鬼柳は、サテライトのとあるスクラップ場に来ていた。
鬼柳「にしても、お前とここで出会ってから、もう10年もたつんだな。
本当に懐かしいな…、なぁ遊星?」
鬼柳がそう言って振り替えると、そこには遊星が立っていた。
鬼柳「お前と出会ったこの場所で、お前を倒すして全てを終わらせる。
これも、何かの縁なのかも知れないな。」
遊星「鬼柳…、本当に俺達が戦う事に意味が有るのか。
ただ、無駄にお互いが傷つくだけじゃないのか。」
遊星「それに、お前とはあの時のデュエルで、ちゃんと和解出来たはずじゃ無いのか。
何とか言ってくれ鬼柳!」
鬼柳は、遊星の言っていたあの時、自分がダークシグナーとして、遊星と戦った時を思い返していた。
鬼柳「確かに…お前の言う通り、あの時のデュエルで、あの頃のわだかまりは、解消できたと思っている。
だが、今回は全てが違う!」
鬼柳「この戦いに、俺の自分勝手な感情は無い!
全てが龍亞様の為、龍亞様の幸せの為のデュエルだ!
それに、お前は俺と戦うしか道は無いんだよ。」
遊星「そんな事は無い!俺達なら、戦わずとも話し合いで、解決できるはずだ!
まだ俺達は、龍亞とわかり会えるはずだ!」
遊星の言葉に、鬼柳は怒りを感じ、遊星に近づいていって、遊星を力いっぱい殴り付けた。
鬼柳「龍亞様とわかり会えるだと!
何を世迷い言を!ふざけるな!
お前ごときが、龍亞様の心がわかるはずがない!
龍亞様の心の痛みが、わかるはずがない!
龍亞様の孤独がわかるはずがない!」
鬼柳「そのわかりきった様な態度が、気に食わないんだよ!
龍亞様を救う事すら出来ないで、何が英雄だ!」
鬼柳はそう言った後、ゆっくり深呼吸をして、自分の感情を落ち着かせた。
鬼柳「だからこの俺が、直接お前を倒しに来たんだよ。
さぁ遊星、俺とライディングデュエルだ。」
遊星は立ち上がると、ただ静かに鬼柳を見ていた。
そして、数秒のちんもくが続いた後、遊星は自分のDホイールに、近づいていった。
鬼柳「そうだ…、それがお前だよ!
色々な御託を並べてたが、実際はデュエルする事しか考えてない。
相手を負かして、自分の考えを強制させる。
それが、お前の本当の姿だ偽善者!」
偽善者と言われた遊星は、治安維持局と戦った時、自分と戦った黄泉の事が、頭をよぎった。
遊星「違う…違う!
俺は偽善者なんかじゃない!俺の正義は、間違って無い!
俺は本気で、龍亞を助けたかったんだ。」
鬼柳「“助けたかった”って言っている時点で、偽善者だってわかるんだよ。
それに、本当にお前の正義が正しいなら、この俺に勝ってから言うんだな!」
鬼柳、遊星「ライディングデュエル・アクセラレーション!」
遂に、鬼柳と遊星のデュエルの火蓋が、切って落とされました!
鬼柳からも、偽善者って言われちゃいましたね遊星。
ショックでしょうね。