魔法少女まどか☆マギカ ラタトスクの騎士   作:如月ユウ

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30話 修行再開

朝起きると腕が拘束させて動けなかった。

なぜ動けないのかそれはすぐにわかった。

 

「おはようエミル君…」

 

右腕にマミが抱き付いて

 

「お、おはようエミル…」

 

左腕にはさやかが抱き付いていたからだ。

 

「(えっと…どういう状況?)」

 

エミルは頭の思考が追い付いていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休み

「エミル…学校に来れるようになったのね」

 

エミルの体調は良くなり学校に来れるようになった。

全員エミルの快調に喜んだ。

 

「美樹さん。遅れたけど今日の放課後から技の修行するから」

 

「わかった」

 

「それと色々調べたいこともあるし」

 

「調べたいこと?」

 

「まだ契約してわからないことがあるから調べないと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

廃墟

スマホを取り出してまどかに通話する。

 

「エミル君こっちは準備いいよ」

 

まどかとさやかはエミルがいる階の上の階にいる。

修行をする前に召喚に応じるか確認が必要だった。

 

「テネブラエこれ持っといて」

 

「わかりました」

 

テネブラエにスマホを渡すとエミルはラタトスクの騎士に変身して魔方陣を呼び出す。

 

「さやかちゃんがいる床になにか出てきたよ!」

 

「おそらく魔方陣でしょう。エミル様が召喚している魔方陣がさやかさんに反応しているのかと思います」

 

スマホを尻尾で持ちテネブラエが説明する。

 

「ちょ、足が沈んでる!?」

 

「さやかちゃん!」

 

「大丈夫です。エミル様の魔方陣と繋がっていますのでこちらの魔方陣に召喚されるでしょう」

 

エミルが召喚した魔方陣からさやかが現れる。

 

「さやかちゃんがいなくなった」

 

「こちらにいます。どうやら召喚に成功したようですね」

 

「まどか。あたしは大丈夫だよ」

 

エミルのスマホを受けとりまどかと通話する。

 

「わかった。今からそっちに行くね」

 

通話を切りエミルに返すとさやかは魔法少女に変身して剣を構える。

 

「それじゃあさっそく!」

 

「技を教えないとね」

 

エミルは剣を抜いて二人同時に地面を蹴り剣が重なる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな感じかな」

 

剣を納める。

 

「エミル…強すぎ…」

 

さやかは満身創痍になり地面に大の字になって倒れていた。

 

「これでもけっこう手加減したつもりだよ?」

 

「今のエミル様は半分の力しかありません」

 

「全力のエミルと戦ったら…死ぬかも…」

 

「今のさやかさんは肉体が亡くなってもソウルジェムに戻るだけなので死んだりはしません」

 

「テネブラエ。美樹さんは比喩で言ったんだよ」

 

「なるほどそういうことですか」

 

「いや、マジで言ったつまりなんだけど…」

 

天然ボケのエミルにツッコムさやか。

 

「さやかちゃん大丈夫?」

 

「大丈夫といえば嘘になるかな?立つのがつらい」

 

さやかはゆっくり立ち上がろうとしたが

 

「あ…」

 

ふらついて転びそうになるとエミルはさやかを受け止めた。

 

「大丈夫?」

 

「う、うん…」

 

エミルに抱き付くような体勢になる。

 

「ごめんエミル…少しこのままでいいかな?」

 

「いいけど」

 

「ありがとう…」

 

さやかはエミルに抱き付いたまま身体を休める。

 

「ありがとう、もう大丈夫だから」

 

エミルから離れる。

 

「明日も同じようにやるから」

 

「うへぇ…それは大変だ」

 

「毎日の積み重ねが強くなる秘訣だよ」

 

「エミルが言うと重みが違うなぁ」

 

制服に戻してエミル達は廃墟から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日後

金属同士がぶつかる音が響く。

二人の剣が何度もぶつかり火花が散る。

 

「「『魔神剣』!」」

 

二つの衝撃波が地面を這い、重なると同時に消失する。

 

「『虎乱蹴』!」

 

「『虎牙破斬』!」

 

斬り上げと斬り下げが重なる。

 

「『鳳翼旋』!」

 

「『裂空斬』!」

 

エミルは斬り上げ、さやかは斬り下げて縦回転斬りをする。

「『崩蹴脚』!」

 

エミルは跳躍して蹴りをいれるがさやかはエミルより大きく跳んだ。

 

「『飛天翔駆』!」

 

急降下してエミルを斬りつけようとしたが

 

「『空牙衝』!」

 

さやかが地面に到達したと同時にエミルが跳び衝撃波を放つ。

 

「きゃあ!」

 

さやかは衝撃波に巻き込まれエミルの連続攻撃が始まる。

 

「『牙連轟天襲』!」

 

斬り上げて浮かせて斬り下げるとさやかは吹き飛ばされる。

 

「あう~痛い~」

 

「今のは技を出すタイミングが悪かったね」

 

「エミル、容赦ないよほんと」

 

「戦いは命懸けだからね。手加減したら修行にならないよ」

 

「少しぐらい手加減しても…」

 

「美樹さんのためにならないからダメ」

 

「エミルのいけず~」

 

その後もエミルの修行が続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

学校

午前の授業が終わりいつものように屋上でお弁当を食べる。

 

「美樹さん早弁したのにまだ食べるんだ」

 

「だってあんたの修行が厳しいからすぐお腹すくんだもん」

 

お弁当だけではなく購買で買ったパンも食べていた。

 

「エミル、美樹さやかの修行はどうなの?」

 

「基礎はもう終わったから今は技を使った戦い方をしてる。」

 

「昨日なんて酷いんだよ。あたしがジャンプして床に落ちたタイミングで攻撃したんだよ」

 

「それは美樹さやかの腕がまだまだということね」

 

「まどか~!転校生もエミルと同じこと言うよ~」

 

「そんなこと言われても…私、戦えないからなんとも言えないよ」

 

「うわ~!マミさ~ん」

 

「美樹さん頑張って」

 

マミは笑顔で応援しかしなかった。

 

「みんなあたしの敵だぁ~!」

 

「四面楚歌ですね」

 

今のさやかの状態をテネブラエがことわざで表現すると全員笑った。

 

「そういえば明日は休みだから朝から修行できるね」

 

「エミルそのことだけど」

 

「なにほむらさん?」

 

「明日は修行じゃなくて別のことをしてもらってもいいかしら?」

 

修行しようと思っていたがほむらがなにかしてほしいことがあるらしい。

 

「いいけど、なにするの?」

 

「美樹さやかが魔女から魔法少女に戻るならもしかしたらグリーフシードも戻るかもしれない」

 

「確かにそれは確認しないといけませんね」

 

テネブラエもほむらの提案に賛同する。

 

「それと美樹さやかに魔女の力が残っているか調べたい」

 

「あたしが魔女の力を持っているか?」

 

「美樹さやかは一度魔女になった。エミルと契約して魔法少女に戻ったけど魔女の力が使えるか確かめないと」

 

「僕は別にいいけど美樹さんは?」

 

「あたしも賛成かな。もし魔女の力が使えるならそれも含めた修行もしないと」

 

「それじゃあ明日は美樹さやかが修行している廃墟に集合ね」

 

「それとさ転校生。いい加減フルネームで呼ぶのやめない?」

 

「ならあなたも転校生と呼ぶのやめなさい」

 

「もとからそのつもりで言ったつもり。だからさこれからはさやかって呼んで。あたしはほむらって呼ぶから」

 

「えぇ…明日はよろしくさやか」

 

「うん、ほむらもね」

 

お互い名前で呼び合うと笑った。




さやかはエミ…ゲフンゲフン
テイルズの色に染まりはじめる
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