俺とバカと召喚獣   作:屋代屋

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第四話

「明久にはDクラスへの宣戦布告の使者になってもらう。無事大役を果たせ!」

 

と、雄二は言うが・・・・・大役なら自分で行けよ。でもな・・・・・・・・・・・・・。

 

「え?ああ・・・・うん、わかtt「明久は駄目だ」りょ、遼平!?」

 

「何でだ、遼平?」

 

わざとらしく聞いてくる雄二。俺は知っているんだぞ!!!宣戦布告の使者のつらさを!!

 

「何でも何も、宣戦布告しに行くともれなくフルボッコがついてくるんだぜ?それでも行くか明久?」

 

「ええええええええええええ!!!!!!!し・・・・知らなかった!!」

 

「ちっ、知ってたのか遼平・・・・」

 

「あたりまえだ、この天然危険物野生全開ホモ野郎が」

 

「おい!前より増えてるぞ!?」

 

ったく・・・・雄二の奴・・・もう少しで明久がミンチになっちまうとこだったじゃねーか!!マジこいつは明久の幸せのために始末しなければいけないな・・・・・。

 

「おい、遼平。明久以外に誰がいくってんだ?」

 

雄二の問いに俺は教室を見渡す・・・・・・・・・どうしよう・・・・みんな行けそうじゃん・・・。俺は取り合えず一番最初に視界に映った、須川を推薦してみた。もちろん、須川も最初は拒否していたが『丁寧な話し合い』の結果行くと自ら言ってくれた。嬉しいね~心の澄んだ少年を見るのは・・・フフフ。

 

「お前・・・俺より性格歪んでるぞ・・・・・」

 

「そんなに褒めんなよ!(お前もいつかああなるぞ)」

 

「さ、さぁ、い今から、み、ミーティングを行うぞ」

 

他の場所で話し合いをするつもりのようで、雄二は扉を開けて外に出て行った。あの野郎・・逃げやがったな・・。まぁ良いかいつか必ずその日はやってくる・・・・・・・フハハハハハハ!!!

 

「・・・・・・・・遼平・・・お主・・・」

 

「遼平・・・・・・・・・・・」

 

気が付くと秀吉と明久が俺を見ている。・・・・・見るな!いや、見ないでください!!マジ、見ないでください!!

 

「「何かあったらすぐ言ってね(言うのじゃぞ)?」」

 

「ありがとう・・・・でも、その目はやめて(泣)」

 

俺は明久と秀吉のもの凄く穏やかな目に見つめられながら雄二の後を追った。

 

 

 

校内を歩いていると、先頭の雄二が屋上に通じる扉を開けて太陽の下に出た。雲一つない空から眩しい光が差し込む。春風とともに訪れた陽光に、風ではためく姫路のスカートに注視しているムッツリーニを除いて、俺達は全員目を細めた。

 

「須川君、大丈夫でしょうか?」

 

「心配する事はない。須川だしな・・」

 

雄二がフェンスの前にある段差に腰を下ろす。

 

「午後に開戦予定だよね?」

 

「あぁ、須川が言えてればの話だけど・・」

 

俺たちもそれにならって各々腰を下ろす。

 

「それじゃ、先にご飯ってことね?」

 

「そうなるね。じゃぁ・・遼平!!」

 

「うむ。遼平、頼む」

 

了解と言いながら俺は自分のカバンから弁当を出した。

 

「これが・・・・明久」

 

「わ~~~~い!!!お弁当~~♪」

 

「これが・・・・秀吉」

 

「うむ、かたじけないの~遼平」

 

「っで、俺がこれっと・・・・・・・・どうした?」

 

弁当を分け終えると姫路と島田が俺を見ていた。なんかヘンなことしたっけ??

 

「え・・・・・・もしかして、そのお弁当・・・小此木が作ったの??」

 

「あぁ、そうだけど?」

 

俺がそう答えると姫路と島田は信じられないといった目で俺を見た。なんか、くすぐったい視線だ。明久は早速弁当にありついている・・・しっかり噛んでるな・・・・・よし!

 

「それじゃぁ、俺も頂きまーす」

 

「ワシも頂こうかの」

 

ほんの少しだけ会話が途切れた。やっぱり弁当にみんなの関心が寄っている・・っま、当たり前だけどな。そう言う俺もモグモグと弁当の中身を減らしていった。

 

それからしばらくして・・・・全員の弁当が空になった。

 

「うっし、会議を始める」

 

「雄二。一つ気になっていたんじゃが、どうしてDクラスなんじゃ?段階を踏んでいくならEクラスじゃろうし、勝負に出るならAクラスじゃろう?」

 

「そういえば、確かにそうだよね」

 

「何か考えでもあるのか?」

 

「まぁな。当然考えがあってのことだ」

 

雄二が鷹揚にうなずく。

 

「どんな考えですか?」

 

「色々と理由はあるんだが、とりあえずEクラスを攻めない理由は簡単だ。戦うまでもない相手だからな」

 

「え?でも、僕らよりクラスが上だよ?」

 

成績でクラスを分けられているので、Eクラスは当然俺達のいるFクラスより振り分け試験の点数は良い。戦うまでもないか・・・・・・。

 

「ま、振り分け試験の時点では確かに向こうが強かったかもしれない。けど、実際のところは違う。オマエの周りにいる面子をよく見てみろ」

 

「えーっと・・・・・」

 

明久が雄二に言われたとおりに俺達を見回す。

 

「えっと・・・美少女が2人・女の子が1人・ムッツリが1人・僕の親友が1人と天然危険物野生全開猥褻男が1人いるけだけだよ?」

 

「誰が美少女だと!?」

 

「「いやいや、お前(お主)は天然危険物野生全開猥褻男だろ(じゃろ)!!!」」

 

「・・・・・・・・(ポッ)」

 

「ムッツリーニ、お前はムッツリだ・・・」

 

大体分かるが美少女は姫路と秀吉だろう・・・。女は島田、ムッツリはムッツリーニ(名前で分かろうぜ・・)天然・・打つのめんどくさっ!!・・コホン、猥褻ヤローが雄二・・俺は勿論・親友だと思う・・結構うれしいな・・・(照)

 

「ま、要するにだ」

 

コホン、と咳払いをして雄二が説明を再開する。こいつら・・・・・。

 

「姫路に問題のない今、正面からやり合ってもEクラスには勝てる。Aクラスが目標である以上はEクラスなんかと戦っても意味が無いってことだ」

 

「?それならDクラスとは正面からぶつかると厳しいの?」

 

明久の疑問も尤もだが・・・・・・なるほど・・・・・・・。

 

「モチベーションのアップか・・・」

 

「さすがに気付いたか・・・・遼平」

 

「気分的に盛り上げるってこと??」

 

「初陣だからな。派手にやって今後の景気づけにしたいだろ?それに、打倒Aクラスの作戦には必要なプロセスだしな」

 

なんだか分からんが、雄二の頭の中では色々な考えが渦巻いているみたいだ・・。なんかムカつくな・・俺より数倍頭悪いくせに・・・・・。

 

「・・・・あのさ・・・吉井・・」

 

「ん?どうしたの?島田さん」

 

島田が覚悟を決めた顔で明久に何やら問いかけている。何であんなに険しいんだ??

 

「吉井と小此木って何でそんなに仲がいいの??」

 

「「へ?」」

 

異句同音とはこのことだろう・・・俺と明久の声が重なった。

 

 

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