~~~次の日の昼過ぎ~~~
双子母「龍可ちゃん、いい加減元気出してね?」
双子父「そうだぞ。このままだと、周りの人に変な誤解を招くだけだ。」
この日龍可は、父と母に連れられて、近くのショッピングモールに来ていた。
昨日遊星の考えに、はっきりとした答えが出せなかった龍可は、まだ龍亞の事を考えていた。
双子母「そうだ!龍可ちゃんはヌイグルミが、好きだったわね。新しいヌイグルミを買いましょう。」
双子父「そうだな。家にあるボロボロの、ヌイグルミなんか捨てて、新しいヌイグルミに変えよう。」
すると、今まで下を向いていた龍可が、2人の方を見た。
その目は、怒りに満ちていた。
龍可「ふざけないでよ!あのヌイグルミは、私の誕生日に龍亞から貰った、一番の宝物なんだ!」
ルイズ「宝物って、このヌイグルミの事だろ?」
3人の前に、いつの間にかルイズが立っていた。
その右手に、龍亞があげたヌイグルミを持っていた。
龍可「貴方は、ルイズ!どうしてここにいるの!
それより、どうしてそのヌイグルミを持ってるの、返してよ!」
双子父「き、君はどことなく、あいつに似ているが…。」
父の発言に、ルイズは怒りを感じ舌打ちをした。
ルイズ「龍亞に向かって、あいつ呼ばわりか…。本当にムカつくね。
おいお前ら!1つ聞きたい事がある。龍亞は、産まれてからずっと、お前達出来損ないのせいで傷ついてきた!なのに、どうして龍亞を助けなかった!」
ルイズは、両親に向かって質問をした。
答えは決まってるが、有りもしない希望を信じて聞いていた。
双子父「そんな事…そんな事決まってるだろ!
あいつが、使い道の無い出来損ないだからだ!
何も、特別な力を持ってない。何をしても、出来の悪い。
そんな奴を、どうして守らなければならんのだ!
あいつを産んでしまったのが、そもそもの間違いだったんだ!私達の子供は、龍可1人で十分だったんだ!」
母は、父の怒濤の言葉に否定をいっさいしなかった。
それは、肯定を意味する行動でもある。
龍可「2人とも何を言ってるの!ふざけた事、言わないでよ!」
両親の言葉、行動にルイズは怒りを通り越して、呆れていた。
ルイズ「はぁ~、やっぱりだったね。お前達に、ほんの少しでも期待したボクが、大馬鹿者だったよ。
これでお前達の処罰が、決定したよ。皆殺しだ…、と言いたいけど、龍可だけは龍亞の所に連れて行かなければならないね。」
ルイズはそう言って、右手に持っているヌイグルミを見ていた。
ルイズ「それにしても、腹立たしいね。龍亞からのプレゼントなんて。
けどね、もう龍亞の敵になったお前に、これは必要ないよね。」
そう言ってルイズは、ボロボロのヌイグルミの首を、引きちぎり、残った体もバラバラにした。
龍可「そ…そんな…、ひどい…。」
ルイズ「フフッ…フハハハハ、ハッハハハハ!!
お前の絶望に染まったその泣き顔、実に面白いね。まぁ、当然の報いだけどね。
さぁて、最後のそう仕上げとしますか。龍可、今からボクとデュエルだ。」
全面戦争の最初の戦いは、ルイズvs龍可です。
この勝負、私の中で一番楽しみでしょうがない、戦いでもあります。
やはり、両親は相変わらずのクズっぷりでしたね。