遊星「そ、それはその…、何と言うか…。」
龍亞の質問に、遊星は完全に目が泳いでしまってした。
それだけを見ても、遊星が龍亞をどう思ってるのか、それがわかって来る。
遊星「どちらも、大切な存在に決まってるだろ…。当たり前じゃないか。」
ルイズ「だったら、何でクズ共に本当の事を言わないんだよ!
そんなにも、自分達の名誉が大切なのか!」
遊星「そんな訳無いだろ!俺達の名誉より、龍亞の方が大切に、決まってるだろ!
けど、人の噂はそう簡単には正せないんだ。」
遊星の答えに、リーシャはため息を吐きながら、龍亞をルイズに任せた。
そして、遊星に近づいて行き力強いビンタを、喰らわせた。
リーシャ「やっぱり、心底惨めな存在ですね。
自分達でも、そう思いませんか?
良い大人達が、揃いも揃って1人の可愛いいたいけな男の子を、救え無いんですよ?」
遊星「違う!そんな訳じゃないんだ。
俺達だって、龍亞を救いたかった…、けど!」
龍亞「それ以上は、もう良いよ…。
それより、もう1つ質問するよ。もし、龍可やアキ姉ちゃんが俺の立場だったら、遊星はどうする気なの?」
遊星「そんな事、決まってるじゃ無いか!
何が何でも…!」
遊星は、最後まで言い切る前に気づいてしまった。
自分の中で、龍亞よりも龍可やアキを優先してしまった事。
そして、その2人なら何が何でも守ってみせる、と思ってしまった事。
それはすなわち、龍亞を見捨ててしまった、と言う事に他ならない。
リーシャ「やっと、本性を現しましたね。
それが、貴方が龍亞に対する思いですよ?」
遊星は、自分の考えを否定したかった。
だが、その答えを認めてしまった自分がいるせいで、否定出来なかった。
龍亞「やっぱりか…、信じてたのにな…。
ルイズ、リーシャ、俺は決めたよ。」
龍亞は、遊星を顔を睨んだ。
龍亞の目には、うっすらと涙がこぼれていた。
龍亞「遊星、俺は遊星達を叩き潰すよ!
ダークシグナーの王としてじゃ無く、遊星達に復讐する1人の男として、遊星達シグナーに立ち向かうよ!」
リーシャ「良く言ったわ龍亞。それでこそ、私が愛する最高の男だわ。」
リーシャはそう言うと、龍亞に大人のキスを交わした。
ルイズ「あ~!リーシャだけずるい!
ボクも、龍亞にキスする!」
それを見たルイズも、龍亞に大人のキスを交わした。
龍亞「遊星、お前達は最強の戦力を用意しといてね。
俺は最高の仲間を連れて、それを倒すから!」
龍亞はそう言うと、ルイズとリーシャに合図をしてその場から、離れようとした。
龍亞「それと遊星!その…。」
龍亞は続きを言うのを戸惑っていた。
これを言えば、自分は本当にシグナーと対立してしまうからだ。
けれど、龍亞は覚悟決めて続きを話し始めた。
龍亞「遊星、龍可を守ってあげてね。
俺はもう、龍可を守ってあげられないから…。」
そう言って龍亞は、その歩みを進めた。
もう2度と、戻ることは出来ない道を、これまでの思い出を噛み締めながら歩いていった。
いよいよ、完全対立です!
これで、治安維持局編は終わりました。
そして、新たな戦いの始まりです。
シグナー達を戦力、自分達を仲間言う辺り、龍亞の本気が見えますね。
あと、ルイズもリーシャも、鬼柳に連絡を入れてないので、今も1人で龍亞を探してます。