改造ということで、俺は今工廠にいる。
「じゃ、改造開始するから。木曾ちゃんはこの中に入って」
「ういっ」
「あ、あとついでに北上ちゃんと大井っちも改造しちゃおう。入って入って」
「え?出来るの?」
「うん。ほら二人とも」
そんなわけで、改造開始である。
○
チーンッと電子レンジみたいな音と共に、俺は起き上がった。改造終わりか……。
「おーい。木曾ちゃん、終わったー?」
外から提督の声がする。
「おう。終わった」
「開けるよ?」
で、シャッ!と開けられた。こっちからすると大して変わったようには感じないが、強いて言うならマントがついたくらいだ。そして、問題はこの金属バットだ。
「おい、提督。なんだこのバットは」
「これが重雷装巡洋艦木曾改二スペシャルパック!」
「おい、聞いてんのか」
見た感じの武装は金属バット、ボール型砲弾、強化型グローブ、そしてボール型甲標的だ。
「いい木曾ちゃん。ボール型砲弾とグローブの使い方は変わらないけど、甲標的は先制雷撃で使うこと。あと、金属バットは命中を捨てて威力を上げたい時用だからね」
「分かった」
と、ここで思ったのだが、俺の他の姉貴たちが何も反応してこない。
「おい、どうした?」
「「「「か、カッコイイ(クマ&にゃ)‼︎」」」」
思わずビクッとしてしまった。
「うおっ……な、なんだよいきなり」
「なんでそんなにカッコイイの⁉︎」
「厨二にしか見えなかった眼帯も割と似合ってるクマ!」
「金属バットがヤンキーみたいに見えてそれがまたいいにゃ!」
「ルーキーズみたいに見えなくもないわね!」
北上、球磨、多摩、大井と順番に言ってくる。てか北上と大井はなんでお腹出してるの?
「はいはい、四人とも木曾ちゃんの観察は後にしてね」
提督が言った。
「じゃ、早速だけど木曾ちゃんには任務に行ってもらうわね」
「は?俺が?」
「この前のイベントで……あっ、イベントって言っちゃったよ。まぁいいや。イベントの時に天津風ちゃんが仲間になったのよ。なんかドロップして。その天津風ちゃんと鎮守府前の海域を一周してきてもらいたいの」
「はぁ?」
「実践慣れするためよ。お願いね」
まぁ、提督の命令とあれば仕方ないか。
「分かったよ。そのメンツは何処にいるんだ?」
「もう、海の上で待ってると思うわ」
「ほいっ、りょーかい」
俺は提督に言われるがまま、外に出た。さて、まぁ肩慣らしにゃ丁度いいか。
○
木曾が工廠を出て行った後、提督は球磨型を執務室に入れた。
「さて、四人とも。ここに映ってるのは改二なって木曾ちゃんの戦闘の様子だけど見る?」
「「「「見る!」」」」