俺とバカと召喚獣   作:屋代屋

2 / 30
バカテスト第一問:以下の意味を持つことわざを答えなさい。
(1)『得意なことでも失敗してしまうこと』

姫路瑞希の答え
『河童の川流れ』

教師のコメント

さすがは姫路さんです、簡単すぎましたね。


土屋康太の答え

『河童も木から落ちる』

教師のコメント

是非、その光景が見たいです。


吉井明久の答え

『喝破の革薙がれ』

教師のコメント

・・・・・・とりあえず、漢字を勉強しましょう。


小此木遼平の答え

『錬金釜』

教師のコメント

先生も時々失敗します。




第一話

「なんだ・・・・・・これは・・・・・。」

 

俺は今Fクラスの前にいる・・・・が。

流石のFクラスでも、設備はまあまあだろうと思っていたが・・・・・酷すぎる。

 

「非道だろ・・・・・・この学校。」

 

Fクラスに来る前の他の教室はEクラスでさえ机なのに、Fクラスは外見から机は無いだろうと考えるほどのボロボロさ・・・・。流石にFクラスになったのを後悔しそうになる。

 

「・・・・しゃーねーな・・・よし、いくか!」

 

俺は覚悟を決めてFクラスのドアを開けた。

 

《ガラ》

 

「こんにちわーーーーーーーーーーー☆」

 

「早く座れ、このゴキブリ野郎」

 

「黙れ、天然危険物野生男」

 

「なんだと!遼平!!」

 

俺に罵声を浴びせたのは、親友・・・いや、悪友の坂本雄二だ。

 

「つーか、なんでお前がそこにいるんだよ?担任は??」

 

「まだ来てない、代わりに教壇に上がってみた」

 

「つーことは・・・・雄二が代表か。」

 

「ああ、そうだな。」

 

まぁ、雄二ならそこらの雑魚には負けないから安心だな・・・・・・・たぶん。(コイツが油断してなければの話だが)

 

「ささささ、通してもらえますか?」

 

担当の先生が来たらしいが、ヨレヨレだな・・・この先生。鉄人を見習ったらどうだろう。無理か。

 

「では、自分の席についてください。HRを始めます」

 

「「うーーっす」」

 

俺と雄二はそれぞれ返事をしてそこらの席に(いいのか?)着く。

ヒョロ男は教壇に立ってゆっくりと口を開いた。

 

「えーおはようございます。Fクラス担任の福原です。よろしくお願いします」

 

ヒョロ男は黒板に名前を書こうとしたが、すぐに振り返った。どうやら、チョークが無いらしい。

 

その後、色々とFクラスの設備について話を聞き&設備の不備を申し出るも、あっさりと却下された。

 

「では、自己紹介でもしましょうか。廊下側の生徒からどうぞ」

 

ヒョロ男の指名を受けて廊下側の生徒の一人が立ち上がった。ん??あれって・・・・

 

「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる」

 

やっぱり秀吉だ。独得の言葉遣いをしているはたから見れば美少女は、木下秀吉。俺の幼馴染だ。小中共に一緒だった奴だ。ココに居てアイツ大丈夫なのか心配だ・・・・・・。まぁ、守るけど。

 

「・・・・・土屋康太・・・・・・よろしくたのむ」

 

次に立ったのは土屋康太、通称:ムッツリーニ。コイツも秀吉や雄二と同じで親友兼悪友だ。特技が、盗撮という犯罪ギリギリの男だ。まぁ、いい奴だよ?本当は・・・・・。てか・・・女なんていねーじゃねーか・・・・。

 

「島田美波です。よろしく☆」

 

・・・・・・・前言撤回、女は居た。島田美波、コイツよく秀吉達と一緒に居た奴だ。なんて、考えてると俺の番になった。

 

「小此木遼平だ。得意なことは合気道とギャンブルだ。よろしく。」

 

ふう、コレでよし!いい感じに自己紹介が出来たぞ!!さてさて次は・・・・・あっ!!!

 

「吉井明久です。気軽にダーリンって呼んでくださいね☆」

 

「「「「ダァァーーリィーーン!!!!!!」」」」

 

野太い声の大合唱。流石の明久でもこの呼び方は辞退したようだ。明久は俺の後ろだ・・・・コイツ俺に気付いてないな?・・・・ったく。明久が席に着いたとき後ろを向いた。流石に気づくだろう。

 

「・・・・・・・・・・ドッペルゲンガー??」

 

「明久・・お願いだから、期待を裏切るな。頼むよ・・・。」

 

コイツは・・・本当にバカなのか!!ようやく俺が本物と気付いたのかああ!っと言って驚いた。俺は化け物か!!

 

「遼平!!ななななななな、なんで!?なんでFクラスなの!?」

 

「落ち着け、明久・・。じゃが、ワシも気になるのう・・・・?」

 

離れた所に居た秀吉もなぜか、明久の隣にいた。うぅ・・・言い訳できねぇ・・。でも、言ったら言ったで怒られるからな・・・・・(特に明久に)

 

「何々?吉井の知り合い??あ、ウチは島田美波。よろしく!!」

 

騒いでる俺達の所に続々と悪友達+1が寄って来た。ムッツリーニ、写真を撮るのはやめろ。(島田を)

 

「あ、島田さんえっとry《ガラ》「あの、遅れて、すみま、せん・・・・」『へ?』

 

突然の訪問者にクラスは静まり返った。そりゃそうだ。硬直している俺達に代わってヒョロ男がその影に話しかけた。

 

「丁度よかった。今、自己紹介をしているところなんです。なので、姫路さんもお願いします」

 

「あ・・は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします・・・」

 

姫路瑞希・・・・・・・・・・・・・・・・なぜ?

 

「はいっ!質問です!」

 

俺の列の一番前の男子生徒が一人が高々と右手を挙げる。多分コイツは、俺の言いたいことを言ってくれるだろう。

 

「あ、はいっ。なんですか?」

 

「なんでココにいるんですか?」

 

聞きようによっては失礼な事を言っている様に見えるが、本当だ。姫路は、学年上位の成績のはずなのに何でここに??(俺も人のこと言えないが)ん?たしか・・・試験のとき・・姫路は・・・ああ!

 

「姫路、確かお前・・・熱が出たんじゃなかったか??」

 

「あ、は、はい。そうなんです。」

 

姫路は俺を見てビックリしたが、素直に肯定した。Fクラスのほぼ全員は、納得していた。

 

「あ、あの・・・・なんで小此木君はFクラスに・・・?」

 

ギクリ!・・・・一番聞かれたくない事を聞いてきやがった!!みんなの視線が俺に集中している。

 

「遼平・・・・観念するんじゃ。」《ポン》

 

「秀吉・・・。分かった、分かった・・・・・言いますよ。ったく・・。」

 

俺は両手を挙げて降参の意を表した。うぅ・・そんなに見つめんなよ・・・。

 

「実は・・・・・・・だな・・・・・・・。」

 

『実は・・・・・・・・・・?』《ゴクリ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次回に、続く!!!」

 

 

『おい!!!!!』

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。