魔法少女まどか☆マギカ ラタトスクの騎士   作:如月ユウ

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久々にラタトスクの騎士プレイしました
釘宮さんの声が可愛すぎる


34話 契約したから言える

玄関前にはさやかとまどかが待っていた。

 

「あ、エミル」

 

「二人ともどうして…」

 

「エミル君のことが心配で…」

 

あんなひどいことを言ったのに2人はエミルのことを心配してくれた。

エミルは玄関の扉を開ける。

 

「とりあえずはいってよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビング

まどかとさやかはソファに座る。

 

「さっきはごめん。僕があんなことを言ってなぎさちゃんとほむらさんを…」

 

「ううん、エミル君はなぎさちゃんが戦ってほしくないだよね?わかるよその気持ち」

「ほむらは多分なにか理由があってなぎさちゃんに戦いを取り上げなかったとあたしは思う」

 

まどかは同情していたがさやかはほむらが何かを隠していると感じていた。

 

「(二人ともワルプルギスの夜のことを知らないからね…)」

 

ほむらがなぎさを必要としたのはワルプルギスの夜に備えて戦力を増やすため

エミルはそのことを理解していたが自分達より年下の子供を戦場に出したくなかった。

 

「ねぇエミル…」

 

さやかは今まで聞きたかったことをようやく口にする。

 

「エミルさ…恭介に告白するときにあたしにくれた言葉覚えてる?」

 

「上条君に告白?」

 

「うん…エミルがあたしにくれた言葉のおかげで恭介に告白出来たの。その言葉ってエミルが考えた言葉なの?」

 

さやかは期待に満ちた目でエミルを見つめた。

 

「あれは僕が考えた言葉じゃないよ」

 

しかし期待していた言葉とは違った答えが出た。

 

「あれは僕の大切な人が僕にくれた言葉なんだ」

「大切な人ってもしかしてマルタって人?」

 

「違う」

 

エミルは首を横に振る。

 

「じゃあその人は誰なのエミル君?」

 

「リヒターさん。僕に手を差しのべてくれた大切な人」

 

少し懐かしむように笑う。

 

「リヒターさんは少し怖い人だったけど僕のことを心配してくれてリヒターさんがあの言葉を僕にくれたんだ」

 

「勇気は夢を叶える魔法」

 

さやかはエミルからもらった言葉を口にした。

 

「そう。その言葉が僕の人生を変えてくれて本当の自分と向き合えた」

「あたしもエミルから貰ったその言葉のおかげで恭介に告白出来て。本当の自分と向き合えた」

 

「自分と向き合う…」

 

まどかがなにかを感じた。

 

「ねぇ、エミル君。私ね…ずっと考えてたの」

 

「考えてた?」

 

「魔法少女じゃないのに魔女の戦いに参加してもいいのかなって」

 

まどかは魔法少女ではないので無理に参加しなくても良い。

魔女退治はエミルからして魔物退治と同じように命がけの戦いだから

 

「けどここでやめたら逃げると同じなのかなと思って。なぎさちゃんもそう思ったんじゃないのかと思うの」

 

戦いから逃げたら他の魔法少女が魔女と戦っていることを頭の隅に置いて生活することになる。

まどかにはそれは耐えられなかったのだろう。

 

「だから私ね…」

 

「絶対にダメ」

 

まどかが言う前にさやかが口を開いた。

 

「さやかちゃん。私、まだなにも言って-」

 

「言わなくてもあたしにはわかる。魔法少女になるんでしょ?」

 

まどかは視線を外す。

 

「まどか、魔法少女見学ツアーのこと覚えてるでしょ?マミさんが一人であたし達を守りながら魔女と戦ってたこと。それが命がけだってことわかったでしょ?」

 

「うん…」

 

「それに病院のときだって。エミルが戦ってなかったらマミさんがやられて、あたし達も死ぬとこだったんだよ?」

 

「うん…」

 

「魔法少女の真実を聞いたとき魔法少女じゃないまどかだってすごく悲しんだよね」

 

「…」

 

「魔法少女はもう元の生活には戻れない。普通に恋したり出来ないんだよ?」

 

「美樹さんもう…」

 

「エミルは黙って。まどか、せめてあんただけは普通の生活をしてほしいの。あたし達のような戦う毎日をまどかにはしてほしくない。戦いのない普通の生活をして、普通に恋して、普通に生きてほしいの」

 

そう言って一呼吸する。

 

「ほむらもこんな気持ちだと思う。魔法少女が魔女になる。つまり友達を殺すことなのよ。まどかにはそんなことは絶対させない。まどかには綺麗なまどかでいてほしい」

 

「でもさやかちゃん-」

 

「『友達を殺す』あなたにはその覚悟はあるのですかまどかさん?」

 

玄関に行く扉からテネブラエが歩いてくる。

 

「魔法少女に戻ったといえ私達はさやかさんと戦い、彼女を殺しました」

 

「友達を殺すことって心が抉られるように痛いんだ。僕はマルタとロイドを一度殺そうと覚悟していたから」

 

アステルを殺しもう一人の人格であるラタトスク封印した。

その罪を償おうとしてギンヌンガ・ガップでラタトスクを演じてマルタとロイドに殺害させようとした。

 

「けどマルタは僕の考えを読み取って僕はもう一人の僕…ラタトスクと向き合うことが出来た」

 

「まどかにはそんなこと…ううん、そんな気持ちになってほしくない。それがあたしのお願い…いやあたしのワガママ」

 

「さやかちゃん…エミル君…」

 

さやかとエミルの言葉が胸に突き刺さる。

魔法少女になってほしくないという気持ちが二人から深く伝わる。

 

「うん…わかった。私…魔法少女にはならない」

 

「ごめんまどか。酷いこと言って…」

 

「さやかちゃんは悪くないよ。私のために言ってくれたんだから」

 

「(私が魔法少女になったらみんなが悲しむ。でもね…私はこれでいいのかなって思うの…)」

 

まどかとさやかは知らないがまどかが魔法少女になったらほむらは時間軸を戻す。

ほむらにとってまどかが魔法少女になることは死と同じこと

 

「(どうしたら魔法少女にならないでエミル君達の役に立てるのかな)」

 

戦いを知らない幼い彼女にはまだわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん、エミル晩御飯まで」

 

「ちょっとしたお礼だから気にしないで」

 

まどかとさやかはそのまま居座り晩御飯までごちそうになった。

 

「エミル君って料理上手なんだね」

「そうかな?」

 

「いや、そうかな?じゃないよ。だってエミルが作った料理むちゃくちゃうまかったんだから」

 

「パパと話が合いそう」

 

「そういえばまどかのパパさん料理上手だもんね」

 

「そうなんだ」

 

「それに家庭菜園もしてるんだよ」

 

「へぇ~家庭菜園か…僕も考えてみよう…」

 

腕を組んで考える。

 

「料理とかでよく使うトマトを植えたほうがいいかな…いやそれ以外にキュウリやレタスとかも…」

 

エミルは一人の世界にはいってしまった。

 

「エミル君ほんとパパと話合いそう」

 

「そうね」

 

まどかとさやかはエミルが考えことをする姿を見て笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エミル君また明日ね」

 

「じゃあ明日学校でね~」

 

まどかとさやかが家を出てエミルはソファに座ると力を抜いた。

 

「エミル様大丈夫ですか?」

 

テネブラエはエミルに近付いて床に座る。

 

「まだお悩みのようですね。なぎささんを戦力にするかどうか」

 

「うん…ワルプルギスの夜が近いから一人でも多くの魔法少女が必要なのはわかる。けどなぎさちゃんはもう魔法少女の運命から解放されたから無理に戦う必要なんてない」

 

ほむらが焦るのは無理もない。

だがエミルはなぎさをワルプルギスの夜の戦力として参加はさせたくない。

ほむらの話だと魔女のなかでは最強でありまどかが魔法少女になったら倒せるという。

だが、まどかを魔法少女にさせることは毛頭ない。

 

「テネブラエ。ダークライダーの状態はどうなの?」

 

「ワルプルギスの夜に参加できるかどうかわかりません。マミさんを助けるために自らを犠牲にしましたから…」

 

「召喚できる配下は?」

 

「私の配下ではダークライダーを除いて34体です」

 

「最高で35体か…」

 

ほむらからしてみれば圧倒的な数だがセンチュリオンであるテネブラエからしてはかなり少ない。

魔物の種類は232種類いる。

それらが多く生息している。

しかし大量に魔物を持ち出せばラタトスクの力が減少する。

それを考慮したテネブラエは一種類一体づつしか体内に宿さなかった。

しかもテネブラエは闇属性しか配下を召喚出来ないのでさらに数が減る。

 

「僕が出来るのは美樹さんを修行させて強くさせることしか…」

 

「今はそれが一番かと思います。さやかさんは筋が良いですし半年すればエミル様ほどではありませんがかなりの戦力になります」

 

「技を増やすより技の練度を高めたほうがいいかもね」

 

「そのほうが威力が高まり技の多さで頭が混乱しないかもしれません」




魔物の種類ですがエミルが契約できる魔物を対象にしています
テイルズの作品によって種類の数は違いますので
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