打たれ強いだけの人間が幻想入り   作:霧夜

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今回はフラン視点です

次回から新章へ移ります


エピローグ

 

慧音から首飾りを受け取ってから、直ぐに外へ出ちゃった。

良く分からないけど、一人になりたかったのかな。

 

特に目的もなく飛んでいたら、山についた。

勇人の証は2つできたけど、やっぱり勇人がいてほしかった。

 

証じゃなく、勇人がいればどれだけ幸せだったか。

でも、これは止めることのできない事だったんだよね。

 

この胸のモヤモヤした気持ち、晴れないかな。

そう思いながら星を見る。

寒い。

 

すると、どこからか、私が今とても求めている声が聞こえる。

 

「…勇人?」

 

ついに聞こえるはずのない声まで聞こえはじめちゃったみたい。

勇人はもういないんだ…

 

──やっと聞こえたか

 

次は明確に、私の求めていた声、勇人の声が聞こえる。

 

「勇人なの!?」

 

私は少し目が熱くなる。

でも、泣いちゃだめだ。勇人に心配かけちゃう。

 

──うおお、いきなり大きな声出すな、びっくりする

 

「ご、ごめん」

 

──何故こうやって話すことができたか、何故俺に意識があるかはわからないが、時間が無いのはわかる

もっと話したいが、本題に入らさせてくれ

 

「うん」

 

声が聞けるだけでも私は嬉しい。

 

──ここに…封印なのか?まあ封印でいいか

封印されてから犯人の記憶が入ってきたんだ

その記憶でわかったことがある

 

「わかったこと?」

 

──ああ、それはな

俺の親友、いや親友だった奴が黒幕だ

犯人の記憶を遡ってわかった

あいつは、異世界の支配者だ

 

「異世界の支配者…?」

 

──何故今になって俺を裏切ったのかはわからないが

どうやら俺が元に戻るためには、あいつを倒すか直接頼むしかないらしい

 

「それじゃあ私が頼んでくるよ!」

 

──できればそうしてもらいたいんだが、異世界への入口が不明だ

犯人の記憶から読み取れる限り、ここに入口があるみたいなんだが…

 

「見つければ良いんだよね?」

 

──できるのか?

 

「できるできないじゃなくて、やるかやらないかだよ勇人

私は勇人のためならなんでもする」

 

──はは、そう言われると少し照れるな

だが見つかるなんて保証はない

探すとしても無理しない程度に探してくれ

見つからなくても、俺はここにいる

 

「うん、わかってる」

 

勇人にはこう言ったけど、私は私の一生を使ってでも入口を探すつもり。

絶対に、元に戻してあげるからね勇人。

それと直してもらったら黒幕を一発殴らせてもらおうかな。

勇人の人生をめちゃくちゃにしたんだし。

 

 

──悪い、そろそろ切れる

次いつ話せるかはわからないが、もし話すことができたらまた声をかけるな

 

「わかった、いつも待ってるね」

 

──いや、ちゃんと寝ろよ?

 

「じゃあ寝てる時に声をかけられたら飛び起きるね」

 

──なるべく寝てるときに声をかけないようにしておくか…

それじゃあ時間だ

またな

 

「うん、またね勇人」

 

──無茶だけh

 

言い終える前に切れてしまった。

もっと声を聞きたかったな。

でも姿も見たい。

そのためにも、入口を探さなきゃ。

 

まっててね、早くそこから出してあげるから。

 

 

To be continued…




起承転結の転から結まであっという間に終わってしまいましたね

もう少し長引かせる予定でしたが、どちらにせよこうなる運命でしたので
引きずらせないでいっそすぐ倒してしまおうという形にしました

それでは第二章でまた会いましょう(長期間更新しないわけではありません)
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