龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第101話

~~~左の扉~~~

 

ルイズ「ルチアーノ、お前に聞きたいことがある。

あの時、あいつに渡したカードは何の意味がある。」

 

ルイズは、ルチアーノに向かって質問をした。

 

ルチアーノは、何の事だかわからない、と言う様な顔をしていた。

 

ルイズ「惚けても無駄だよ。お前は隠れて渡してたつもりだったけど、ボクにはお見通しなんだよ。」

 

ルチアーノ「やっぱり、君はただ者じゃ無さそうだね。

わかった、教えるよ。」

 

ルチアーノ「あのカードは、あいつの心を調べる天秤なんだよ。

今回の戦い、龍亞の為ならあのカードは使えない。

だが自分の欲望の為ならば、あのカードを使えてしまうんだ…。

君達はどっちだと思う?」

 

ルチアーノは気まずそうに、2人に問いかけた。

鬼柳は、答えに困っており、なかなか答えようとはしなかった。

 

だが、ルイズは違った。

迷うことなく、そして軽蔑の眼差しをしていた。

 

ルイズ「そんな事、決まってるだろ?

あいつは、龍亞の事なんか気にも止めてないんだ!

龍亞を守れるのは、ボクとお前、そして元ダークシグナーのみんなだけだよ。」

 

鬼柳「ならばルイズ様、治安維持局の条件とは言え、どうしてあの2人とご協力なんかを…?」

 

ルイズ「ボクも本当なら、あんな連中とは死んでも組みたくないよ。

けどね、ボクにとって最も大切な事は、龍亞と共に生きることなんだ。

その為なら、我慢出来るよ。」

 

ルイズの怒りのこもった言葉に、鬼柳は言葉を失っていた。

 

それと同時に、わかりきった質問をした自分の浅はかさを、実感していた。

 

鬼柳「すみませんルイズ様。

この鬼柳、口が過ぎました。この処分は、何なりと申し付け下さい!」

 

そんな2人のやり取りを、静かに見ていたルチアーノが、何かを思い出したのか突然、声をあげた。

 

鬼柳「どうしましたルチアーノ様、気分が優れないのですか…。」

 

ルチアーノ「違うよ、ルイズにこのカードを渡すのを、すっかり忘れていたよ。

ほら、本来なら龍亞にも渡すけど、最初に君にあげる。」

 

そう言って2枚のカードを取り出し、ルイズに手渡した。

 

ルイズは、そのカードの使い方を即座に理解し、このカードに秘められた、龍亞を守ると言う使命を、改めて実感していた。

 

ルイズ「確かに、このカードはボクと龍亞が持ってこそ、真の力を発揮するみたいだね。

大丈夫、任せてよ。このカードを貰わなくても、龍亞は必ず守り抜くよ。

それがボクの生きる意味、そして生きる義務なんだ。」

 

すると、3人の前に部屋の明かりが見えてきた。

3人は、自分の守るべき人を取り戻すため、もう1度、気合いを入れていた。




久々に、ルイズとルチアーノの登場です。
いや~長かった!

そしていつの間にか、鬼柳は執事の様になっていますね。
けっこう似合いそうですけどね。
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