた薄めるタイプのめんつゆの原液を器に入れ、わさびと刻み海苔を少々小皿に乗せて食卓へついた。

 腹持ちをよくさせるため、うどん数本を取り30回以上噛んで飲み込む。3分の1ほど食べたところで刻み海苔を、もう3分の1を食べたところでわさびを入れ少しだけ満足感のある夜食を頂いた。

 食器諸々を洗って、乾燥ラックに収納して執務室へ戻っている道中、奇妙な出来事があった。

 びしょ濡れの一航戦二人とすれ違った。ふと、感じた温もり……まさか、ね。

 

 さらに明くる日、僕はふとチー鱈と冷酒を拝借しようと食堂に向かおうとしていた。

 今度は五航戦がびしょ濡れだった。美人なのは間違いないが滴るのはお湯だった。……マジで見学会開いてる?

 

 さらに別の日、夜桜を見ようと中庭に寄ろうとした時に艶やかな黒髪をなびかせる駆逐艦がしっとりとお湯で濡れていた。

割と失望してしまう。

 

 連日、びしょ濡れになっては歯切れとばつが悪そうに会話を避ける艦娘たちが続出した。傾向を見ると、当然というか高錬度組が悪さをしていることに気付かざるを得なかった。

 

 「全員正座!」

 流石に看過出来ない。人数が多すぎる。ついでに……

 「なんで座ってるの大和?」

 「いえ、提督の主砲のご相伴に預かれると聞いて」

 「預かりません、お引き取りを。」

 「ぶーぶー!」

 ブーイングしてらっしゃる……怒りたいのは僕の方だよ。

 「あ、ぁアタシは悪くないわよ!先輩たちが!」

 「瑞鶴の言う通り、一航戦の先輩方が!」

 「貴女たちも魅入られたクチ、観念しなさい。」

 「私の探照灯は全てを見通します!」

 「ハリセン持ってたかなあ……」

 責任の擦り付けあいに閉口したくなる。

 「あの金剛を魅了した主砲、気にならない訳がない!」

 「は、初月さん!」

 秋月の顔が照月になってるが、初月に対する僕の態度は涼月通り越して冬月だよ……まったく

 ふと、僕の側に立つ職員を見やる。

 「まったく、てーとくがどんなに苦心しているか分からないのデース、everybody?」

 特徴的なしゃべり方で当鎮守府おなじみの金剛だ。ただ、紡ぐ二の矢、二の句が怪しいことを肌で感じてしまった。うん、嫌な予感。

 「このメンツでてーとくの相手したら、一部緊急搬送されるネー。」

 「金剛、座りなさい。」

 右手に支給されて早数年経ってグリップがすれた麻酔銃、左手にはそれをレーザーポインター型兵器で複製した麻酔銃を装備。なんて優しいお説教。

 この後、びしょ濡れメンツやアジテーターを説教部屋にぶちこんで3,4時間説教した。

 一番真面目に説教を聞いていた大和曰く、「終始鬼の様な形相だった」とのことだった。




 精神的余裕が作者に合ったら近いうちに、余裕が無かったら前書き通り11月上旬にお会いしましょう。いざ、さらば。

表現について聞きたいです。

  • 難しいと感じる(やさしく書いて)
  • 今のままでいい(書きたいように書いて)
  • 簡単すぎる(文学に寄せて)
  • キチゲ解放求ム
  • 対象年齢上げて(タグ増加)
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