~~~長官室前~~~
遊星「オッ、鬼柳!遅かったな。」
すでに、遊星とジャックは長官室の前に揃っていた。
そして、鬼柳を見つけると遊星は大きく手を振った。
鬼柳「これで、カギが全て揃ったな。
お前ら、良くやったな!」
鬼柳は、2人の事を労り、硬く手を交わしあった。
だが、和やかな雰囲気の中で、ルイズは遊星の事を軽蔑の眼差しで睨んでいた。
遊星はそれに気づかず、まだ鬼柳と会話を続けていた。
そんな呑気な態度も、ルイズは気に入らなかった。
ルイズ「鬼柳、そんな茶番劇はしなくていいよ。
それより、早く扉を開けて龍亞を救い出すよ!」
ルイズはそう言い、目の前の扉を自分で開けて、中へと入っていった。
鬼柳「ルイズ様、お待ちください!
お前ら、速く行くぞ!」
鬼柳の言葉で、ルイズの後を追って、中へと入っていった。
~~~長官室内~~~
ゴドウィン「これはこれは…、お待ちしておりました。
皆様、デュエルお疲れ様です。」
中に入っていった、5人に向かって労いの言葉と絵顔をかけた。
ルイズ「黙れ…、それより、龍亞は何処だ!
速く、龍亞を解放しろ!」
ゴドウィン「そんなに、焦らないで下さい。
心配しなくても、ここにいますよ。」
ゴドウィンが指を鳴らすと、局員が鎖を引っ張って、龍亞を引きずりながら連れてきた。
龍亞の姿は、先程映像で見たより、ボロボロになっていた。
ゴドウィン「全く、ここの局員達はこの少年の扱いが、なってませんね。
まるで、盛りのついた獣のように襲い掛かる。
野蛮なものだな。」
ルイズ「お前ら…殺す!
今すぐ殺してやる!」
今すぐにでも、ゴドウィン達を殺そうとするルイズを、ルチアーノは何とかして止めた。
ルチアーノ「ルイズ、落ち着いて!
まだ、龍亞があいつらのもとにいる以上、ボク達は余計な手が出せないよ。
それに、今ゴドウィンを殺しても、あのカードは消えないんだ。
あのカードは、デュエルで倒さなきゃ消えないんだ。」
ルイズは、ルチアーノを押し退けてまでゴドウィンのもとに行こうとした。
だが、ルチアーノの怒りで手を握り、爪が手のひらに食い込んで、出血しているのを見て少しだけ、落ち着いた。
ゴドウィン「さてお前達、カギを持っているでしょう?
出しなさい。」
ゴドウィンがそう言うと、3人はカギをポケットから、取り出した。
すると、そのカギは消えてしまい、ゴドウィンの手に渡った。
そしてゴドウィンは、そのカギで龍亞の鎖を解放した。
ゴドウィン「約束は守りしたよ。
この少年は、ちゃんと返しますよ。しっかりとキャッチしてくださいよ。」
ゴドウィンは、龍亞の胸ぐらを掴むと、そのまま持ち上げて、ルイズに向かって投げつけた。
ルイズは、飛んできた龍亞を優しくキャッチすると、ゴドウィンを睨みつけた。
ゴドウィン「さて私と貴方、最後のデュエルをしましょう!
そんな怖い顔なさらずに、楽しみましょう。」
龍亞の救出成功です。
やはり、ゴドウィンに仕える治安維持局の局員も、救いようがないですね。
ルイズとルチアーノの心中をお察しします。