Ep.1 Ruined Future【挿絵有り】
平和な日常──
それは突如として壊れる──────
人々の泣き叫ぶ声。
燃やされ、破壊されていく自然。
"それ"はいくつもの配下を連れ、"私"達に敵対する。
視界にノイズが走り、場面は変わる。
至る所に"私"の"仲間"が殺され倒れている。
"私"の近くに倒れている女の人は辛うじて生きているみたいだ。
女の人は"私"の首に何かをかける。
そして弱々しい声で何かを"私"に言う。
─────運命を、変えて──────
「っ!!?」
「…………………」
何か、夢を見ていたような気がする。
とても大切な事だったはずだけど……思い出せない。
ここはどこか、自分は何者か。
唯一わかるのは名前くらい。
雨上 千華(あまがみ せんか)、それが私の名前らしい。
ミドルネームもあったような気がするけど、それは思い出すことができなかった。
それにしても、頭痛が酷い。
立ち上がるのも困難なくらいの頭痛だけど、天候が吹雪のため、勘に任せて移動する事にした。
吹雪を避けれるような場所、誰か住んでいるところが好ましいが、このさい廃墟でも洞窟でも構わない。
しばらく歩くが、見知らぬ土地、見渡す限りの木々、そして吹雪のため位置が全く把握できない。
突如、足元に氷柱が飛んできた。
上を見ると、そこには空を飛ぶ少女がいた。
「今のを避けるとは中々やるな!
なんかよくわからんが今日は誰とも会わないからお前!あたいと戦え!」
いや、勝手にそっちが外しただけな気がするんだけど。
とりあえず、飛行した非行少女の要求を無視して質問する事にした。
「あなたは何?」
「あたいか?あたいの名はこの幻想郷において最強を誇るチルノ様だ!!」トコロデホコルッテナニ
「幻……想、郷?」
何故か、この単語を聞いた瞬間、頭痛が更に酷くなる。
わからない。わからないけど───
──私はこの名前を知っている。
「どうした?なんか具合悪そうだけど」
チルノ、だったかな?
チルノが心配層に私の顔を伺う。
「大丈夫…大丈夫だけど、ちょっと戦うのは無理そう……」
そもそも戦いたくない。
これで回避できるかはわからないけど。
「そっか…
それじゃあ今度あったら絶対戦えよな!」
チルノはどこかへ飛んで行ってしまう。
「約束はできないけど、考えておく」
聞こえたかはわからないけど、とりあえずこれで約束はしてない。
チルノのせいで余計な体力を使ってしまった。
また歩くのを再開しよう。
……チルノに案内してもらえば良かったかな。
チルノと出会ってから、結構な時間を歩く。
寒い。しかし、そんな感情もだんだん薄れていった。
そしてついに、睡魔が私を襲ってくる。
だけど、ここで寝たら死んでしまうため、歩くのを続ける事にした。
先程より視界が暗くなる。
夜に近づいているのだろうか。
元々森だったのもあるが、雲越しでも陽の光があるのと無いのではかなり違う。
早く、雪を避けれるところへ行かなければ。
ねむい。ねむい、ねむい。
私はとうとう倒れてしまう。
もう、このまま眠れば良いのかもしれない。
少し先に明かりが見える。だけど、もう私は動く事ができない。
そして、私は目を閉じた。
To be continued…
もう少し長めに書きたかったのですが、短くなってしまいました(;´Д`)
補足
目覚めた時、黙り込んでいますが描写としては
目を見開き、口をあけながら呆然としている感じです
挿絵は白黒なのでわかりませんが髪は白に近い金髪で目は赤
服はアウターの外側が黒、内側が赤で、インナーは黒い服の下にワイシャツ(?)
フードについているリボンとネクタイっぽい何かは赤色です
下半身は描いていませんが、黒のスカートに黒タイツを着ています
アウターのコートはスカートより丈が長いです(絵だとあまり長く見えませんが)