人里へ行く道中、前に会った水色の髪の少女(三話参照)が、戦いを挑んできたのだ。
「だれだあんた!見ない顔だな!あたいと勝負だ!」
「ねえ?あれはキュッてしたらダメなの?」
「いや…ダメだろ…」
「ふざけやがって〜!」
「あんたたちなんて英吉利牛と一緒に冷凍保存してやるわ!!」
「アイシクルフォール!」
少女は、いくつもの光球や氷柱のようなものを放ってくる。
何とか避けていると、フランに引っ張られ少女の正面まで連れていかれる。
「おい、こんな所じゃ…」
「大丈夫だよ」
なんと、正面に居るのに何も当たらないのだ。
「こいつ馬鹿なのか…」
「そうみたい」
「ば、ばかにすんな!」
少女はそう言うとレーザーを出した。
しかし、フランに一瞬引かれて避ける事ができた。
自分で飛べたら少しは変わるのだろうが…
「とりあえずさっさと倒して人里に行こっか」
「悪いな、足引っ張って
というかたぶん、俺はあれに当たっても死なないが」
「元々死ぬルールではないけど、友だちが痛そうな顔してるのは見たくないから」
前の事を少し引きずっているのだろうか。
「そうか、悪い」
「ううん、大丈夫」
「あたいを無視すんなー!」
「パーフェクトフリーズ!」
全方位に色とりどりの光球をばら撒く。
数は多くないが一つ一つが速い。
光球の一つが俺の目の前にきた。
当たると思った瞬間、灰色になり光球が止まる。
「あっぶな…」
「今のは予想外だったけどラッキーだったね」
そして、少女は青い光球を5方向に放つ。
しかし、フランのおかげで簡単に避ける事ができた。
安心していたら、止まったはずの光球がランダムに動き始める。
そこからさらに、色とりどりの光球をばら撒く。
「頭が弱い割には面白いの考えるなぁ」
「そんなのんきなこと言ってる余裕あるのかよ…」
「どうだ!まいったか!」
俺だけなら確実に参っているな。
「面白いとは思うけど、そろそろスペルブレイクだよ」
「な、なにぃ〜!」
「こうなったら…ダイアモンドブリザード!」
氷柱のようなものを無数に放つ。
先程のより密度は高くなっているが一つ一つの速さは低いため、俺から見ても何故これを先に出さなかったんだ。と思ってしまう。
そのため、フランに呆気なく倒される。
「ちくしょ〜!」
さて、馬鹿を倒し人里の前に着く。
人里の門兵らしき人物に話しかける。
「なあ、ここは妖怪が入っても大丈夫なのか?」
「一応大丈夫だが…安全か?」
「ああ、問題ない」
「そうか、なら良いぞ」
許可が取れて良かった。
そういえば人里内の地図みたいのはあるのだろうか。
「なあ、ところで人里内の地図はあるのか?」
「いや、無いが…口頭で構わないなら行きたい場所への行き方を教える事はできる」
「なら飲食店を教えてほしい」
「ああ、それなら、あそこの道をまっすぐ行ってから左に曲がると着く」
「わかった、ありがとう」
そしてフランを手招きし、人里内に入る。
「許可取れたんだ?」
「ああ、取れなかったらどうしようかと思った」
別にどうするわけでもないが。
そういえば明らかに、建物や門兵の服装が現代じゃないんだが、ここは過去なのだろうか?
まあ、今はそんなことより飲食店だ。
飲食店に入ると女性が元気良く声をかけてくる。
食べ物はさほど現代と変わらないように見える。
ただメニューを見ると肉が高い。
そもそも過去だとしたら肉を売っている事自体おかしい気もするが…
そしてここで、俺は重要なことに気づく。
「あ、俺ここの金持ってねえ」
「えっ」
To be continued…
今回は弾幕ごっこの戦闘描写を入れてみました