龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第122話

遊星「そ、それはその…、何と言うか…。」

 

龍亞の質問に、遊星は完全に目が泳いでしまってした。

 

それだけを見ても、遊星が龍亞をどう思ってるのか、それがわかって来る。

 

遊星「どちらも、大切な存在に決まってるだろ…。当たり前じゃないか。」

 

ルイズ「だったら、何でクズ共に本当の事を言わないんだよ!

そんなにも、自分達の名誉が大切なのか!」

 

遊星「そんな訳無いだろ!俺達の名誉より、龍亞の方が大切に、決まってるだろ!

けど、人の噂はそう簡単には正せないんだ。」

 

遊星の答えに、リーシャはため息を吐きながら、龍亞をルイズに任せた。

 

そして、遊星に近づいて行き力強いビンタを、喰らわせた。

 

リーシャ「やっぱり、心底惨めな存在ですね。

自分達でも、そう思いませんか?

良い大人達が、揃いも揃って1人の可愛いいたいけな男の子を、救え無いんですよ?」

 

遊星「違う!そんな訳じゃないんだ。

俺達だって、龍亞を救いたかった…、けど!」

 

龍亞「それ以上は、もう良いよ…。

それより、もう1つ質問するよ。もし、龍可やアキ姉ちゃんが俺の立場だったら、遊星はどうする気なの?」

 

遊星「そんな事、決まってるじゃ無いか!

何が何でも…!」

 

遊星は、最後まで言い切る前に気づいてしまった。

自分の中で、龍亞よりも龍可やアキを優先してしまった事。

 

そして、その2人なら何が何でも守ってみせる、と思ってしまった事。

 

それはすなわち、龍亞を見捨ててしまった、と言う事に他ならない。

 

リーシャ「やっと、本性を現しましたね。

それが、貴方が龍亞に対する思いですよ?」

 

遊星は、自分の考えを否定したかった。

だが、その答えを認めてしまった自分がいるせいで、否定出来なかった。

 

龍亞「やっぱりか…、信じてたのにな…。

ルイズ、リーシャ、俺は決めたよ。」

 

龍亞は、遊星を顔を睨んだ。

龍亞の目には、うっすらと涙がこぼれていた。

 

龍亞「遊星、俺は遊星達を叩き潰すよ!

ダークシグナーの王としてじゃ無く、遊星達に復讐する1人の男として、遊星達シグナーに立ち向かうよ!」

 

リーシャ「良く言ったわ龍亞。それでこそ、私が愛する最高の男だわ。」

 

リーシャはそう言うと、龍亞に大人のキスを交わした。

 

ルイズ「あ~!リーシャだけずるい!

ボクも、龍亞にキスする!」

 

それを見たルイズも、龍亞に大人のキスを交わした。

 

龍亞「遊星、お前達は最強の戦力を用意しといてね。

俺は最高の仲間を連れて、それを倒すから!」

 

龍亞はそう言うと、ルイズとリーシャに合図をしてその場から、離れようとした。

 

龍亞「それと遊星!その…。」

 

龍亞は続きを言うのを戸惑っていた。

これを言えば、自分は本当にシグナーと対立してしまうからだ。

 

けれど、龍亞は覚悟決めて続きを話し始めた。

 

龍亞「遊星、龍可を守ってあげてね。

俺はもう、龍可を守ってあげられないから…。」

 

そう言って龍亞は、その歩みを進めた。

もう2度と、戻ることは出来ない道を、これまでの思い出を噛み締めながら歩いていった。




いよいよ、完全対立です!

これで、治安維持局編は終わりました。
そして、新たな戦いの始まりです。

シグナー達を戦力、自分達を仲間言う辺り、龍亞の本気が見えますね。

あと、ルイズもリーシャも、鬼柳に連絡を入れてないので、今も1人で龍亞を探してます。
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