龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第120話

気がつくと、龍亞はシティでも人気の無い場所に来ていた。

 

すでに日は落ち、辺りは光を失い暗闇に包まれていた。

 

傷ついた龍亞に、漆黒のとばりと凍てつく風が吹き付けていた。

 

龍亞(寒いな…、何だろう…、俺は何処に向かって歩いてるんだろう…。

暗いな…、誰もいないな…。)

 

だが、龍亞の体はすでに限界に達してしまったのだ。

龍亞の体は、まるで糸の切れた人形の様に、その場に倒れこんだ。

 

龍亞(ダメだ…、もう体が動かないな。

ここで死ぬのかな…、嫌だ…。)

 

龍亞は、そのまま目を閉じて、全てを終わらせようとした。

だが、そんな龍亞を何か暖かいものが包んだ。

 

リーシャ「ダメだよ龍亞。龍亞は、独りなんかじゃ無いんだよ?」

 

龍亞「リーシャさん…、どうして…。」

 

龍亞は、不思議そうにリーシャを見ながらたずねた。

 

リーシャ「ルイズから全て聞いたんだよ。

龍亞、辛かったね…。けど、私は貴方の味方よ。」

 

そう言って、リーシャは涙を流しながら、龍亞を強く抱き締めた。

 

龍亞「……どうして、リーシャさんもルイズも、俺に優しくするんだよ。

どうしてだよ!俺は何時も独りなの…!」

 

リーシャは、龍亞の口を閉じるように龍亞にキスをした。

 

それは、ルイズやルチアーノのような、龍亞を愛している優しいキスだ。

 

リーシャ「龍亞、確かにシティの奴らは、龍亞を傷つける。

けどね…、私やルイズは貴方を傷つけたりしないよ。

だって、龍亞の事を愛してるから。」

 

龍亞「ち…違う!そんな訳ないよ!

俺は誰からも愛され無いんだよ。なのに、おかしいよ!」

 

ルイズ「龍亞!龍亞!」

 

リーシャの言葉に、龍亞の心が揺らいでいる時、ルイズが息を切らして走ってきた。

 

ルイズ「龍亞、ゴメンね!

ボクがクズだから!ボクが無力だから!

龍亞を傷つけて、ばかりだから!」

 

ルイズは泣きながら、龍亞に謝り続けた。

そんなルイズを見て、龍亞の心に少しだが、光が差し込んだ。

 

リーシャ「言ったでしょ?君は愛されてるって。

だから泣かないで。龍亞は独りぼっちじゃ無いんだよ。」

 

ルイズ「そうだよ!

龍亞は悪くない!龍亞は独りじゃ無い!

例えシティのクズがいても、関係無い!ボク達が、龍亞の幸せになる!

必ず、龍亞を幸せにしてみせる!」

 

龍亞は泣いていた。

自分の傷ついた心を、救ってくれた事。

 

自分の存在が否定されなかった事。

そして、自分は幸せになっても良い事。

 

それを2人から聞かされて、龍亞は涙を止めることが出来なかった。

 

リーシャ「そうだよ、龍亞は何にも悪くない。

龍亞を苦しめる悪の原因は…。」

 

リーシャ「お前達にあるんだよ?

わかっている、不動遊星?」

 

リーシャは、後ろを見ながらそう言った。

 

リーシャの後ろには、いつの間にか遊星が自分のDホイールに跨がりながら、止まっていた。




リーシャが久しぶりの登場です。

良かった、龍亞の味方で本当に良かった。
しかし、龍亞はモテモテですね。

そして、龍亞の心にルイズの愛が届きました。
これで龍亞が救われます。

そして急展開です!
まさかの遊星との遭遇です。

これからどうなって、しまうのでしょうか!
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