(1)『得意なことでも失敗してしまうこと』
姫路瑞希の答え
『河童の川流れ』
教師のコメント
さすがは姫路さんです、簡単すぎましたね。
土屋康太の答え
『河童も木から落ちる』
教師のコメント
是非、その光景が見たいです。
吉井明久の答え
『喝破の革薙がれ』
教師のコメント
・・・・・・とりあえず、漢字を勉強しましょう。
小此木遼平の答え
『錬金釜』
教師のコメント
先生も時々失敗します。
「なんだ・・・・・・これは・・・・・。」
俺は今Fクラスの前にいる・・・・が。
流石のFクラスでも、設備はまあまあだろうと思っていたが・・・・・酷すぎる。
「非道だろ・・・・・・この学校。」
Fクラスに来る前の他の教室はEクラスでさえ机なのに、Fクラスは外見から机は無いだろうと考えるほどのボロボロさ・・・・。流石にFクラスになったのを後悔しそうになる。
「・・・・しゃーねーな・・・よし、いくか!」
俺は覚悟を決めてFクラスのドアを開けた。
《ガラ》
「こんにちわーーーーーーーーーーー☆」
「早く座れ、このゴキブリ野郎」
「黙れ、天然危険物野生男」
「なんだと!遼平!!」
俺に罵声を浴びせたのは、親友・・・いや、悪友の坂本雄二だ。
「つーか、なんでお前がそこにいるんだよ?担任は??」
「まだ来てない、代わりに教壇に上がってみた」
「つーことは・・・・雄二が代表か。」
「ああ、そうだな。」
まぁ、雄二ならそこらの雑魚には負けないから安心だな・・・・・・・たぶん。(コイツが油断してなければの話だが)
「ささささ、通してもらえますか?」
担当の先生が来たらしいが、ヨレヨレだな・・・この先生。鉄人を見習ったらどうだろう。無理か。
「では、自分の席についてください。HRを始めます」
「「うーーっす」」
俺と雄二はそれぞれ返事をしてそこらの席に(いいのか?)着く。
ヒョロ男は教壇に立ってゆっくりと口を開いた。
「えーおはようございます。Fクラス担任の福原です。よろしくお願いします」
ヒョロ男は黒板に名前を書こうとしたが、すぐに振り返った。どうやら、チョークが無いらしい。
その後、色々とFクラスの設備について話を聞き&設備の不備を申し出るも、あっさりと却下された。
「では、自己紹介でもしましょうか。廊下側の生徒からどうぞ」
ヒョロ男の指名を受けて廊下側の生徒の一人が立ち上がった。ん??あれって・・・・
「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる」
やっぱり秀吉だ。独得の言葉遣いをしているはたから見れば美少女は、木下秀吉。俺の幼馴染だ。小中共に一緒だった奴だ。ココに居てアイツ大丈夫なのか心配だ・・・・・・。まぁ、守るけど。
「・・・・・土屋康太・・・・・・よろしくたのむ」
次に立ったのは土屋康太、通称:ムッツリーニ。コイツも秀吉や雄二と同じで親友兼悪友だ。特技が、盗撮という犯罪ギリギリの男だ。まぁ、いい奴だよ?本当は・・・・・。てか・・・女なんていねーじゃねーか・・・・。
「島田美波です。よろしく☆」
・・・・・・・前言撤回、女は居た。島田美波、コイツよく秀吉達と一緒に居た奴だ。なんて、考えてると俺の番になった。
「小此木遼平だ。得意なことは合気道とギャンブルだ。よろしく。」
ふう、コレでよし!いい感じに自己紹介が出来たぞ!!さてさて次は・・・・・あっ!!!
「吉井明久です。気軽にダーリンって呼んでくださいね☆」
「「「「ダァァーーリィーーン!!!!!!」」」」
野太い声の大合唱。流石の明久でもこの呼び方は辞退したようだ。明久は俺の後ろだ・・・・コイツ俺に気付いてないな?・・・・ったく。明久が席に着いたとき後ろを向いた。流石に気づくだろう。
「・・・・・・・・・・ドッペルゲンガー??」
「明久・・お願いだから、期待を裏切るな。頼むよ・・・。」
コイツは・・・本当にバカなのか!!ようやく俺が本物と気付いたのかああ!っと言って驚いた。俺は化け物か!!
「遼平!!ななななななな、なんで!?なんでFクラスなの!?」
「落ち着け、明久・・。じゃが、ワシも気になるのう・・・・?」
離れた所に居た秀吉もなぜか、明久の隣にいた。うぅ・・・言い訳できねぇ・・。でも、言ったら言ったで怒られるからな・・・・・(特に明久に)
「何々?吉井の知り合い??あ、ウチは島田美波。よろしく!!」
騒いでる俺達の所に続々と悪友達+1が寄って来た。ムッツリーニ、写真を撮るのはやめろ。(島田を)
「あ、島田さんえっとry《ガラ》「あの、遅れて、すみま、せん・・・・」『へ?』
突然の訪問者にクラスは静まり返った。そりゃそうだ。硬直している俺達に代わってヒョロ男がその影に話しかけた。
「丁度よかった。今、自己紹介をしているところなんです。なので、姫路さんもお願いします」
「あ・・は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします・・・」
姫路瑞希・・・・・・・・・・・・・・・・なぜ?
「はいっ!質問です!」
俺の列の一番前の男子生徒が一人が高々と右手を挙げる。多分コイツは、俺の言いたいことを言ってくれるだろう。
「あ、はいっ。なんですか?」
「なんでココにいるんですか?」
聞きようによっては失礼な事を言っている様に見えるが、本当だ。姫路は、学年上位の成績のはずなのに何でここに??(俺も人のこと言えないが)ん?たしか・・・試験のとき・・姫路は・・・ああ!
「姫路、確かお前・・・熱が出たんじゃなかったか??」
「あ、は、はい。そうなんです。」
姫路は俺を見てビックリしたが、素直に肯定した。Fクラスのほぼ全員は、納得していた。
「あ、あの・・・・なんで小此木君はFクラスに・・・?」
ギクリ!・・・・一番聞かれたくない事を聞いてきやがった!!みんなの視線が俺に集中している。
「遼平・・・・観念するんじゃ。」《ポン》
「秀吉・・・。分かった、分かった・・・・・言いますよ。ったく・・。」
俺は両手を挙げて降参の意を表した。うぅ・・そんなに見つめんなよ・・・。
「実は・・・・・・・だな・・・・・・・。」
『実は・・・・・・・・・・?』《ゴクリ》
「次回に、続く!!!」
『おい!!!!!』