龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第100話

~~~長官室~~~

 

カード「偽善者カ、オ前ガ言ワセタノカ、ゴドウィン。」

 

遊星と黄泉のデュエルを見ながら、カードがゴドウィンに問いかけていた。

 

その声には、少しだが喜びが感じられた。

 

するとゴドウィンは、真ん中のモニターの電源を落として、カードの方に体を向けた。

 

ゴドウィン「その通りで御座います。心の痛みが、貴方をより完全な復活へと導くのなら、当然の行いです。」

 

カード「ソウカ、ソレハ嬉シイガ、黄泉ト言ウ男ハオ前ノコトヲ、崇拝シテタノニ見捨テルノカ?」

 

と、カードが聞くとゴドウィンは静かに笑いだした。

 

ゴドウィン「心にもない事を。

それに、あいつはただの捨て駒なのです。こうすることで、2人分の痛みが手に入ります。」

 

そう言ったゴドウィンとカードは、意識を取り戻しかけている龍亞に、気がつかなかった。

 

龍亞「ル…イズ、ルチ…アーノ、来ちゃダ…メだ…。」

 

だが、龍亞の言葉は誰にも届かなかった。

 

~~~真ん中の扉の中~~~

 

遊星「黄泉、このデュエルは俺の勝ちだ!

さぁカギを渡してくれ。」

 

遊星は、最後の攻撃で飛ばされた、黄泉の所に駆け寄った。

 

そして、黄泉を無理矢理起こして、カギを要求した。

 

遊星「約束だろ、早くカギを渡すんだ。」

 

急いでいる遊星を見て、黄泉は楽しそうに笑いだした。

 

黄泉「そうだ…、そうだよ!こう言うことなんだよ!

自分の欲望の為なら、例え相手が倒れてようが、関係無い。それが、お前達の正体なんだよ!」

 

黄泉はそう言うと、ポケットからカギを出して、遊星に渡した。

 

遊星「違う!そんなことは無い!

俺達は、正しい正義の為に戦っているんだ。

これは、しょうがない事なんだ。」

 

遊星は、黄泉の言葉を否定するかのように、首を振りながら、言葉を発した。

 

黄泉「正義の為だと…、面白いこと言ってくれるね!

正義の為なら、相手を叩きのめしても良いんだな。

自分の欲望の為に、あのガキを傷つけても良いんだな。」

 

黄泉「随分とまた、自分勝手で残酷な正義だな。これだからお前は、偽善者なんだよ。」

 

黄泉の発言を聞いた遊星は、怒りを感じてそのまま黄泉を床に倒して、逃げるように自分のDホイールに向かっていった。

 

そして、Dホイールに跨がろうとした時、また黄泉が大声で笑い始めた。

 

黄泉「そんなに怒って、もしかして図星だったのか?なら謝るぜ。

だがな、お前が手にした新たな力、いずれあのガキを苦しめ、傷つけるただの兵器になるだろうな!」

 

黄泉「まぁ、今回が最後の仲間ごっこだ。

せいぜい、楽しめよ!」

 

遊星は、黄泉を睨み付けてそのまま、Dホイールを走られていった。




なんだか、遊星が凄い悪者みたいになって来てますね…。

こうなるなんて、予想していませんでした。
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