「おいエミル!どういうことだ!」
教室にはいるとクラスメイトの男子達がエミルに押し掛けた。
「なんで学校のアイドルの巴先輩と一緒に登校したんだ!」
「それにあの笑顔!お前先輩に何をした!」
「な、何もしてないよ!」
ごめんなさい、マミさんの家にお泊まりしました。
あとソファで寝ようとしましたがマミさんが一緒に寝ようと言ってきたので一緒のベットに寝ました。
「貴様…巴先輩の匂いがするぞ…」
あ、ヤバイ。
「マジか…」
「クンカクンカ…マジだ」
「やめてよ、気持ち悪い」
「うるさい!なぜ巴先輩と仲良く登校したか白状しろ!」
休み時間にはいるたびにエミルは質問攻めをされる。
昼休み
マミと屋上で合流と連絡してなんとかクラスメイトを撒いて屋上に到着する。
マミはまどか、さやかと一緒にお弁当を食べていた。
エミルは息が上がっていた。
「先輩…すいません…遅れました」
「エミル君、私のことはマミって呼んでって言ったでしょ?」
エミルの手を引っ張ってベンチに座らせる。
「お弁当は私が持っておいて正解のようね」
マミの隣にエミルが使っている弁当箱が置いてあった。
「マミさん、エミル君のお弁当作ってたんだ。」
「なんというか…リア充?」
「はいどうぞ♪」
「いただきます」
お弁当を開けると肉は少なく野菜が多い、女の子らしい彩りをしたお弁当だった。
「ごめんねエミル君、男の子だから野菜ばかりだと物足りないよね?」
「い、いえ!ちゃんと野菜は採らないと健康に悪いので全然大丈夫です」
マミが作ったお弁当を一口食べてみる。
「美味しいです先輩!」
「だから私のことはマミって呼んで?」
「ま、マミさん…美味しいです…」
「良かったお口に合って♪」
「リア充だよね」
「うん、リア充だね」
お弁当を食べて一段落する。
「マミさん」
「なに、鹿目さん?」
「あの…私…魔法少女に…」
「鹿目さん」
マミはまどかの手の甲に手を乗せる。
「私は大丈夫よ。だから魔法少女にならなくてもいいのよ」
「けどマミさんはこのまま一人で…!」
「ううん、私はもう一人ぼっちじゃない」
エミルの腕に抱き付く。
「エミル君が私と一緒に戦ってくれるの」
「エミル君が?」
「えぇ、だから鹿目さんと美樹さんが無理して魔法少女にならなくてもいいの」
「エミルあんた本当に大丈夫なの?」
「大丈夫って何が?」
「だって魔女と戦うのよ!もしかしたら死んじゃうこともあるのよ!」
「エミル様はそんな程度では死にません」
ベンチの隣で座っていたテネブラエがさやかをみる。
「エミル様はあの魔女よりも大きく、強力な魔物を倒し、従わせております」
「だけど!」
「さやかさん、あなたのお気持ちはわかります。しかし誰がマミさんを守るのですか?」
「それは…」
「さやかさんが魔法少女になってもマミさんを守れず、あなた自身も死ぬ可能性もあります。マミさんは二人を死なせたくないのです。それだけは理解してください。」
「わかった…」
「あの…マミさん…」
「なに?」
「いつまでくっついているんですか…?」
「休み時間が終わるまで♪」
昼休みが終わるまでマミはエミルにずっとくっついていた。
放課後になり校門でマミを待っていた。
「ごめんねエミル君、待った?」
「大丈夫ですよ」
「それじゃ魔女退治に行きましょう」
二人で校門を出た。
「魔女ってどうやって探すんですか?」
「ソウルジェムが点滅してるでしょ?魔女が残した魔力の痕跡をこれで追うの」
「なんか地味ですね」
「テネブラエ、そんなこと言っちゃダメだよ」
「魔女探しは足頼みなのよ」
「魔女がよく出現する場所ってありますか?」
「交通事故や傷害事件の場所は多いわね。だから大きい道路や喧嘩が起きそうな歓楽街とかはチェックしたほうがいいわね。あと自殺に向いた場所、病院とかにとりつかれると大変ね。弱っている人達から生命力を吸い上げられるから-」
ソウルジェムが激しく点滅する。
「かなり強い魔女の波動ね。近いかもしれない」
ソウルジェムを頼りに魔女の居場所まで走る。
荒れ果てたビルの屋上に男性が飛び降りよとしていた。
「テネブラエ!配下を!」
「わかりました」
テネブラエは魔法陣を出そうとしたが男性は飛び降りた。
「テネブラエはやく!」
「わかってます!」
マミは魔法少女に変身してリボンを出して男性を受け止めた。
「危なかったわね」
「よかった…」
男性の首もとをみると黒い紋章が描かれていた。
「魔女の口づけね」
「魔女の口づけ?」
「これが自殺や事件になる原因なの。魔女はここにいるようね。」
「エミル様。戦う場合は自動で服装が変わります。」
「ありがとうテネブラエ」
エミルは戦う意思を念じる。
「(僕はラタトスクの騎士、戦うことからはもう逃げない)」
エミルの身体は黒く輝き、ラタトスクの騎士に変身する。
「行きましょう」
「はい」
マミとエミルは武器を構えて建物にはいる。