俺とバカと召喚獣   作:屋代屋

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バカテスト第三問:以下の問いに答えなさい。
『ベンゼンの化学式を書きなさい』

姫路瑞希の答え
『CaH6』

教師のコメント

簡単でしたね。


土屋康太の答え
『ベン+ゼン=ベンゼン』

教師のコメント

君は科学をなめていませんか。


小此木遼平&吉井明久の答え
『『B・E・N・Z・E・N』』

教師のコメント

素晴らしく息が合っていますね。

ですが、後で職員室に来るように。



第三話

Aクラスへの宣戦布告。

 

それはこのFクラスにとっては現実味の乏しい提案にしか思えなかった。

 

『勝てるわけがない』

『これ以上設備が落とされるのは嫌だ』

『秀吉がいたらそれで良い』

 

そんな悲鳴が教室内のいたるところから上がる。確かに誰が見ても、AクラスとFクラスの戦力差は明らかだった。そう、例えるならアリVSブルドーザーぐらい酷い・・・。なんて考えてるとクラスの批判はヒートアップした。俺だけだろうか、雄二の額の青筋が見えるのは・・・・・。

 

「そんなことはない。必ず勝てる。いや、俺が勝たせてみせる」

 

俺だけが見えるかもしれない青筋を浮かべながら雄二は言いきった。

 

「はい!質問です!」

 

空気の読めない明久が、元気に手を挙げている。頼むから、空気を読んでくれ・・・明久。

 

「いいだろう・・・明h・・・ゴミ虫野郎言ってみろ」

 

「間違ってないから普通に呼んでよ!!ったく・・・・あ、あのさ、何でそこまで言い切れるの??」

 

「あ、それは俺も思った。姫路は分かるけど・・・他なんて・・・」

 

俺は辺りを見渡す。一人一人と目が合う・・・・・・野郎と目が合っても嬉しくないけど・・・。

 

「おい、遼平あと明h・・・・・・ゴミ虫野郎」

 

「あれ?目の前が滲んでよく見えないなぁ~??(泣)」

 

「明久、ガンバ!・・・で、なんだ雄二?」

 

「このクラスを見て、何がいるか言ってみろ」

 

俺と明久は雄二に言われたとおりにもう一度教室内を見渡す。何がいるかなんて・・・・・・・・・。

 

「「バカしかいないだろ(よ)」」

 

「あぁ、そのとおりだ!!」

 

・・・・・・・・・・雄二さん?

 

 

 

『『『『ふざけんじゃねええええええええええええ!!!!』』』』

 

今日二度目のFクラス一同魂の叫び。

 

『コロスコロスコロスコロス・・』

『奴は反逆者ダアアアアア!!』

『切り殺せええええええええ』

 

さっきまでの不満の声は雄二の一言で殺戮の声へと変貌した。つーか、変わりすぎだろ・・・・。

 

「だ、だがだな!!こ、このクラスには康太・秀吉・姫路がいる」

 

確かに雄二の言うとおり康太・ムッツリーニの情報力はバカにならないし、秀吉のかわいs・・・じゃなかった・・演劇力や、姫路の存在はFクラスにとっても大切&貴重だ。クラスの殺気が静まりつつある。

 

「それに俺も全力を尽くす」

 

雄二が全力を尽くすとなったら姫路までもいかないが、強い・・・と思う。

 

「そして、俺達にはこいつ等がいる!!」

 

雄二は、ビシッ!という効果音がつきそうな位の勢いで俺と明久を指差した。てか・・・・・・・・・・・・。

 

「人を指差しちゃいけないゾ☆坂本くん」《ギチギチ》

 

「あだだだだだだだだだだだだだ!!ってめーゆ、指が!!折るきかっ!?」

 

俺は雄二の指を掴み曲がってはいけない方に精一杯曲げてやった。

 

「遼平、はいコレ」《ポン》

 

「おお、サンキュー明久」

 

「明久てめー、何でペンチなんて渡してんだ!!!」

 

さすが明久。俺のしたい事が分かってる~!!

 

 

そんな事をして約15分後・・・・・・・。

 

「気を取り直して・・・・・俺達にはこいつ等がいる!!」

 

今度は指を指さない雄二。よし、学習するって大事だよね?だが、俺達が何なんだ?という疑惑の目を向けてくるFクラス一同。

 

『だからどうしたー!!』

『小此木は分かるが、吉井はバカじゃないかー!!』

『そうだそうだ!吉井は莫迦だーーー!!』

 

「漢字の変換間違ってる奴に言われたくないよ!!」

 

俺以外つまり、明久に不満が集中する。しょうがない、フォローしてやるか・・・・。

 

「いいかおm「こいつ等のタッグは認めたくはないが、もの凄い(遼平だけ)!!」・・おい」

 

「ねぇ!いま、遼平だけって言ったよね!?タッグなのに一人!?」

 

雄二は叫んでいる明久を無視しながら話を続けた。

 

「とにかくだ。俺達の力の証明として、まずはDクラスを征服してみようと思う」

 

「頼むから遼平はあんなのにはならないでね・・・・・」

 

「あぁ、まかしとけ」

 

シクシクと泣いている明久を励ます。よし、『何かあったらこれに書いて将来お前の平和はないゾッ☆手帳』に雄二の名前おっと・・・・書けた。

 

「皆、この境遇には大いに不満だろう?」

 

『当然だ!!!』

 

「ならば全員ペンを執れ!出陣の準備だ!!」

 

『おおーーーーーーーー!!!!!』

 

「俺達に必要なのは卓袱台ではない!Aクラスのシステムデスクだあああああああ!!」

 

『『『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』』』』』

 

雄二の戦国武将並の掛け声にヒートアップするFクラス(一部だけ)・・・・お前ら・・・さっきまでの不満はなんだったんだ??

 

「こいつら・・・・・・・・」

 

「簡単な奴らじゃのぉ~」

 

「僕このクラスで頑張れるかな?」

 

 

こうして、本格的にFクラスの対Aクラス戦準備が始まった。

 

 

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