黒きISを持つ兄とISに速さを求めた妹   作:戦闘狂の道化師

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戦いの後の日常

「では、一年一組の代表は織斑一夏君に決定です。あ、一繋がりでいい感じですね」

翌日の朝のホームルームでは山田先生が嬉々として喋っていた。回りの女子も盛り上がっているなか俺は一人ため息をついていた。なぜかと言うと客寄せパンダになりたくないから代表は辞退したのだが結局はセシリアの辞退をしたらしく代表が一夏になったので回りが騒ぐことには変わりがないことに気がついたからだ。まぁ護衛対象が有名になればなるほどこちらとしても助けやすくなるのでこちらとしても願ったりかなったりなのだが。この騒がしさはな...。

 

 

俺が考え事をしている間にもセシリア達の話は進んでいっていたようで今は一夏が何で代表になったかと山田に聞いたりセシリアがその説明をしたりしていた。一夏はその説明を聞いて俺を指差そうとしたがこの前の事があるからか指を指そうとして止めた。その後はセシリアの自慢や一夏の教官を誰がやるかで揉め出したので俺は興味を失ってホームルームが終わるまで眠りについた。

 

 

 

 

そんな風に嫌に騒がしく回りが過ごしてきた四月も下旬になった頃俺と風は外のグラウンドにISの基本操作の練習に出ていた。ちなみにここまでにあったことはセシリアと一夏が俺に謝って来てセシリアは束ねぇを侮辱したこと一夏は俺が言ったことの正しさを少しだけ知ったらしくその事を謝ってきた。俺達はすでにこの二人を倒した時点で満足していたためこれを許して友人のような関係を結んだ事ぐらいだ。護衛の為には表面上だけでも仲良くしておくことに越したことはないからな。

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコットそして雨宮兄妹試しに飛んで見せろ」

そう言われて俺は陽炎を風は流星を展開した。その隣ではセシリアがブルー・ティアーズを展開しており一夏は織斑先生にせかされてから展開した。全員が展開したのを見て織斑先生が、

「織斑、展開が遅い。雨宮兄妹やオルコットを見習って0.5秒までに展開を出来るようになれ」

そう言われた一夏は少し不服そうにしながらも姉が言っていることもあってか頷いた。そして織斑先生が、

 

「よしなら飛べ」

と言ってきたので俺達は上空に飛び上がった。機体のスペック的に有利な風が一番について次にセシリアがその後ミサイルを大量に積んでいるせいで少しだけ遅れた俺が最後に風に次ぐ速度が出るはずの一夏の順番だった。

 

『織斑、何をやっているスペック的には流星の次に白式がスピードが出るはずだぞ』

一夏は着くなり地上にいる織斑先生からお叱りを受けていた。一夏が少しだけ落ち込んだような態度を取るとセシリアが

 

「一夏さん、イメージは所詮はイメージ。自分がやり易い方法を模索する方が建設的でしてよ?」

 

「そう言われてもなぁ。大体空を飛ぶ感覚自体がまだ掴めてないんだよ。何で浮いているんだ、これ?」

 

「説明すると長くなるぞ、一夏」

 

「なら遠慮しておくよ...」

俺がそう言うと一夏は少しだけげんなりしながらそう返した。少し前から授業中の態度を見てきた限りだとISの予備知識とかは無くてほとんど勘と感覚のみで白式を乗っているようだ。俺達がそんな話を上空で話していると

 

『一夏‼何時までそこにいるだ‼さっさと降りてこい‼』

どうやら、箒が先生から通信機を奪いそう大声で言ったようで一夏は顔をしかめていた。なぜようでなのかと言うと俺と風には聞こえてないからだ。このISは束ねぇ製なので少しでも怯んだりするような要素は無くしているらしい。今回もそれが働いている。俺達のISには自動の音声シャットアウト機能が付いていて一定以上の大声を感知または通信やプライベートチャットで言うとその音声が聞こえなくなり、視界の端に文字として見えるようになっている。ため息をつきながら下を見ると箒が織斑先生が出席簿で頭を叩き通信機を取り返すと、

 

『では、今から急降下をし目標の高さで停止しろ。目標は10cmだ。始めろ』

そう言った。というかある意味、箒は束ねぇとそっくりだな。思い立ったら即行動という点だけ。細かく言えば違いもあるけどな。束ねぇの場合はある程度自分のしていいことの範疇のみでするのに対し箒は、自分のしていいことを判断できてないと言うことだ。最たる例は今この時だな。

 

「さて、俺らが先に行かせてもらうぞ。風」

 

「はーい」

風に声をかけてお互いに手を繋ぐ。そして...

 

「じゃあな?」

 

「お先にね~」

セシリア達に声をかけてお互いのブースターを全開でふかして全速力で地上を目指して急降下する。俺のISだけでは速度はそこまででもないが風のISと同時にふかして移動しているため通常では出ないスピードが出ている。

 

『やるぞ』

 

『わかった。イグニッションブーストで無理矢理向きを変えて10cmスレスレを少し飛んでから停止する?』

 

『余計な手札を見せる無くてもいいだろ。普通にやるぞ』

プライベートチャットを風と短くすると地面に数秒後には当たるという寸前の所でお互いに手を離し無理矢理体を反転し今まで急降下していた勢いを殺しちょうど10cmで停止した。

 

「よし合格だ」

織斑先生がそう言い終わるのと同時にセシリアも降りてきてちょうど10cmで止まった。

 

「セシリアも成功したか...とりあえずあれから逃げた方がいいな...」

 

「そうだね~」

そう言いながら俺と風はゆっくりと上から降りてくると言うより落ちてきている白いISを避けるためにゆっくりと距離をとっていく。セシリアが不思議に思っていると...ズドン‼と派手な音を立てながらセシリアの横、俺がさっき立っていた場所に一夏が落ちてきて地面に埋まった。

 

「馬鹿者...地上10cmで停止しろと言ったのに地上に激突するものがいるか...授業後に埋めておけ」

それを見た織斑先生は自分の身内という事とISに損傷が見られないことから軽く注意をした後に授業の続きを始めた。その後の授業は武器の展開で俺と風は問題なく展開しセシリアが一夏に向けて展開して織斑先生に怒られたりセシリアが近距離武器を普通に展開出来ずに手間取ったりその事を織斑先生怒られた以外はごく普通に続いた。

 

そしてその夜俺達にとってはめんどうな物が開催された...。

 

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