「おい聞いたかよ!」
「あぁ、聞いたよ。その話って、本当なのかよ。」
今、シティではとある噂が人から人へ、伝わっていた。
その噂は、シグナーがデュエルに負けて、連れ去られている、という噂だ。
勿論、この噂の正体は、龍亞達によるシグナー狩りの事である。
「何でも、あの龍可ちゃんとデュエルキング、ジャック・アトラスが負けたらしい。」
そんな、シティの人達の不安の声を、嬉しそうに聞いている人間が、1人いた。
ルチアーノ「フフッ、このシティのクズ達の慌て様、面白いよ。
ルイズと龍亞は、キッチリ復讐を果たしてるんだね。」
ルチアーノ「それなら、ボクも少しでも、龍亞の役にたってみようかな。」
ルチアーノはそう言って、とある場所に向かって、歩き出した。
~~~セキュリティ本部~~~
ルチアーノは、シティの安全性を守る、セキュリティの本部の前に来ていた。
ルチアーノ「それにしても、セキュリティの人間も慌ただしいね。
これなら、目的を果たしやすいね。」
そう言ってルチアーノは、セキュリティの中へと入っていった。
ルチアーノ「さてと、あの人のいるところは…、この下か。」
ルチアーノは、地下へと続いている、階段を見つけ出し、ゆっくりとその階段を下りていった。
真っ暗な地下、そこには沢山の使われていない、地下牢があった。
そしてルチアーノは、その地下牢の横を歩いて行き、1つの牢の前で、その足を止めた。
ルチアーノ「酷いね。
龍亞を守るために、ゴドウィンに意見をしただけで、こんな汚い地下牢に、閉じ込められるなんて…。」
ルチアーノ「けど、そんな苦痛も今日で終わりだよ。
さぁ、共に龍亞の為に戦おうよ、狭霧深影!」
ルチアーノの目の前には、地下牢に閉じ込められ、縛られている深影がいた。
深影「貴方は…、誰なの。
それに、龍亞君の為にって、いったい何を言っているの。」
ルチアーノ「驚かないで。ボクも、うまく説明出来ないけど、龍亞が酷い目にあってるんだ。
それも、全てゴドウィンやシグナー、シティのクズ達のせいだ!
だから、貴方みたいな正しい心を持った、龍亞の味方を探してるんだ。」
ルチアーノの答えに、深影は全てを聞く事はしなかった。
聞かなくとも、ある程度の事はわかったのである。
深影「私は…、龍亞君が傷ついたあの日から、少しでも龍亞君の心の支えになりたかった。
でも、何をすれば良いのかが、全くわからなかった。」
深影「でも、今なら龍亞君の支えになれる。
こんな私なんかで良ければ、喜んで力を貸すわ!」
深影の宣言に、ルチアーノは感動して地下牢の鍵を開けた。
ルチアーノ「さて、今から2人で龍亞の所に行くよ。」
こうしてまた1人、龍亞を支持する強力な仲間が、龍亞の下へと、集まろうとしていた。
まさかの深影さん登場!
ゴドウィンの考えに反対して、地下牢に閉じ込められてたなんて…、治安維持局は相変わらず、クズですね。