目的の薬をもらい、夕飯を食わしてもらった。
姫様(名前知らない)は妹紅も食べる事をすごい嫌がっていたが、渋々受け入れていた。
食事を終え、部屋を貸してもらい、寝ることになる。
ここでも姫様が妹紅を泊める事を嫌がるが、何とか説得し受け入れてもらう。
…しかし、何故同じ部屋にしたのだろう。
別にフランは何とも思わないが、俺も年頃の男子だ。
妹紅みたいに、同じ年頃のような見た目の少女が同じ部屋にいるのは少々くる。
どこにくるとは言わないが。
別の事を考え、寝ようとすると、妹紅が話しかけてきた。
勘弁してくれ、俺は理性と戦わなければならないんだ。
「なあ、勇人」
「なんだ?」
「永琳に何されてたんだ?あいつの事だから人体実験でもしたのかもしれないが…」
「実験をされたみたいだけど、何をされたかまでは教えてもらわなかったな
ああ、ただ、自分の体質っていうか、能力みたいのは教えてもらった」
「へぇ、どんな能力なんだ?」
「確か…『物質を肉体に変換する程度の能力』と『崩壊した肉体を頑丈にする程度の能力』って言われたな」
「なるほど、不老不死ではないんだ」
「ここにいる限りは不老不死に近いらしい
まあ、俺は帰るつもりだが」
「不老不死は良いものじゃあないからね
知り合いはどんどん死んでいく
あとそんな状況になるかはわからないけど、死なないから永遠の痛みを受けることになるし」
反応が変だな。
普通不老不死と聞いたら、羨ましがったりする人の方が多そうだが…
「やけに否定的だな」
「私自身、不老不死だからね」
マジか。
「もしかして、最初の薬とかってこれのことか?」
「ああ、私は蓬莱の薬を飲んで不老不死になったんだ
私は不老不死になる方法をそれしか知らなかったから、そう聞いた」
そんな薬があるのか…
元の世界の人間なら、何円出してももらいそうだ。
苦しみをわかってなさそうだからな。
「俺にはわからないが、色々大変だったんだろうな」
「こっちに来るまでは、色んなところを転々としながら身を隠していたりしてたからね」
「俺には耐えられなさそうだ
良く頑張ったな、あんま偉そうなこと言えないけどさ
お疲れ様」
「ああ…もう遅いし寝よう」
「そうだな」
反対を向いてしまった。
あと、少しいつもと声色が違う気がした。
偉そうに言ったから気分を害したのだろうか?
不安になってきた。
「や、やっぱりなんも知らない奴から偉そうに言われるのは嫌だったか?」
「…違う、大丈夫だから、寝ていいよ」
「ご、ごめん」
あ、これ怒ってますね。
今は言っても悪化させそうだし、明日ちゃんと謝っておこう。
朝になり、起きる。
妹紅は布団にいない。
もう起きているみたいだ。
着替えていると、鈴仙が入ってくる。
「起きtなな、何してるのあんた!」
「いや、何って…着替えてるだけなんだが…」
「き、着替え終わったら広間に来て
朝食があるから」
「朝食もあるのか、ありがとう」
「こっち向かないで!」
バタン、と勢い良く襖の戸を閉める。
普通立場逆だよな…?
着替えを終え、朝食を食べる。
美味しいなこれ。
そして、永琳達に礼を言い、人里へと戻る。
ああ、そうだ。
妹紅謝っておかなければ。
「なあ、妹紅」
「ん?」
「昨日はごめんな
怒らしたみたいだからさ」
「別に怒ってなかった
あれはもう忘れてくれ」
「いや、でも明らかに態度が…」
「心配してるような事じゃないから大丈夫だって
それに怒ってたらあんたを燃やしてるよ」
「それはやばい、永遠の痛みだ」
「だから安心してくれ」
怒ってなかったみたいだが、あれは結局なんだったんだろうか。
俺にはわからないことだった。
To be continued…
当初、25話程度で終える予定でしたが
とてもその程度じゃ終わりそうにないです(;´∀`)