打たれ強いだけの人間が幻想入り   作:霧夜

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今回は慧音視点です

そう言えばSSを書き始めてから1ヶ月が経ちました
書き始めた当初は1ヶ月も続かないで失踪しそうだななんて思ってたりも…

全然関係ない話になるのですが、Fate/GrandOrder課金しないと再臨素材集めるのがかなりしんどい…(現在無課金)


第二十二話 決着

霊夢と勇人もとい、犯人をどうするか相談するのから始まる。

 

「封印で良いんじゃない?

あいつ死なないみたいだし」

 

「封印か…どういう封印をするんだ?」

 

「そうね、物に封じ込めるとかそんな感じにするわ」

 

適当だな。

不安になるが、霊夢だ。

大丈夫だろう。

 

「何に封じ込めるかは決まっているのか?」

 

「できれば妖怪が触れるのも、難しいくらいのものにしたいんだけれど

今後の事を考えると、持ち運びがしやすい物にした方が良いかなと思ってるわ」

 

今後の事?

ああ、フランドールか

 

「そうだな、首飾りとかはどうだ」

 

「良いわねそれ、私は封印に必要なものを取ってくるから買うのは任せたわよ」

 

「あ、おい

…行ってしまった」

 

首飾りを買う金を出すのが、それだけ嫌だったのだろうか。

まあいいか、元々私が買うつもりだった。

買いに行くか…

 

人里には首飾りなど売っていないので、売っていそうな場所へ行くとしよう。

確か名前は…

思い出した、香霖堂だ。

 

 

以前にも何回か来たことがあるが、相変わらずホコリっぽいところだ。

 

「やあ、久しぶり

今日は何のようかな?」

 

ここの店主、森近霖之助が話しかけてくる。

 

「首飾りを探しに来たんだ

封印用にな」

 

「封印用?何で首飾りなのかはわからないが…まあいいか

ちょっと待っていてくれ

良さそうな物が無いから今から作ってくる

暇だったらそこらへんにある本でも読んでいてくれ」

 

「わかった」

 

店主はカウンターの奥の部屋へと行く。

数時間くらいして、帰ってきた。

 

「すまない、少し作るのに時間がかかってしまった

霊力、魔力、妖力の一つをこの十字架に込めると剣に変わる事ができて、能力を無効化する優れものだがどうだ?」

 

十字架の首飾りか。

吸血鬼的にどうかと思うが、あそこの吸血鬼は大丈夫みたいだからなんとかなるだろう。

 

「ありがとう、値段はいくらだ?」

 

「本来なら払ってもらうところだけど、封印って聞く限り霊夢に押し付けられたんだろう

今回は無料で構わない」

 

「いや、そういうわけにもいかないだろう」

 

「大丈夫、ここは生計を立てる為の店じゃないんだ

趣味で経営してるだけだし、草薙の剣もあるから持っていってくれ」

 

「そうか…ならありがたくもらうとしよう

またその内世話になるかもしれん

その時はよろしく頼む」

 

「ああ」

 

そういい、私はこの店を出る。

正直ただで店の物をもらうのはあまり好きではない。

言葉では説明できないのだが、変な感覚になるんだ。

 

 

人里に戻ると霊夢が門で待っていた。

 

「遅かったわね」

 

「すまない、一から作ってもらっていた

そっちは準備できたか?」

 

「一応、ただ聞きたいんだけど

あんたはあいつを封印しても良いの?」

 

「そんなことはない

だが、人里の住民に危険が及ぶ

それに妖怪の私からしても、あいつは危険だ

だから、やらなければならない」

 

「そう、なら良いわ」

 

霊夢が言い終え、少し歩き家の前に着く。

その瞬間、中から何かがぶつかる音がする。

 

「…霊夢」

 

「あいつね、行くわよ」

 

「ああ」

 

 

中に入ると、話し声が聞こえる。

 

「ま、これだけの説明だと能力を勘違いされそうだが

これ以上説明する義理もねェし、とりあえずお前は殺処分な!」

 

「だ、誰か…!」

 

私は、先ほどもらった首飾りに妖力を込める。

首飾りは刀へと形を変え、私は部屋に入り、背中をがら空きにしている半裸の男を斬った。

 

「…は?」

 

男は何が起こったのかわかっていないみたいだ。

これならいける。

 

「霊夢!今だ!!」

 

「わかってるわよ!」

「青き空に意識薄れ、沈みゆく闇

深き静寂に意識を閉ざす

肉体の棺に病める魂よ

永劫の闇へと還したまえ───」

 

「夢邪封印!!」

 

「正気かテメェらァァァァァ

 

男は最後にこれを叫びながら、私の持っている刀へと封印された。

 

「終わった…みたいだな」

 

「ええ、意外と呆気なかったわね」

 

「それで良いんだ、長引いても得はない」

 

「そうね」

 

「勇人…」

 

フランドールがそう呟く。

 

「フランドール、これを受け取ってくれ」

 

剣を首飾りに戻し、フランドールに渡す。

 

「気休めでしかないと思うが、それに勇人が入っている

それを持つ権利があるのは、フランドールだけだ」

 

フランドールは無言で受け取る。

そして、立ち上がり、外へ向かう。

 

「っどこへ行くんだ」

 

私が止めようとする。

しかし

 

「やめなさい

今は…一人にさせてあげるのが良いわ」

 

霊夢に止められる。

確かに、一人にさせるべきか…

軽率な行動だったな。

 

「わかった…」

 

 

 

 

あれから、私はフランドールの姿を見る事は無くなった。

紅魔館で働くメイドから居場所を聞かれたりもしたので、紅魔館にすら帰っていないのだろう。

一体どこへ行ったのか、それだけが気がかりであった。

 

 

打たれ強いだけの人間が幻想入り END




慧音の言ってる変な感覚は私の体験(?)です

霊夢の封印詠唱と名前は某FFが元です

さて、この話にて、打たれ強いだけの人間が幻想入り本編は終了しますが
続編、第二章としてここに投稿したいと思います
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