打たれ強いだけの人間が幻想入り   作:霧夜

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書きたい意欲は高いのに、文章が書けない
これがスランプというものなのか…?

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第二十話 疑惑【挿絵有り】

犯人が慧音を襲ってから、1ヶ月が過ぎる。

平和な朝だ。

あれ以来、人里で殺人は起こっていない。

 

しかし、霊夢や慧音曰く、ここ最近ほぼ毎日のペースで人里周りの妖怪が殺されているらしい。

 

人里の殺人事件を考えると、この妖怪殺しも同一犯だと思われる。

何故急に妖怪に変わったのかと思ったが、以前見た視点の時、団長に向かって「遊びにもならない」と言っていた。

もしかしたら犯人は、殺し合いを求めているのかもしれない。

戦闘狂というやつだろうか。

とんだ迷惑だな。何故、こいつの遊びのために、色んな人間が殺されたのかを考えると、はらわたが煮えくり返りそうだ。

 

…落ち着こう。

冷静にならないとな。

そう思い、目を覚ますためにも顔を洗いに行く。

 

ふと鏡に映る自分を見ると───

 

顔、いや、体の半分が別人になっていた。

 

【挿絵表示】

 

しかし、瞬きをすると元に戻っていた。

今のは一体なんだ…?

半身が、褐色の男に……

 

褐色の男?

黒髪で、髪も逆立っていて、ウェーブもかかっていた。

今のはまさか、犯人の顔…なのか?

 

 

俺が、犯人だったのか?

そんな馬鹿な事があるはずない。

そう信じたかった。

 

しかし、考えれば考えるほど、悪い方向にいってしまう。

今思えば、団長との最後の警備をしていた時、俺は唐突に意識を失った。

あれは犯人が俺に不意打ちをしかけた、という場合もあるが、犯人の視点が俺の中の記憶だとしたら、そう考えると辻褄があってしまう。

 

フラン達の所に向かう最中も、別の班に会った時、唐突に意識を失い、次起きた時には全員が殺されていた。

 

何故、フラン達の所についた時、何も起こらなかったかはわからないが、今は重要な事ではない。

 

俺に意識がなかったため、"俺"が犯人なわけではないのかもしれない。

だが、犯人は俺の中にいる。

俺が責任を取らなければならない。

 

怒りのあまり、鏡を殴る。

パリンという音が響く。

音が響いたせいか、フランか慧音がこっちへ来る。

足音からするにたぶん、慧音だろう。

 

俺は一体どんな顔して慧音に会えばいいんだ。

逃げるわけにもいかない。

もし今変わったらどうする。

 

そんなことを考えているうちに、慧音が来てしまう。

 

「どうしたんだ勇人?何か割れる音が聞こえたが…」

 

「…悪い、俺が鏡を割った」

 

「らしくないな、顔色も悪いし、大丈夫か?」

 

「大丈夫ではないな

そんなことより、殺人鬼、妖怪殺しの犯人についてわかったことがある」

 

「本当か!?」

 

「ああ、犯人は───

 

 

 

 

──────俺の中にいる」

 

「…は?」

 

「俺もさっき気づいたが本当の事だ

正直、信じたくない

あれだけ捕まえようとした犯人が、俺と同じ体にいるんだからな」

 

乾いた笑いをしながら言う。

 

「待ってくれ

何故、それについて気づくことができたんだ?」

 

「ああ…それはな、鏡を見たら体の半分が別人になっていた

その半分の容姿が、現在ある犯人の情報と完全に一致していたんだ」

 

「なるほどな、しかしそれが幻覚の可能性もある

今は常に見張っておこう

それで何かが起こってしまった時、全力で対処する」

 

それじゃダメだ、今すぐじゃないといけない。

俺の体で知り合いを傷つけたくはない。

 

「今じゃダメなのか?」

 

「もし違った場合を考えると、損失がでかすぎる

それに対処するための準備もある

だから今は無理だ」

 

くそ、何かが起こった時はそれはもう手遅れなんだ…

だが、俺がここで喚いたところで早まるどころか遅れるだろう。

 

「…わかった、なら今から準備をしてくれ

準備中に何かが起こるのが一番危険だ」

 

「ああ、わかった」

 

霊夢やフランにも、俺の中に犯人がいる可能性があるということを伝えた。

霊夢は大した反応をしなかったが、フランのメンタルが心配だ。

 

 

俺は一体、これからどうなるのだろうか。

能力のせいで死ぬ事ができない。

ただし俺を野放しにするわけにもいかないだろう。

以前のフランみたいに、地下に閉じ込めるなんてのもありかもしれないな。

 

"俺"は確実に発狂するだろうが。

だが、俺と犯人を分離させる方法でもない限り、それに似たような結果になるだろう。

 

俺は、フランに見張られながら、結果を待つことにした。

 

 

To be continued…




ようやく(短期終了の場合)起承転結の転に来ました
物語は一気に加速します
なのでアンケートに投票をしてもらえると、更新しやすくなりますのでどうか、どうか1文字だけで構わないので、投票をしてください(土下座)

ちなみに犯人の顔の原案は黒髪褐色だけが当てはまっていました。

【挿絵表示】

髪型や目などが違いますね(怪我してるのはとあるシーンを描写するようだったからです。まあ没になりましたが…)
何故変えたかというと、悪役っぽさが薄かったの一言につきます
今回、半身だけなので、顔の悪役感を薄くしております
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