龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第107話

~~~長官室前~~~

 

遊星「オッ、鬼柳!遅かったな。」

 

すでに、遊星とジャックは長官室の前に揃っていた。

そして、鬼柳を見つけると遊星は大きく手を振った。

 

鬼柳「これで、カギが全て揃ったな。

お前ら、良くやったな!」

 

鬼柳は、2人の事を労り、硬く手を交わしあった。

だが、和やかな雰囲気の中で、ルイズは遊星の事を軽蔑の眼差しで睨んでいた。

 

遊星はそれに気づかず、まだ鬼柳と会話を続けていた。

そんな呑気な態度も、ルイズは気に入らなかった。

 

ルイズ「鬼柳、そんな茶番劇はしなくていいよ。

それより、早く扉を開けて龍亞を救い出すよ!」

 

ルイズはそう言い、目の前の扉を自分で開けて、中へと入っていった。

 

鬼柳「ルイズ様、お待ちください!

お前ら、速く行くぞ!」

 

鬼柳の言葉で、ルイズの後を追って、中へと入っていった。

 

~~~長官室内~~~

 

ゴドウィン「これはこれは…、お待ちしておりました。

皆様、デュエルお疲れ様です。」

 

中に入っていった、5人に向かって労いの言葉と絵顔をかけた。

 

ルイズ「黙れ…、それより、龍亞は何処だ!

速く、龍亞を解放しろ!」

 

ゴドウィン「そんなに、焦らないで下さい。

心配しなくても、ここにいますよ。」

 

ゴドウィンが指を鳴らすと、局員が鎖を引っ張って、龍亞を引きずりながら連れてきた。

 

龍亞の姿は、先程映像で見たより、ボロボロになっていた。

 

ゴドウィン「全く、ここの局員達はこの少年の扱いが、なってませんね。

まるで、盛りのついた獣のように襲い掛かる。

野蛮なものだな。」

 

ルイズ「お前ら…殺す!

今すぐ殺してやる!」

 

今すぐにでも、ゴドウィン達を殺そうとするルイズを、ルチアーノは何とかして止めた。

 

ルチアーノ「ルイズ、落ち着いて!

まだ、龍亞があいつらのもとにいる以上、ボク達は余計な手が出せないよ。

それに、今ゴドウィンを殺しても、あのカードは消えないんだ。

あのカードは、デュエルで倒さなきゃ消えないんだ。」

 

ルイズは、ルチアーノを押し退けてまでゴドウィンのもとに行こうとした。

 

だが、ルチアーノの怒りで手を握り、爪が手のひらに食い込んで、出血しているのを見て少しだけ、落ち着いた。

 

ゴドウィン「さてお前達、カギを持っているでしょう?

出しなさい。」

 

ゴドウィンがそう言うと、3人はカギをポケットから、取り出した。

 

すると、そのカギは消えてしまい、ゴドウィンの手に渡った。

 

そしてゴドウィンは、そのカギで龍亞の鎖を解放した。

 

ゴドウィン「約束は守りしたよ。

この少年は、ちゃんと返しますよ。しっかりとキャッチしてくださいよ。」

 

ゴドウィンは、龍亞の胸ぐらを掴むと、そのまま持ち上げて、ルイズに向かって投げつけた。

 

ルイズは、飛んできた龍亞を優しくキャッチすると、ゴドウィンを睨みつけた。

 

ゴドウィン「さて私と貴方、最後のデュエルをしましょう!

そんな怖い顔なさらずに、楽しみましょう。」




龍亞の救出成功です。

やはり、ゴドウィンに仕える治安維持局の局員も、救いようがないですね。

ルイズとルチアーノの心中をお察しします。
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