龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第152話

十六夜「ハァ、ハァ。

ここまでこれば、大丈夫ね。」

 

ボマーに逃がして貰ったアキは、遠くに走って逃げていた。

そして、遊星達のガレージの近くに、来ていた。

 

十六夜「それにしても、ボマーは大丈夫かしら…。

あの人が、負けるとは思わないけど、ミスティも強いし…。」

 

アキは、1人残ったボマーの事を心配していた。

 

ボマーが、龍亞のカリスマ性に魅せられて、既に龍亞達の仲間になっている事など、心にも思ってなかった。

 

十六夜「遊星は、この中にいるのかしら?

もしいるのなら、これからの話をしなければ…。」

 

「話し合いの必要は、全く無いよ。」

 

アキが声のする方に振り向くと、1人の少年が立っていた。

 

その少年に、アキは見覚えがあった。

だが、何処で見たのかが、思い出せなかった。

 

十六夜「必要が無いって、どう言う事よ。

それに、貴方は誰なの。何処で見た事があるけど…。」

 

すると、その少年はいきなり笑いだした。

その笑いは、誰かに似ていて、アキは余計に少年の正体が、気になっていた。

 

「誰って、直接会った事は無いけど、酷いね。

お姉ちゃんから、写真を見せられたって、聞いたけど…。」

 

「まぁ良いや。改めて自己紹介するよ。

初めまして。俺の名前は、トビー・ローラ。

お前と戦った、ミスティ・ローラの弟だ!」

 

トビーの自己紹介に、アキは驚きを隠せないでいた。

 

ダークシグナーとしての、ミスティと戦う原因であり、ミスティが心から心配していた、肉親である。

 

十六夜「貴方がトビーなのね…。

けど、どうして貴方がここにいるの。

言いたくは無いけど、私と貴方は関係無いはずよ。」

 

アキの言葉に、トビーは呆れていた。

 

トビー「十六夜アキ、お前は今、シグナー達がおかれている、状況をわかってるだろ?

俺は、龍亞様からの刺客として、お前を倒しに来たんだよ。」

 

トビー「けど…、お姉ちゃんと違って、俺はまだ龍亞様に、会った訳じゃないけどね。」

 

トビーは照れながら、静かに笑っていた。

 

十六夜「本当に龍亞は、私達全員を倒すつもりなの!

あの龍亞が、そんな酷い事を考える訳無いわ。」

 

トビー「俺は、龍亞様に会って無いから、詳しい事は知らないけど、お姉ちゃんから聞いた話は聞いたよ。

自業自得だよ。お前達は、自分に与えられたその力で、龍亞様を傷つけていた。」

 

トビー「本当だったら、もっと前にお前達は、消されるはずだよ。

けど、龍亞様は信じてたと思うよ。

お前達が、自分達の犯してる罪の重さに、龍亞様の心の傷に気づくのを!」

 

トビー「それに気づけない、お前達だから倒されるんだよ。

さぁ、前座は終わりだ。」

 

トビーはそう言うと、デュエルディスクを装着した。

 

トビー「楽しい楽しい、デュエルをしようよ。

十六夜アキ…いや、魔女よ。」

 

トビー「デュエル!」

 

 




アキとトビーの、デュエルが始まります!

ミスティが言っていた、あの子は、トビーの事だったんですね。

トビー、君は良い子だね。
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