龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

126 / 241
第126話

~~~次の日の昼過ぎ~~~

 

双子母「龍可ちゃん、いい加減元気出してね?」

 

双子父「そうだぞ。このままだと、周りの人に変な誤解を招くだけだ。」

 

この日龍可は、父と母に連れられて、近くのショッピングモールに来ていた。

 

昨日遊星の考えに、はっきりとした答えが出せなかった龍可は、まだ龍亞の事を考えていた。

 

双子母「そうだ!龍可ちゃんはヌイグルミが、好きだったわね。新しいヌイグルミを買いましょう。」

 

双子父「そうだな。家にあるボロボロの、ヌイグルミなんか捨てて、新しいヌイグルミに変えよう。」

 

すると、今まで下を向いていた龍可が、2人の方を見た。

その目は、怒りに満ちていた。

 

龍可「ふざけないでよ!あのヌイグルミは、私の誕生日に龍亞から貰った、一番の宝物なんだ!」

 

ルイズ「宝物って、このヌイグルミの事だろ?」

 

3人の前に、いつの間にかルイズが立っていた。

その右手に、龍亞があげたヌイグルミを持っていた。

 

龍可「貴方は、ルイズ!どうしてここにいるの!

それより、どうしてそのヌイグルミを持ってるの、返してよ!」

 

双子父「き、君はどことなく、あいつに似ているが…。」

 

父の発言に、ルイズは怒りを感じ舌打ちをした。

 

ルイズ「龍亞に向かって、あいつ呼ばわりか…。本当にムカつくね。

おいお前ら!1つ聞きたい事がある。龍亞は、産まれてからずっと、お前達出来損ないのせいで傷ついてきた!なのに、どうして龍亞を助けなかった!」

 

ルイズは、両親に向かって質問をした。

答えは決まってるが、有りもしない希望を信じて聞いていた。

 

双子父「そんな事…そんな事決まってるだろ!

あいつが、使い道の無い出来損ないだからだ!

何も、特別な力を持ってない。何をしても、出来の悪い。

そんな奴を、どうして守らなければならんのだ!

あいつを産んでしまったのが、そもそもの間違いだったんだ!私達の子供は、龍可1人で十分だったんだ!」

 

母は、父の怒濤の言葉に否定をいっさいしなかった。

それは、肯定を意味する行動でもある。

 

龍可「2人とも何を言ってるの!ふざけた事、言わないでよ!」

 

両親の言葉、行動にルイズは怒りを通り越して、呆れていた。

 

ルイズ「はぁ~、やっぱりだったね。お前達に、ほんの少しでも期待したボクが、大馬鹿者だったよ。

これでお前達の処罰が、決定したよ。皆殺しだ…、と言いたいけど、龍可だけは龍亞の所に連れて行かなければならないね。」

 

ルイズはそう言って、右手に持っているヌイグルミを見ていた。

 

ルイズ「それにしても、腹立たしいね。龍亞からのプレゼントなんて。

けどね、もう龍亞の敵になったお前に、これは必要ないよね。」

 

そう言ってルイズは、ボロボロのヌイグルミの首を、引きちぎり、残った体もバラバラにした。

 

龍可「そ…そんな…、ひどい…。」

 

ルイズ「フフッ…フハハハハ、ハッハハハハ!!

お前の絶望に染まったその泣き顔、実に面白いね。まぁ、当然の報いだけどね。

さぁて、最後のそう仕上げとしますか。龍可、今からボクとデュエルだ。」




全面戦争の最初の戦いは、ルイズvs龍可です。
この勝負、私の中で一番楽しみでしょうがない、戦いでもあります。

やはり、両親は相変わらずのクズっぷりでしたね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。