龍亞の闇 心の悲しみ   作:なめらかプリン丸

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第163話

鬼柳は、サテライトのとあるスクラップ場に来ていた。

 

鬼柳「にしても、お前とここで出会ってから、もう10年もたつんだな。

本当に懐かしいな…、なぁ遊星?」

 

鬼柳がそう言って振り替えると、そこには遊星が立っていた。

 

鬼柳「お前と出会ったこの場所で、お前を倒すして全てを終わらせる。

これも、何かの縁なのかも知れないな。」

 

遊星「鬼柳…、本当に俺達が戦う事に意味が有るのか。

ただ、無駄にお互いが傷つくだけじゃないのか。」

 

遊星「それに、お前とはあの時のデュエルで、ちゃんと和解出来たはずじゃ無いのか。

何とか言ってくれ鬼柳!」

 

鬼柳は、遊星の言っていたあの時、自分がダークシグナーとして、遊星と戦った時を思い返していた。

 

鬼柳「確かに…お前の言う通り、あの時のデュエルで、あの頃のわだかまりは、解消できたと思っている。

だが、今回は全てが違う!」

 

鬼柳「この戦いに、俺の自分勝手な感情は無い!

全てが龍亞様の為、龍亞様の幸せの為のデュエルだ!

それに、お前は俺と戦うしか道は無いんだよ。」

 

遊星「そんな事は無い!俺達なら、戦わずとも話し合いで、解決できるはずだ!

まだ俺達は、龍亞とわかり会えるはずだ!」

 

遊星の言葉に、鬼柳は怒りを感じ、遊星に近づいていって、遊星を力いっぱい殴り付けた。

 

鬼柳「龍亞様とわかり会えるだと!

何を世迷い言を!ふざけるな!

お前ごときが、龍亞様の心がわかるはずがない!

龍亞様の心の痛みが、わかるはずがない!

龍亞様の孤独がわかるはずがない!」

 

鬼柳「そのわかりきった様な態度が、気に食わないんだよ!

龍亞様を救う事すら出来ないで、何が英雄だ!」

 

鬼柳はそう言った後、ゆっくり深呼吸をして、自分の感情を落ち着かせた。

 

鬼柳「だからこの俺が、直接お前を倒しに来たんだよ。

さぁ遊星、俺とライディングデュエルだ。」

 

遊星は立ち上がると、ただ静かに鬼柳を見ていた。

 

そして、数秒のちんもくが続いた後、遊星は自分のDホイールに、近づいていった。

 

鬼柳「そうだ…、それがお前だよ!

色々な御託を並べてたが、実際はデュエルする事しか考えてない。

相手を負かして、自分の考えを強制させる。

それが、お前の本当の姿だ偽善者!」

 

偽善者と言われた遊星は、治安維持局と戦った時、自分と戦った黄泉の事が、頭をよぎった。

 

遊星「違う…違う!

俺は偽善者なんかじゃない!俺の正義は、間違って無い!

俺は本気で、龍亞を助けたかったんだ。」

 

鬼柳「“助けたかった”って言っている時点で、偽善者だってわかるんだよ。

それに、本当にお前の正義が正しいなら、この俺に勝ってから言うんだな!」

 

鬼柳、遊星「ライディングデュエル・アクセラレーション!」




遂に、鬼柳と遊星のデュエルの火蓋が、切って落とされました!

鬼柳からも、偽善者って言われちゃいましたね遊星。
ショックでしょうね。
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