~~~左の扉~~~
ルイズ「ルチアーノ、お前に聞きたいことがある。
あの時、あいつに渡したカードは何の意味がある。」
ルイズは、ルチアーノに向かって質問をした。
ルチアーノは、何の事だかわからない、と言う様な顔をしていた。
ルイズ「惚けても無駄だよ。お前は隠れて渡してたつもりだったけど、ボクにはお見通しなんだよ。」
ルチアーノ「やっぱり、君はただ者じゃ無さそうだね。
わかった、教えるよ。」
ルチアーノ「あのカードは、あいつの心を調べる天秤なんだよ。
今回の戦い、龍亞の為ならあのカードは使えない。
だが自分の欲望の為ならば、あのカードを使えてしまうんだ…。
君達はどっちだと思う?」
ルチアーノは気まずそうに、2人に問いかけた。
鬼柳は、答えに困っており、なかなか答えようとはしなかった。
だが、ルイズは違った。
迷うことなく、そして軽蔑の眼差しをしていた。
ルイズ「そんな事、決まってるだろ?
あいつは、龍亞の事なんか気にも止めてないんだ!
龍亞を守れるのは、ボクとお前、そして元ダークシグナーのみんなだけだよ。」
鬼柳「ならばルイズ様、治安維持局の条件とは言え、どうしてあの2人とご協力なんかを…?」
ルイズ「ボクも本当なら、あんな連中とは死んでも組みたくないよ。
けどね、ボクにとって最も大切な事は、龍亞と共に生きることなんだ。
その為なら、我慢出来るよ。」
ルイズの怒りのこもった言葉に、鬼柳は言葉を失っていた。
それと同時に、わかりきった質問をした自分の浅はかさを、実感していた。
鬼柳「すみませんルイズ様。
この鬼柳、口が過ぎました。この処分は、何なりと申し付け下さい!」
そんな2人のやり取りを、静かに見ていたルチアーノが、何かを思い出したのか突然、声をあげた。
鬼柳「どうしましたルチアーノ様、気分が優れないのですか…。」
ルチアーノ「違うよ、ルイズにこのカードを渡すのを、すっかり忘れていたよ。
ほら、本来なら龍亞にも渡すけど、最初に君にあげる。」
そう言って2枚のカードを取り出し、ルイズに手渡した。
ルイズは、そのカードの使い方を即座に理解し、このカードに秘められた、龍亞を守ると言う使命を、改めて実感していた。
ルイズ「確かに、このカードはボクと龍亞が持ってこそ、真の力を発揮するみたいだね。
大丈夫、任せてよ。このカードを貰わなくても、龍亞は必ず守り抜くよ。
それがボクの生きる意味、そして生きる義務なんだ。」
すると、3人の前に部屋の明かりが見えてきた。
3人は、自分の守るべき人を取り戻すため、もう1度、気合いを入れていた。
久々に、ルイズとルチアーノの登場です。
いや~長かった!
そしていつの間にか、鬼柳は執事の様になっていますね。
けっこう似合いそうですけどね。