「簡潔に言うぞ」
俺に皆の視線が集まる。俺はスウっと息を吸い込んだ。
「Cクラスの代表と根本恭二は付き合っている」
『『『『『『『『『はい?』』』』』』』』』
Fクラス全員で耳に手をあてて聞き返してくる。吉本〇喜劇かっ!!
「だから・・・Cクラスの代表の・・えっと・・・小川?と根本は付き合ってるつってんだよ」
『『『『『『『反逆者には死オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
!!!!!』』』』』』
何回目なんだFクラスの魂の叫び。
「ちょっ!それ本当!?ウソだよね?!だって、だって、だって・・・」
「明久、落ち着け・・気持ちはよーーーーーーーーーーく分かる」
「・・・・・・・・・・抹殺」(シュッ)
「ムッツリーニ、どこに行くのじゃ!?」
『『『『『『根本に死をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』』』』』』
「一回黙れ、クズ共」
『『『『『なにイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!?』』』』』
雄二とFクラスの連中はお互いに罵り合っている。Fクラスの奴等は分かるが、雄二の奴・・・
かなりテンパッてるみたいだな・・・。
「・・・・・・・・(トントン)」
「ん?どこ行ってたのムッツリーニ?」
明久の隣にムッツリーニが現れた。ムッツリーニが帰って来たって事は・・・調べが済んだって
事だろう。さすが情報係、仕事が早いな。
「・・・・・・話は真実」
ムッツリーニが俺たちに撮ってきた写真を見せた。Cクラスの代表の小川と根本が机を挟んで向
かい合って座っている写真だ。たぶん、Cクラスで撮ったんだろう・・・早い。
「じゃ・・・じゃぁ・・・Cクラスが怪しいって・・?」
「コレからすると、ワシ等の警戒をCクラスに向ける為じゃろう・・・」
「・・・・・・・・あとコレ」(スッ)
ムッツリーニが内ポケットから小型録音機を取り出した。・・・・ここはノーコメントにさせて
くれ。
「ん?それは俺が前もって根本のポケットに入れて置いたのじゃないか」
Fクラスの奴等との罵り合いを終えた雄二がムッツリーニの持っている録音機を見た。
「・・・・・・根本の計画の素性が録音されてる」
「「「「「マジで!?」」」」
オーマイガー!あんなに自信たっぷりに説明しようとしていた自分が恥ずかしい・・・。そんな
俺の心とは裏腹にムッツリーニが録音機の再生ボタンを押した。
――――――――――――――
『で、Fクラスの奴等が来なかったらどうするのよ?』
『いや、坂本だからな必ず来る。そして何らかの条約を持ち出してくるだろう』
『フ~~ン・・そこに根本君が来て、協定の事を持ち出すのね』
『卑怯だと思うかね?』
『さぁ?勝った方が正義って所かしら・・・』
『クククク・・早く来いよ・・クズクラス共』
――――――――――――――
録音機が止まった。心の底から沸々と何かが噴き出ている様に感じる・・・皆を見ると、明久と
秀吉は眉をひそめ、姫路と島田は顔を真っ赤にして怒っている様だった。
「・・・ねぇ雄二・・・協定って?」
明久が雄二に訊ねた。
「『試召戦争に関する一切の行為』だ」
「じゃぁ、この事を先生達に言えばアタシ達の・・・勝ち?」
「あぁ・・・勝てる、けどな・・・・」
雄二が言葉を切って俺達(俺・明久・秀吉・ムッツリーニ)の方を向いた。皆が無言で頷き合う
・・・どうやら、バカな考えをしているのは俺だけじゃない様だな・・。
「このまま勝つことは出来るけど・・・」
「俺達の感覚っつーか・・インスピレーションの問題だな・・・」
「うむ、インスピレーションかは分からんがまったくじゃ・・・」
「・・・・・・・外道には外道で返す」
「つーことだ・・・・野郎共、根本に地獄を見せてやれ」
雄二がFクラスの野郎共にそう言った。
『異端審問会じゃああああああああああああああああああああ!!!!!!』
『『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』』』』
ダダダダダダ バタバタバタバタバタ うおおおおおおおおお!!
俺達にはどうやらシリアスな不陰気は似合わないらしい・・・。
「根本には・・・・・・頑張ってもらおう」
「・・・・・・・南無」
俺達は静かに邪魔にならないように須川・・・・異端審問会を見送った。
―――――――――――――――――――――
ダダダダダダダダダダダダダダダダ―――
『ん?なんだ・・・この音は?』
『『『『異端審問会じゃああああああああああああああああああああああああああ』』』』
『キャーーーー!!な、何よアレ!!』
『許せん・・許せんぞ!根本恭二・・・貴様は小川友香と交際していたと聞く!!うらやまsこ
の行動は我等、異端審問会を敵に回す行為と知っての事か!!』
『ちょっ!ち、違う!!しらなかったんd『言い分は後ほど聞こう、連れてけ!』や、やめろお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ――――
『・・・・・Fクラス戦は中止ね』
Bクラス戦・勝者Fクラス
勝敗理由――Bクラス代表の棄権により決定。