僕が死んだのは学校の帰り道に交差点で信号待ちをしている時だった
危ないッ!!避けて
その時には僕の目の前にトラックが迫っており、激しい痛みと共に僕の思考は深い闇に沈んだ
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あれ?僕は死んだ筈なのに・・・
ふと目を覚ますとどこかの城のような場所にいた
キョロキョロと周りを見回していると突然上から声が聞こえた
『ようやく目覚めたか。ふむ、名は吉井明久と言うのだな。卿のその魂、実に素晴らしい物だ。このまま消えてしまうのは勿体ないのでな。故に特別に我がレギオンに加える事になった。これから卿の魂がどれほど成長するのか、楽しみにしているぞ』
レギオン?魂?
よく分からないけど僕はレギオンと言うものに入れられたらしい。すると黒い布のような物を纏った怪しい人物が近づいてきた
『君が吉井明久か。まずは獣殿のレギオン入りおめでとうと言うべきかな。おっと、自己紹介を忘れていたようだ。私の名前は・・・ふむ、取り敢えずカリオストロとでも呼ぶがいい。さて、私は獣殿に君を案内するように頼まれている。私の後について来るがよい』
そう言って先に進んでいくカリオストロ
怪しいけどこのまま此処にいてもしょうがないので僕はカリオストロについて行く事にした。
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どこだシュライバァー
今度こそ、その小綺麗な面穴だらけにしてやるからなァ
・・・何だろう。想像していたのと違った
『気にしなくてよい。いつもの事だ』
い、いつもの事なんだ
ベイ?また僕に負けに来たの?
しょうがないなぁ。
そう言ってられるのも今のうちだぜシュライバァ!!
・・・なんか不安になってきた
しくしく (/_;)
「あの・・・カリオストロさん?あそこで体育座りして泣いている人は・・・」
『ふむ、奴か。奴の名はロート・シュピーネと言う。あれもいつもの事だ。気にしなくてよい』
「あ、・・・そうなんだ」
やっぱりものすごく不安になってきた
そう思っていると今度は
全くあなたって人は
神父様、かっこ悪い
しくしく (/_;)
何か説教されてる人がいた
「あの説教されてる人は?」
『あれは聖餐杯のヴァレリア・トリファ。そして説教しているのがリザ・ブレンナー、銀髪の娘がテレジアと言う。あれもいつもの事だ。故に気にしなくてよい』
僕はこの先此処でやっていけるのかな?
そんな事を思っていると
『あれ?見ない顔だな。メルクリウス、一緒にいるのは誰だ?』
『ふむ、ツァラトゥストラか。彼は獣殿が拾ってきた者で吉井明久という。仲良くしてやるとよい。それと、我が女神はどうしているのかな?』
女神?誰の事だろう?
『・・・取り敢えず吉井だったか?これからよろしく』
「此方こそよろしく。えっと・・・ツァラ・・・ストラ?」
『藤井蓮だ。蓮でいい』
「分かったよ蓮。僕も明久でいいよ。所でカリオストロの事をメルクリウスって呼んでいたのは何で?カリオストロも蓮の事をツァラトゥストラって呼んでいたけど」
『ああ、それはメルクリウスには沢山の名前があってその内の一つがメルクリウスだからそう呼んでいただけだ。で、メルクリウスが呼んだツァラトゥストラって言うのは俺の魔名らしい。それはともかく何で明久はこんな所に?ラインハルトに拾われたってメルクリウスが言っていたが』
「えっと・・・よくわからない。死んでしまって気づいたら此処にいたから」
『ふーん、ってお前死んでんのかよ!!』
「う、うん。確かに僕は死んだ筈だよ?死ぬときにトラックに轢かれた記憶があるし」
『そうか、死んで拾われたならまだいい方だ』
「え?それってどうゆう意味?」
僕がその言葉の意味を訊こうとすると
『ツァラトゥストラ、私の質問に対しての回答が未だにないのだが早く答えてくれるかな?』
『・・・はぁ、マリィならラインハルトの所に行くって言ってたからそこにいると思うぞ』
女神ってマリィという人の事なんだ。どんな人なのかな?
『ふむ、獣殿の所か。ならば私も行くとしよう。吉井明久、早く往くぞ』
「えっ?僕も?」
『何を言っている。私は獣殿から君の案内を頼まれているのだ。故についてくるのは当然の事だ』
『明久、諦めた方がいい。こうなったメルクリウスは止まらない』
どうやら拒否権は無いらしい
そのまま僕はメルクリウスにラインハルトと言う人の所まで連れて行かれるのだった。
誤字脱字が気になる今日この頃(笑)