~夜~
何時もなら部屋に籠って本を読んだりゲームをする時間に俺と風は...
「女子に連れてこられて来てみれば...一夏のクラス代表への就任祝いのパーティーを食堂でやっているとはな...来なくてもよかったな。うるさいし...」
「いやいや...女の子達が頑張って準備してくれたんだし参加ぐらいしようよ?。参加しなかったらきっと雷ファンの子達が泣くよ?」
食堂で行われている一夏の就任パーティーに参加していた。さっきも言った通り俺は来たこと後悔している。何故なら一夏の取り合いで箒とセシリアが喧嘩したりしてうるさいし、さらには俺の回りにも、女子が少しだがいてどうやって話しかけるか集まって考えているからだ。と言うか俺のファンってどうやら冷たくされるのが趣味みたいだからむしろ帰ったら帰ったでそれすら喜びそうな気がするけどな...。
そんなことをぼんやりと考えていると...
「話しているところ失礼するわね~」
目の前から二年。確か名前は...黛 薫子だったか?まぁ、先輩が話しかけてきた。何故一応、名前がわかるのかと言うと、俺と風はこの学校の生徒と教員の名前を入試後に片っ端から覚えさせられたからだ。
ちなみに俺達に覚えさせている時に束ねぇは、
『全ての名前とかを覚えていたら他の学年やクラスに転校してきた産業スパイや政府からの刺客、テロリストに対処しやすくなるよ~?』
と、笑顔で言ってきたが俺に風、クロねぇ、そしてに織斑先生に一夏、最後に箒以外は全て有象無象と一区切りにしている人間の言葉では無いと思うが...まぁそんな事があったから俺と風は一応この学園にいる生徒と教師達の名前と顔を頭に叩きこんでいる。
「私は二年、新聞部部長の黛 薫子。入試の時一人一機ずつ教師を真っ向勝負で落とし、更には一夏くんセシリアペアを危なげなく落とした二人に取材をしたいんだけどいいかな?」
「いいですよ?風も構わないな?」
「いいよ~」
俺達がそう言うと黛先輩はメモとペンを取り出した。そう言えば学校の掲示板に貼ってあった壁新聞...少しガセぽい物がチラホラ混じっていたような気がするな...最後に釘でも刺すか。
「まずどうやって教員を倒したの?」
「普通に遠距離武器を使って撃ち落としただけです」
「普通に相手の銃を全て斬っただけだよ~」
そう答えると先輩は「教員倒すこと自体が普通じゃないんだけどな~」などと言いながらもメモを取っていく。
「それじゃあ次の質問だけど何で君は織斑君とセシリアちゃんに怒ったの?」
「その様子なら何があったか知っているようですが?」
それでも聞きたいのと先輩が言ってくるので俺は少しなんと言うか考えた。普通に答えれば俺達は白騎士事件の際の唯一の犠牲者二人の子供でISに憧れて束ねぇに付いていって出会ったクロねぇと束ねぇは、俺達にISの操縦訓練やISや生身での戦闘訓練を付けてくれた恩人でもあり家族だから家族をバカにされたら怒るのは当然だろう。
だがそれを言ってしまうと色々と秘密がばれてしまって護衛がしにくくなってしまったり動きにくくなっても困る。
だから...
「スミマセン。その理由を詳しく話す事はできません。話すには両親の事も話さないといけないのですがまだ死んだ両親の事の気持ちの整理がついていませんから...」
そこですこし泣き真似をすると先輩は慌てて俺達に謝った。人には余り思い出したくない過去があるとしっかりと理解しているらしくそこは少しだけ安心した。
「じゃあ最後にいまさらだけどこれからIS学園で過ごすことになるわけですが意気込みをどうぞ‼」
「これから一緒に過ごしていくが束博士をバカにする奴は許さない。死にたい奴だけバカにしろ」
「私は皆と楽しく過ごせればいいな~と思っているよ?よろしくね~」
「ふむふむ...雷君はともかく風ちゃんは普通ね...少し捏造すればいいか」
そう聞いたとたん俺はアサルトライフルを風は剣を呼び出し、
「「捏造したらそのカメラを撃ち抜くぞ」(切るよ?)」
そう脅すと先輩は首がちぎれそうなほど勢いよく首を上下に振った。
「そっ、それじゃあ最後に専用機持ちで写真を撮りましょう‼」
明らかに誤魔化すために先輩は写真を撮ることを提案してきたけど...
「悪いですけど、俺は却下で」
「雷が駄目なら私もパス~」
一部の女子から残念がるような声も聞こえたが無視して俺達は食堂から出て自分達の部屋に向かって歩き出した。
「雷、写真に写らなかったのはなるべく自分の情報が漏れないようにでしょ?」
「何の事だ?。俺は写真自体が嫌いなだけなんだが?」
お互いにわかっているからこそ俺と風はそれ以上言葉は喋らずに部屋に戻っていった。また、明日も偽りの友人として振る舞う自分達に呆れながら…