ソードアート・オンライン ~銀~   作:六尺様

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初めまして、ユーザー名「六尺様」という者です。
自分で「様」って言うのもおかしな話なので六尺とでもお呼びください。

昔、暇つぶしに書いていた小説をこちらのサイトで文字起こししてみました。
投稿を機会に中途半端に終わっているこの小説を完成させるつもりです。
暇つぶしに書いたものなので過度な期待はしない方がよろしいかと……。

それではどうぞ。


序章
《白井舞桜》


世の中には予想し兼ねることが多々起こる……なんてお決まりのフレーズを言っている場合ではなく、本当に困った。

 

「死んでしまうとは情けない」

 

今の状況を簡潔かつ自分の心情を表すなら最も的確な言葉だ。というかそれ以外に無い。うん。

でだよ?俺はどうすればいいんだ?

 

「あの、うん、発言をもう少し緊張感のあるものにして欲しいな……」

 

いや無理だろ。

それより早く転生させてくれよ。ここまで来ればみんな察してるだろうから、な?自称神様さんよ。

 

「自称じゃないんだけど、まあいいか。こんなとこで尺取ってもあれだしね」

 

いや、肯定すんなし。せめてメタい発言に突っ込んで俺の言葉全否定しろし。なにチャッカリ便乗してんだよ。

 

「あー、はいはい分かった分かった。はよ転生してください」

 

……まあ、いいか。で、一応聞くけど俺はどんな世界に行くんだ?

 

「んー、SAOとかでいいんじゃないかな」

 

決め方雑だなおい。そしてそれとなく大本じゃねーか。

 

「ま、何するかは自分で決めてね。今の君がそこでしたいことを勝手に読み取ってその世界に反映させたから安心しなよ」

 

スルーすんな。後、頼んでねぇ。

 

「気にしたら敗けだよ。あ、それと転生した後はこの出来事と今の人格はキレイサッパリ忘れて転生した事実だけ覚えているようになるからよろしく」

 

なんつー御都合主義。

……よし、とりあえず時間推してるから転生しよう。あばよ、自称紙様。

 

「うん、わざとだよねその漢字間違い。気にしないけど。ま、がんばってねー」

 

おう、いざ転生!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん?」

 

目を覚ましたことを自覚するのに数秒とかからなかった。そして状況の把握。

 

「う~ん、変な夢見た……夢?夢だったのかな……。なんか転生するとか……」

 

思い出そうとするが、何も思い出せない。寝起きの頭で考えても埒が明かないことを悟ると体を起こして、ベッドから出ることにする。

 

「ん、ん~~~ッッ……ま、いっか。覚えてないなら重要なことじゃないっぽいし」

 

背伸びをしながら独り言を終え、リビングに降りることにした。階段を降り、リビングのドアを開ける。

 

「おはよー」

 

リビングに入るなり、既に決まり文句ともなった挨拶を口にする。そして、部屋の中心に位置するソファに座った。

 

「あら、おはよう。休日なのに早いのね。」

 

台所からひょっこり顔を出す母親。応答しようと顔を向ける。

 

「んー、友達と予約していたもの買いに行くんだよー。朝8時から開店だけど、もう人も並んでるだろうしねー」

「あら、そんな人気のあるゲームなの?勉強とかに支障……はあるわけないわね」

 

そう母が言うのも、彼女こと白井舞桜(しらい まお)は16歳の高校1年にして既に一般高校の卒業過程の学習を終え、現在大学に入った後の(・ ・ ・ ・)勉強中である。

 

「受験の勉強はあらかた終わったし、特段することもないし……大丈夫だよー」

「自分で言うのもなんだけど、平凡な両親からなんであなたみたいな容姿端麗な天才が生まれたのかしらね……」

 

この言葉には少し苦笑いである。彼女は断じて『天才』なんかではない。ただ『ある一つの想い』が彼女をここまで進ませたのだ。

 

「私はただゲームをやりたいだけだからさ。そのためには手段を択ばないだけだよー」

「動機が純粋なのか不純なのかよくわからないわね……」

 

幼い時、特に何の楽しみもなくなんの変哲もない生活を送っていた。けれど彼女は出会ってしまった。『ゲーム』という素晴らしい娯楽に。ゲームができることが彼女の原動力となったと言ってもいい。それほどまでに、彼女はゲームの世界に魅入られてしまったのだ。

 

「それじゃ、待ち合わせに遅れるわけにもいかないし行ってくるよー」

「あら、ご飯は?食べなくていいの?」

「帰ってきてからでいいよー、片手に食べれるものでお願い―」

「……またすぐ食べてゲームする気ね」

「えへへー」

 

いたずらっぽく舌を出して笑う。ここで言うのもなんだが、舞桜はゲーマーではあるが容姿は悪くない。というより周りからみれば一概に言う『美少女』に分類されるだろう。スタイルを一昔……いや大昔の言葉で表すならばボンッキュッボンッ……というやつである。顔は前記のように言うまでもない。少しウェーブのかかった長髪の黒髪、遠目でもわかるほどの透き通るような黒眼、整った輪郭、少し高めの鼻……まさしく美少女。彼女自身はそれを自覚していないようではあるが。

 

「じゃ、行ってきまーす」

「……はいはい、気を付けて行ってらっしゃい」

 

新たなゲーム……以前から気になっていた新作のゲームを購入すべく彼女は家を後にしたのだった。

 

 

 




というわけでお疲れ様です。
字数的には少ない部類ですが、これ以上になると今後が辛いのであしからず……。

一応、書いてある分はすぐに投稿しますので恐らく二話目は既に上がっているかと。
良かったら次話も見ていってください。
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