体調を崩す、リアルが忙しくなるのコンボをくらっていました
注意
今回は一切セリフがなく、全て主人公の語りとなっています
最近、人里では人殺しの事件が起こっている。
週に1,2回あるのでかなり頻繁だ。
犯人は見当もついていないらしい。
ただわかることは、快楽殺人者という事だろうか。
それと、たぶんこの殺人は全て同一人物だ。
毎回武器は違うが、全身をズタボロに引き裂いていたり、貫いていたりする。
殺す人間は老若男女を問わないみたいだが、若い女性の割合が高い。
それと、妖怪なら殺すを目的とするより、食べるを目的として殺すので、犯人は人間とも思われる。
いや、ただ殺すだけが目的の妖怪もいるかもしれないが。
だが、幻想郷では妖怪が人里にいる人間を襲うのは禁じられている。
幻想郷のバランスを保つためだとか。
知能が低い妖怪は、それがわからず襲いに来ることもあるみたいだが、その時は慧音や妹紅、自警団が退ける。
そのため、以前はこんな頻繁に人里で人が死ぬことはなかったらしい。
いつもは妖怪が直接人里の人間に手を出すわけではなかったが、間接的影響を出させる。
そして人々がある程度恐れてから人間に退治される。
それを異変と呼んでいたのだが、今回は人間が人間を殺す為、『異変』ではなく『事件』と呼ばれている。
既に解決しようと、慧音や妹紅も動いているらしいが、手がかりがつかめないとの事だ。
慧音によると、バランスを保つためにそろそろ博麗の巫女や、妖怪の賢者も介入してくるかもしれないらしい。
そうなると安心だが、介入する前に犠牲者が増えるかもしれない。
なのでなるべく早く介入してくれると嬉しいものだ。
次の日、寺子屋の生徒の一人が犠牲になった。
今まではそこまで関わったことのない人物だったりしたので、どこか他人事のように感じていたが、身近な人物が殺されると流石に他人事のように思えない。
生徒達は怯えや、友だちが死んだ事で泣いていた。
フランは、怒っていた。
友だちが殺された怒りだろう。
俺と慧音も、怒っている。
自分の生徒が殺されて何も思わない教師は、教育者として失格だ。
しかし、怒ったところで解決しないのが現実だ。
事件は毎回夜に起こっているみたいだが、念の為慧音と相談し、寺子屋をしばらく休みにする事にした。
仕事が一時的にだが失ったため、俺は自警団に入団する。
生徒の仇を取るためにも。
運動能力が高くなく、今まで大して運動をしてこなかったため、訓練はキツかったが今までの戦闘を思い返すとそこまで大したことはなかった。
それと慧音や妹紅、フランにも特訓をしてもらっている。
まあ、飛ぶ事も光球を出す事もできないが。
飛べるようになれば、俺も少しは変わると思うんだけどな。
才能が無いのは辛いものだ。
しかし、特訓や能力のおかげもあり、かなり防御面は強くなった。
かつてフランに腕を吹っ飛ばされたあの剣を、素手で受け止めることができるくらいには。
ただ、この能力には欠点がある。
意識外の攻撃には防御力が通常と変わらない。
そのため不意打ちで斬られると、もちろん吹っ飛ぶ。
まあ、弱点を見つけられただけでも儲けものだろう。
知識はあって無駄なことはないからな。
俺が自警団に入ってから2ヶ月が経った。
殺人事件は週に1,2回と規則的だ。
予測ができているのに止められない。
次第に自警団は無能と呼ばれ始めていく。
そんな中、博麗の巫女が介入するという知らせを慧音から受ける。
これで止まると良いな、今まで死んでいった人のためにも。
To be continued…
補足
幻想郷のルールとしては、人里から出歩く人間は自分のテリトリーを守るためにも殺して構わないという感じです
なので「いつもは妖怪が直接人里の人間に手を出すわけではなかった」というセリフ(?)は手が出せなかったにも近いです
「どこか他人事のように感じていた」という場面は、凡人だったら普通、同じ町で起こっている連続殺人とかビビるだろと思う方がいると思うので、補足します
主人公が能力による余裕が無意識にあったため、他人事のように感じていたのです