黒きISを持つ兄とISに速さを求めた妹   作:戦闘狂の道化師

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暴風と流星

俺と風がアリーナに飛び出ると一夏とセシリアは既にアリーナの中心に出てきていた。飛び出た瞬間俺達に気が付いたセシリアは俺達近づいてきて頭を下げた。どうやら一夏と戦っている間に何故か改心したらしい。

 

「すいませんでした。日本人だからって男だからと見下してしまい本当にすいませんでした...」

俺達が無言で見ていると今度は一夏が、

 

「セシリアもこんなに反省しているんだし許してやってはくれないか?」

と俺達に訪ねてきた。

 

「謝罪なんていらない...」

俺の予想以上に怒っていたらしくさらに手のひら返しをされさらにイラついたらしい隣の風が呟く。ISのアシストのおかげでセシリア達にも聞こえたらしく二人とも『あれ?風ちゃんこんな感じだったけ?』と言う風に首を傾げる。

 

「そうだな風。口ぐらいならなんとでも言えるからな...」

俺がそう言うと風は、右に持っている剣を俺は左手の大剣を目の前にかざしセシリア達を睨み付けこう言った。

 

「とにかく黙ってストレス発散に付き合え」

 

「とりあえず殴らせてよ」

そう言うのと同時に開始のブザーが鳴り俺はセシリアに、風は一夏に突撃していった。

 

 

「くっ!くらいなさい‼」

開始と同時に俺が突っ込んでくるのに驚きながらもセシリアは、俺にライフルを向けて発砲した。発砲と同時に俺に向かってくる青い光それを見ながら俺は多分笑っていた。

 

「ちょうどいい。改造してもらったこの大剣を試してみるか‼」

俺は避けることはせずその青い光に向けて黒い大剣を降り下ろす。すると青い光は真っ二つに斬れ両方とも俺の後ろのアリーナのバリアに当たり消滅した。この大剣は束ねぇに入学直前にビームとかを反射するように加工して貰っておいた物でセシリアのライフルがレーザーだったのでちょうど実験してみた所こうなった。

 

「えっ...キャァ‼」

レーザーを斬られて呆然としているセシリアにまずは思いっきり大剣を横方向から叩きつけアリーナの壁にぶつけると壁が砕け砂煙が上がる。

 

「その程度で束博士を侮辱したのか?」

俺が砂煙に向けてそう言うと...

 

「代表候補生をなめないことですわ‼」

セシリアがそう言いながら突進してくるのを見ながら俺は少しだけ体をずらす。

 

「うわぁ‼」

一夏が俺がいた場所に向かって飛んできていたからだ。俺はそれを通りすぎかけたタイミングでセシリアに向けて蹴飛ばす。

 

「ぐは‼」

 

「一夏さん!?ってきゃぁ‼今度はなんですの!?」

俺が一夏を蹴飛ばすのと同時にセシリアが一夏に向かって吹き飛ばされ二人はぶつかり地面に落ちていった。

 

「おい風?セシリアは俺の獲物だろうが?」

 

「え~?雷も一夏蹴飛ばしたしお互い様でしよ?」

実はセシリアが吹き飛んだのは風が後ろから斬り飛ばしたからだ。大方俺にさっき言ってきたやつは言い訳で本当の理由はセシリアが飛んできた一夏に驚いて隙が出来ていたからついでに斬ったのだ ろう。

 

「まぁ、いいか...それで?お二人さんそろそろエネルギーが少ないんじゃないのか?リタイアするか?」

 

「いや...まだやれる‼」

 

「そうですね...この程度で代表候補生が負ける訳にはいきませんわ‼」

そう言いながら二人は立ち上がり一夏は刀をセシリアはライフルとピットを展開しながら俺と風を睨んでくる。その目には強がりなどでは無くしっかりとした意志があることが見てとれる。

 

「風...あいつらに勝ち目はない楽にしてやるために決めるぞ」

 

「わかったよ」

 

「「唯一仕様 起動」」

俺達がそう言うと俺の回りには台風並みの風がまとわりついて、風の方は最初は変化が見られなかったが風がニヤリと笑うと一夏達の回りにいつの間にか四人の風が立っていた。

 

「やるぞ」

 

「はーい」

(ふう)は一夏達の近くにいた四人の(ふう)に紛れ込みゆっくりとだが次第に早く右回りに回っていく。それにあわせて俺が大剣を振ると俺の回りにあった風が(ふう)が回っている方向に合わせて一夏の回りに竜巻を発生させ周囲から砂煙を上げ一夏達を周囲から見えなくする。それを確認すると俺は竜巻の中心に入っていった。

 

「さて、実戦で試すのもなんだが...」

俺はセシリア達を見下しながら大剣の柄の下にあるボタンを押す。すると俺の大剣は柄が伸びて刃の部分は曲がって(ふう)が持っているような鎌に変形した。

 

「英国だと魅力的な人をダンスに誘うんだったか?それならお二人さん俺達と踊ろうぜ‼何てな」

 

「ふざけてないでやるよ」

(ふう)は俺に突っ込みを入れながら竜巻に乗りながらさらに加速しまわりながら時々竜巻から飛び出し一夏達を斬りつけていく。最初は一人一人飛び出していたのだが少しずつ一度に斬りつける人数が一人また一人と増えていき逃げ場がどんどん無くなっていく。

 

「こうなったら‼」

(ふう)の攻撃に痺れを切らしたセシリアが四機のピットでまとめて攻撃しようとしたした瞬間四機のピットが爆発した。

 

「なんですの!?」

 

「さぁ、何でだろうね?ピットの砲身に土でも詰まっていたんじゃない?」

 

「白々しいね雷」

ネタばらしをすると爆発した理由は俺が風を操ってピットに砂を詰めておいたからだ。

 

「めんどくさいからもう決めるね。まずは...」

そう言うと周囲を回っていた五人の風は一夏の回りに近づき全員で刀を刺して一夏ISのエネルギーを完全に奪いきった。

 

「一夏さん!!」

今度はセシリアがまた一夏に気を取られた隙に俺が鎌を振ってかまいたちを飛ばしセシリアの動きを止めた後鎌を首に引っかけて後ろに倒しながらまた鎌から大剣に変形させセシリアに思いっきり突き刺しISのエネルギーをこちらも無くす。完全に無力化したのを確認してから竜巻を解除する。

 

「セシリア、織斑...いや、あえて一夏と呼ぶがお前達はISを力だと武器だと思っているのか?元々は宇宙で作業する用の物だと言うのに....」

 

「本当...滑稽だよね。こんな奴達に......」

俺がそう言うと風も分身を消して近づいてきたが風はそこまで言うと一夏達を置いてカタパルトに戻り始める。俺もその後に続いて帰っていく。

 

「あんな奴らがISを兵器として使いだしたんだね...まぁ仕方ないか...私達も昔はそう思っていたんだから...束ねぇの思いを正しくわかってくれる人はいるのかな?」

 

「さぁな...少なくともこの世界はISの力で今はバランスを取っているんだから...いつか完成させようか...束ねぇの為にも...」

アリーナには俺達を見続ける一夏達だけが残った。

 

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