落書き程度なのであまり期待はしないでください。
追伸 挿絵って許可とか必要なんですね…
そのせいで投稿が遅れてしまいました。
さて、二ヶ月くらい様子を見ながら、破壊以外の遊びを教えていった。
まあ、現代人の俺が教えられたのは少なかったのだが。
それでもやはり教える一週間前より、教えてからの七週間の方が明らかに破壊衝動が出ていない。
衝動の期間は二週間に一回くらいまで落ちついた。
正確に言うと我慢できる時間だ。
目標は一ヶ月に一回までにしたいのでさらに時間をかけた。
そういえば、俺は何も食べてないが、何故生きていられるのだろう。
こっちに来てから約四ヶ月が経ち、なんとかフランの破壊衝動を一ヶ月に一回までにすることができた。
頃合いだろうと思い、フランに外出許可を出してもらうよう頼ませに行く。
しかし、答えはダメとの事だった。
この日を堺にフランは塞ぎ込んでしまう。
生きる事が出来る、そう思って喜んでいる自分がいて、自己嫌悪をする。
いくら俺を玩具扱いし、軽く殺せるような相手だからって、四ヶ月もいれば少しくらい情が湧く。
一週間が経ち、俺はフランに提案する。
「フラン、俺に能力を使ってみろ」
「…え?でもそれだと勇人は…」
「大丈夫、なんとかなるさ」
実際になんとかなるとは思わないが。
ただ、実年齢は違えど、見た目が自分より年下の娘が悲しんでいるのを見るのは俺には耐えられない。
ならほんの少しの希望に賭けるべきだろう。
「やだよ、せっかくできた友だちなのに…」
「別に俺だって自殺志願者じゃない。
生きる自信があって提案したんだ。」
嘘だ。俺に自信なんて微塵もない。
俺は、クズだな。
フランを一人にするリスクを背負ってまでやる事じゃないだろう。
ただ、俺は、外の世界に出て欲しいだけなんだ。
偽善かもしれない。
もしかしたら俺が外に出たいだけかもしれない。
元々、生き延びるために言った事だったしな。
だが、今は、フランを外に出す事に本気だ。
アホらしいな。自分を殺そうとしてきた奴相手にここまで本気になるなんて。
まあ、やらないで後悔するなら、やって後悔した方がマシだろう。
そう自分に言い聞かせた。
「本当に大丈夫なの…?」
「ああ、どんとこい」
保証なんてないが、人握りの奇跡に賭けてみよう。
「…最初は軽く握るからね?」
「わかった」
そんなことできたのか。
フランが軽く手を握ると、俺の体から血が吹き出た。
「ぐっ…うああ…!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「大丈夫…!?」
「大丈夫…続けろ…!」
大丈夫じゃない。
軽く握られただけでこれなんだ。
そして、フランはさらに握る。
右の胸が吹き飛ぶ。
肺も持っていかれたようだ。
呼吸が上手く出来ない。
あまりの痛みで声も出ない。
「本当に大丈夫なの!?ねえ!?」
フランが声を上げる。
そんな心配そうな顔で見るな。生きてる。
肺が治ってきた。いつの間にか倒れたのだろうか。
ボロボロの体に鞭を打ち起き上がる。
「もういいよ!外に出なくてもいいから!」
「ダメだ…絶対に出させる…」
もはや意地だ。
「友だちが居なくなるのは嫌だよ!一人は嫌!」
「お前を受け入れることが出来なくて何が友だちだ!
一人になんてさせるか!俺を信じろ!」
泣きながらフランは手を握り締める。
俺の意識はここで途切れた───
To be continued…
コミカルってなんだっけ…