気がつくと、龍亞はシティでも人気の無い場所に来ていた。
すでに日は落ち、辺りは光を失い暗闇に包まれていた。
傷ついた龍亞に、漆黒のとばりと凍てつく風が吹き付けていた。
龍亞(寒いな…、何だろう…、俺は何処に向かって歩いてるんだろう…。
暗いな…、誰もいないな…。)
だが、龍亞の体はすでに限界に達してしまったのだ。
龍亞の体は、まるで糸の切れた人形の様に、その場に倒れこんだ。
龍亞(ダメだ…、もう体が動かないな。
ここで死ぬのかな…、嫌だ…。)
龍亞は、そのまま目を閉じて、全てを終わらせようとした。
だが、そんな龍亞を何か暖かいものが包んだ。
リーシャ「ダメだよ龍亞。龍亞は、独りなんかじゃ無いんだよ?」
龍亞「リーシャさん…、どうして…。」
龍亞は、不思議そうにリーシャを見ながらたずねた。
リーシャ「ルイズから全て聞いたんだよ。
龍亞、辛かったね…。けど、私は貴方の味方よ。」
そう言って、リーシャは涙を流しながら、龍亞を強く抱き締めた。
龍亞「……どうして、リーシャさんもルイズも、俺に優しくするんだよ。
どうしてだよ!俺は何時も独りなの…!」
リーシャは、龍亞の口を閉じるように龍亞にキスをした。
それは、ルイズやルチアーノのような、龍亞を愛している優しいキスだ。
リーシャ「龍亞、確かにシティの奴らは、龍亞を傷つける。
けどね…、私やルイズは貴方を傷つけたりしないよ。
だって、龍亞の事を愛してるから。」
龍亞「ち…違う!そんな訳ないよ!
俺は誰からも愛され無いんだよ。なのに、おかしいよ!」
ルイズ「龍亞!龍亞!」
リーシャの言葉に、龍亞の心が揺らいでいる時、ルイズが息を切らして走ってきた。
ルイズ「龍亞、ゴメンね!
ボクがクズだから!ボクが無力だから!
龍亞を傷つけて、ばかりだから!」
ルイズは泣きながら、龍亞に謝り続けた。
そんなルイズを見て、龍亞の心に少しだが、光が差し込んだ。
リーシャ「言ったでしょ?君は愛されてるって。
だから泣かないで。龍亞は独りぼっちじゃ無いんだよ。」
ルイズ「そうだよ!
龍亞は悪くない!龍亞は独りじゃ無い!
例えシティのクズがいても、関係無い!ボク達が、龍亞の幸せになる!
必ず、龍亞を幸せにしてみせる!」
龍亞は泣いていた。
自分の傷ついた心を、救ってくれた事。
自分の存在が否定されなかった事。
そして、自分は幸せになっても良い事。
それを2人から聞かされて、龍亞は涙を止めることが出来なかった。
リーシャ「そうだよ、龍亞は何にも悪くない。
龍亞を苦しめる悪の原因は…。」
リーシャ「お前達にあるんだよ?
わかっている、不動遊星?」
リーシャは、後ろを見ながらそう言った。
リーシャの後ろには、いつの間にか遊星が自分のDホイールに跨がりながら、止まっていた。
リーシャが久しぶりの登場です。
良かった、龍亞の味方で本当に良かった。
しかし、龍亞はモテモテですね。
そして、龍亞の心にルイズの愛が届きました。
これで龍亞が救われます。
そして急展開です!
まさかの遊星との遭遇です。
これからどうなって、しまうのでしょうか!