ピピピピ…ピピピピ…
「ん…朝か…」
あの日、俺はあんなことになるなんて思いもしなかった…
「着替えないとな…」
その日の朝は特に変なことはなく、いつも通り、着替えて大学にいった
「おはよう、遊くん!今日も学校がんばって!」
「ありがとうございます。沙耶子さん。いってきます。」
いつも通り俺が暮らしてるアパートの管理人である沙耶子さんに軽く挨拶してから大学へと向かった。
大学に向かっていた途中、俺は声をかけられた。
「あなた…風霧くんよね?」
振り向くと、そこには女の子がふたりいた。
ひとりは活発そうな黒髪の娘でもう一人はおとなしそうな金髪の娘だ。
「そうだけど…なにか用?」
「あなた…なにか特別な能力とかない?メリーがなにか見えるらしいんだけど。」
「は?特別な能力?何だよそれ。そんなもの持った覚えなんてないよ。」
「あの…わたし…人には見えないエネルギーのようなものが見えるの。あなたの周りにも同じようなものがみえるの。」
「エネルギーのようなもの?なんだよそれ?わけがわからねぇよ。」
「まぁ、そんなことは置いといて!私たちはこうゆう不思議なことや科学じゃ解明されないことを追求するためにいろいろしてるの。その名も秘封倶楽部!今日はあなたのその力について調べたいからあなたをスカウトにきたのよ!」
「スカウト?なんで俺がそんなことに手を貸さなきゃならんのだ?めんどくさい。」
「あなた…もしかして怪我とか疲れとか寝れば治るタイプ?」
「なんでそんなこときくんだ?確かに寝れば疲れはとれるし怪我も人よりは早く治るけど…」
「やっぱり!それはたぶんその変なエネルギーのせいなのよ!それをかいめいしたいのよ!」
「とにかく!俺はそんなことに興味はない!」
俺は我慢の限界になり、その場を去ろうとした…しかし…信号が赤なのに俺は気づかずに進んでしまい…
ドチャッ!
「風霧くん!?」
「キャーーー!!!」
轢かれたの…か…?
体に激痛が走り、骨の折れる音もすごかった…
俺は死んだのか?それすらもわからない…それくらいいきなりの出来事だった。
「え…?風霧…くん?」
「うそ…だろ?」
気を失いかけながら俺を轢いてしまった運転手も、女の子二人も、驚いているのがわかった…しかしそこで俺の視界はブラックアウトした。
そして…気が付くと…見慣れない天井が視界に映った。
「ん…ここは?どこだ?」
「病院だよ。あの状態で生きてるなんてすごい回復力ね…」
隣には先ほどの女の子二人がいた。
「俺は…どうなったんだ?」
「あなたはトラックに轢かれたの…骨もすごい方向に曲がってたのにすぐに元の形に戻るんですもの…驚いたわ…」
「嘘だろ?そんな化け物みたいなことあるはずない…」
「でも、実際車には轢かれた覚えあるでしょ?」
「…確かに感触もあった…けど」
「あなたには特別な能力がある…これでわかったでしょ?」
「わかった…それは認めよう。けど原因はなんなんだ?」
「それを解明するのが秘封倶楽部よ。一緒に追求してくれるかしら?」
「仕方がないな…やってやるよ。俺のこの力の正体も知りたいしな…」
「よかったわ!それじゃ、もう退院できるみたいだから早速調査しましょ!」
「え?いや、大学いかないと…って引っ張るなって!」
「いいからいいからー!」
「行きましょう…風霧さん…」
そのまま俺は二人に連れて行かれた…てかこの二人のことなんて呼べばいいんだ?
つづく
とりあえず回想回です
まだまだ回想つづきそうですね。
頑張ります。