俺とバカと召喚獣   作:屋代屋

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第二十一話

「・・・・何か俺、今日はやけに校内回ってるな・・・」

 

完全にラスボスキャラ化している教頭・竹原との会話という名の脅迫を受けた俺は先に行った秀吉たちを追いかけてAクラスへと足を進めている。清涼祭だと言うのに俺は何でこんな・・・サスペンス風な事に巻き込まれてんだよ!?

 

「竹原の野郎・・・あのババァ、俺達に何か隠してんのか・・?教頭が直々に俺達(俺)に接触までしてきたんだ・・・裏がデカイな・・・」

 

考え事をしていた俺の視界にふと、接客をしている生徒の姿が入った。青春だねぇ・・・・・!?

 

「ぬああああああああああああああああああああああ!!!!!!!忘れてたあああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

「うおっ!?な、と、突然叫ぶな!!って・・・お前は小此木!?」

 

声が聞こえて振り返るとそこには・・・・・・毒キノコが立っていた。

 

「毒キノコじゃねぇよ!!根本だ!ね・も・と!!お前等と戦ったときに変な仮面の奴等にボッコボコにされた根本だって何言ってんだ俺ええええええええええ!!!」

 

これまた丁寧にあの後のことを説明してくれた根本。あぁ、接客してたのは根本か・・・・客がくるわけねぇよ・・。

 

「何気に酷いこと言うなよっ!!これでも、2人は客が入ったんだぞ!!」

 

「・・・・・・・」(何かを諭す様な笑顔)

 

「いやいやいやいや、俺は痛い子じゃないぞ!?何だよその笑顔!?」

 

自分の事をよく分かってない根本だ・・。周りの視線に気付いたのか落ち着く根元。

 

「と、兎に角だ・・・人のクラスの前で大声で叫ぶな、小此木」

 

「・・・・そうだったああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!俺とした事が清涼祭だというのにいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

 

「人の話を聞いてたのか!?叫ぶなバカ!!「ああああああああああああああああああああああああああ」ちょっ、うるせえええええええええええええ!!!」

 

――――――――――

―――――

 

「で、何を騒いでたんだ?お前は・・・・」

 

『はい、コレお茶ね。ゆっくりして行ってね!』

 

「あ、どうも・・・・・ナンデコンナコトニ・・」

 

只今、俺こと小此木遼平はBクラス代表『毒キノコ』こと根本恭二とお茶してます。ことの始まりは、上の文を読んでもらえれば良いんだが・・・。根本とお茶ねぇ・・・。

 

「お茶は旨いが・・・・前の面がなぁ・・・」

 

「お前がうるさいから教室に入れたが、なんだ?西村先生でも呼ぶか?」

 

「マジ根本君イケメン☆」

 

「黙れ」

 

軽蔑の視線を向ける根本。つーか、根本ってこんな性格なのか?キャラちがくね?そんな事を考えながらお茶を飲む。Bクラスの出し物は、和風喫茶『風流亭』だ。Aクラスよりは広くはないが、綺麗な教室に和のモノをこれでもか!と盛り込んだBクラスはAクラスとはまた違った魅力があるな・・・・。

 

「で、何を騒いでたんだ・・・」

 

「明久と秀吉の成長記録を撮り忘れてた」

 

「ブフォッ!!ゴホッゴホ―――・・・・岸原、西村・・いや、鉄人を呼んでくれ」

 

『わかtt「待て、岸原君!何でこんなにノリがいいんだ!?」

 

教室の受話器を持ち上げようとする岸原を止める。

 

「お前の吉井と木下への溺愛は話に聞いていたが・・・ココまでだったとはな・・」

 

「溺愛については否定はしねぇよ・・・俺にとって明久と秀吉は息子と娘みたいなもんだからな」

 

「娘じゃないだろ・・・。小此木、気を付けた方がいいぞ・・」

 

「どう言う事だ・・・根本」

 

ズズッとお茶を飲んだ根本は先程の軽口とは打って変わって真剣な口調で話し始めた。

 

「ついさっきの事だ、俺がビラを配りにちょっと出たときにだな――――」

 

――――――――――

――――――

 

「これで、クラスの奴等も教室に入れてくれるだろう・・・」

 

校舎裏を通ってBクラスに帰ろうとしてた時に聞いたんだよ。

 

『はい。分かってますよ・・・はい・・』

 

「(この声は・・・竹原教頭?)」

 

『はい・・・あの賞品を手に入れれば学園自体を潰せます』

 

「(学園を潰す!?)」

 

『大丈夫です・・・はい、ちょっと邪魔な奴等が居ますがこちらで片付けます。はい・・・それでは・・・《ピッ》・・・・ふう・・・さて、《ピピピピ》もしもし、私だ・・・あぁ、Fクラスだ・・名前は――――吉井明久だ手筈通りに頼むぞ・・・』

 

――――――――――

――――――

 

「って、な事になっててだn《ガタンッ!!》お、おい!小此木!?」

 

俺は根本が話し終える前にBクラスを飛び出した。どういう事だ?何で明久を!?廊下を周りを一切気にせず走りぬける。途中に誰かにぶつかるが気にしてる場合じゃない。階段を一気に降りてFクラスへと飛び込んだ。

 

「明久は無事かッ!?」

 

『『『『『・・・・・・は?』』』』』』

 

「突然どうしたのじゃ遼平?明久なら三回戦に雄二と行ったぞ?」

 

「・・・・・・唐突すぎる」

 

Fクラスには秀吉とムッツリーニと姫路・島田・葉月+α達がいつの間にか増えている客へ接客していた。

 

「なんじゃ?何やら変な事に巻き込まれておるみたいじゃな・・・」

 

「ちょっとな・・・客が増えたがどうしたんだ?」

 

「いや・・・何やらAクラスで騒いで来たようなんじゃが・・・」

 

急に秀吉が遠くを見始めた。気のせいなのか、ムッツリーニの顔も何かを悟ったように微笑んでいる。何があったんだ・・・Aクラス・・・。

 

「遼平こそ何処に行っておったのじゃ?姉上が探しておったぞ?」

 

「俺は・・・・毒キノコと・・いや、秀吉は知らなくていいんだよ?」

 

「ぬう!急に子ども扱いしないで欲しいのじゃ!!」

 

むくーと膨れっ面になる秀吉の頭をナデナデする。可愛いなー可愛いよー家の子・・。に、しても一体何なんだ・・・賞品がそこまで欲しいのか?文月学園を潰すなんて・・・ちょっとどころではないヤバイ話だな・・。

 

「どうなってんだよ・・・ちきしょー・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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